春の良型連掛け！鳥取県弓ヶ浜釣行

皆さん、こんにちは、神奈川の伊藤幸一です。

今回は、5月下旬に山陰・鳥取県弓ヶ浜に釣行して来ました。
夏を思わせる陽気で、まさにシロギスの投げ釣り日和！と言った感じです。

現地には、朝7時頃到着し、さっそくフィールドに向かいます。いろいろと場所を見て回りますが、流れ込み周辺が良さそうに見え、釣り座を構えることにします。仕様タックルは、ロッド・キススペシャル405BX、リール・キススペシャル45をセットします。ラインはキススペシャルEX4・0.6号―7号、テンビンはL型ブラテン仕様シンカータングステン素材27号、仕掛けは、掛けキス6号50連ビーズ仕様を5本~6本で使用します。エサは、ジャリメ（イシゴカイ）を用意しました。

ファーストキャストを6色先へキャストしました。
潮は澄んでおり、波は無くベタ凪に近い状態です。ゆっくり引いては、止めの時間を長く取りながらサビきます。今日のコンセプトは、良型の連掛け。小さいものはできるだけ避けるような釣り方を実践します。
速引きすると、どうしても型が落ちる傾向にあるからです。6色のラインを半分ほど引いたところで、掛け下がりがありテンビンが軽くなるような感触があって、海底の溝（深み）に入ったことが分かります。
ここでじっくりと待ちます。1分ほど仕掛けを止めてから少し動かした時に「クックッ！」と前アタリらしき魚信をキャッチしました。ここで絡んでもいいから・・・と、辛抱の釣りです。

30秒ほど、仕掛けを止めていると、「グッグッグッン！」と、力強い魚信に変わります。
それでも、仕掛けを動かさずに、攻めの待ち釣りを実践します。鈎数以上に魚信を感じたので、巻き上げると仕掛け絡みを発生していましたが、17cm~20cmオーバーの5連です！
かなりの高活性に弓ヶ浜のポテンシャルを実感しました。

次のキャストでも、同様の攻め方でさらにサイズアップ！
数は付きませんでしたが、20cmと22cmの2連です。エサのジャリメは、大きく付けて良型にアピールするようにします。
しばらくは、良い感じで釣れていましたが、さすがに同じポイント、距離をやっていると、型が落ちてきます。テンビンを30号固定式に替えて、試しにフルスイングで沖を攻めてみます。
8色手前に着水。7色半くらいから探ります。すぐにアタリがありますが、力強い魚信ではありません。連続でアタリが入りますが狙っているサイズではなさそう・・・。7色を切ったので巻き上げてみると、14~15cmのサイズです。悪くはないですが狙うほどでは無いです。

場所移動を決断。流れ込み反対側へ。
こちらは、波打ち際の傾斜がキツく投げ辛い形状をしていました。こういった傾斜がキツイ場所ですと、後ろに向かって浜が高くなっているので、通常の垂らし長さでキャストすると、シンカーの負荷が掛かるポイントが遅くなり、うまくキャストすることができません。通常より50cmほど垂らしを短くしてキャストします。ここでは、振り幅が狭くなり飛距離が落ちると予想して、先ほどまでの27号のシンカーから30号へウエイトアップします。このセッティングでキャストして飛距離を確保。7色ほどのところで着水して6色半先から探ります。こちらの方が先ほどの場所より深みが遠く、探り始めるとすぐに溝（深み）にテンビン、仕掛けが入る感覚を感じます。仕掛けを止めて、待ち釣り気味に釣ります。

1分ほどすると、大きくはないアタリが入ります。このまま止めておいて、小型シロギスが残りの鈎に掛かってしまうといけませんので、敢えてポイントをずらし、良型からのアタリを待っていると、「グッン！グッーン」と、まずまずの魚信をキススペシャルの穂先が捉えました！
そのまま、仕掛けを伸ばすように少しだけ仕掛けを動かし、追い喰いを狙います。時折、テンビンを引っ張りまわすような振動を感じ、対応するためにリールのハンドルを回してテンビンが手前に来るように調整しながら、やり取りを繰り返しました。巻き上げると、波打ち際から18cm~20cmの5連で姿を現してくれました！狙い通り、良型ばかりの5連に笑みがこぼれます。

リールのハンドルで調整した甲斐あって、仕掛け絡みが無かったことも良かったです。その後も、投げる方向を少しずつずらしながら探っていくと、まずまずのサイズが3連~4連で来てくれ、改めて弓ヶ浜のポテンシャルを感じることができました。まだまだ釣りたい！と思いましたが、午後からの大会の準備と休憩も考え、午前中のみでロッドを仕舞いました。
まさに今、本格的なシロギスシーズンイン。シロギスの釣れる距離もだんだん近くなっています。ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください。