キス＋αの素晴らしい釣果をもたらしてくれた三重県の海

皆さん、こんにちは。神奈川の伊藤幸一です。
今回は、三重県の伊勢湾側の釣り場に釣行してきました。

当日は、日本海側を北上する台風の影響で、全国的に不安定な天候で晴れ間は見えるものの、雷だけが心配な状況でした。フィールドには、7時過ぎには到着しました。すでに、釣友が竿を出していますので、状況を尋ねると、それほど数は多くないが、良い群れに当たると良型交じりで釣れる、とのことです。

早速、タックルの準備をします。ロッドは、遠近探る予定なので、扱いやすいキススペシャル405CX+を選択。リールは、キススペシャル45CEをセットします。ラインは、キススペシャルEX4・0.8号。テンビンは、タングステン素材のL型ブラテン27号に、スナズリにはフロロカーボン2号60cmを接続。仕掛けは、連日の降雨で、濁りが入っているため、太陽光で蓄光して海中で光を発してシロギスにアピールするグロー留攻めキス6号50連結を選択し、8本出して結束しました。エサは、ジャリメ（イシゴカイ）と濁りに強い青イソメを用意して、交互に鈎に付けます。

1投目は、4色半へキャスト。ゆっくりサビいて、海底の変化を探します。4色少し先に、ヨブ状の凹凸が複数あるような感触が伝わりました。少し仕掛けの移動を止めて、アタリを待っていると「クックッ！」と小さいながらもアタリを捉えました。仕掛けを伸ばすようにゆっくりとサビき、追い喰いを狙います。連続してアタリがありますが、それほど大きくは無い感じです。巻き上げると、12cm~14cmクラスの小型でした。鈎掛かりの浅い個体はリリースします。この時、できるだけ魚には触れずに、短時間で海に返してあげることが大切です。

もう少し大きいサイズが釣りたいので、移動を繰り返します。数投後、大きく移動します。先ほどの場所より500mほど南側へ動きました。5色ほどキャストしてラインスラックを取っていると、すでにアタリが入っています。「あらっ？結構、遠目にも居るんだ」と独り言。そのままゆっくりとサビき追い喰いを狙います。数回の良いアタリを確認できたので巻き上げます。20cmクラスの良型を含む16cm~20cmの3連です！ジャリメ、青イソメとも喰ってきましたが、大きい個体は青イソメを喰っていました。

次の投入は、もっと沖を攻めるつもりでテンビンまでの垂らしを短くして、8本鈎仕掛けのままフルスイングで、6色先へキャストします。6色目のラインが入る前にアタリがあります。やはり結構、遠目に居るようです。ゆっくり引いては、止めるを繰り返します。あまり速くサビいてしまうと、型が小さくなってしまう可能性があるので、ストップ＆ゴーの引き方でやってみます。連続したアタリを確認したので、巻き上げてみると、17cm~19cmの4連です。ジャリメ、青イソメ両方喰っていますので、喰いに差は無いようです。

次の投入でも、同様のアタリをキャッチ！巻き上げに入るとリーリングの途中で、「ガツン！」と衝撃が走りました。ちょうど4色付近です。やり取りしようと、ロッドを寝かしてラインを送ろうとしましたが、一気に沖に走られ仕掛けが切れてしまいました。ヒラメ、マゴチなどのフィッシュイーターが居るようです。これではシロギスも逃げてしまいますので、少し移動します。そちらでも、遠投でアタリが連発します。小型の個体も交じりますが、遠投の方が比較的、型が良いのでアタリも大きく楽しめます。その後、数投したところで、また、さっきのような、リーリング途中で「ガツンッ」と来ました！今度は、先ほどよりも一気には走らないので、ロッドを寝かせてやり取りを開始します。「今度こそキャッチするぞ！」と気合が入ります。魚が沖へ沖へと走る場合は、自分が海側へ歩いてラインブレイクを防ぐようにします。魚の頭がこちらに向いていると感じるときは、ロッドで溜めて弾力を生かしながら、リールで少しずつ巻き取りながら、魚との距離を詰めるようにします。何回か繰り返しているうちに、力糸が見えました！ここからは、寄せ波にのせて、自分も後ろに下がり一気に砂浜へずり上げました。かなり良型のマゴチです。計測すると54cmの立派なサイズ。

仕掛けは、攻めキス6号50連結です。よく耐えてくれました！もちろんキススペシャルの穂先の柔軟さとキススペシャル45の巻きの滑らかさとの相乗効果でキャッチできたと思います。この大きさですので当然、投げクーラーには、入りきらないので、一旦バッカンに海水を入れて、きっちり締めます。あとは、車まで戻り、氷でキンキンに冷えたフィクセルウルトラプレミアム22Lに保管しました。このマゴチを最後に、釣りの方はストップフィッシングとし、キス・マゴチとも素晴らしい釣果をもたらしてくれた三重県の海に感謝して帰路につきました。