2022春GW、シロギスの接岸始まる越前三里浜釣行

皆さん、こんにちは、神奈川の伊藤幸一です。

今回は、北陸の釣友情報でGW第二弾、越前三里浜へ釣行して来ました。
事前情報では、本格的に接岸が始まったとのことなので、期待しての釣行となりました。

当日は、快晴で気温もGWらしく心地よい天気です。
現地に到着するとかなりのキャスターが竿を振っています。これは期待大です！

早速、海岸に降りて、比較的空いている海岸中央付近まで歩きました。タックルを準備します。砂浜からのシロギス釣りなので、ロッドはキススペシャル405FX+を用意しました。楽しい釣りを期待してのチョイスです。リールは、FX+とは初組み合わせのキススペシャル45CE。ロッドもリールも超繊細コンビです。
ラインは、キススペシャルG5 0.8号、力糸はスピンパワー1号→7号、テンビンは、タングステン素材L型ブラテン23号、仕掛けは、掛けキス5号50連ビーズ仕様5本~8本鈎仕様とします。
エサは、ジャリメ（イシゴカイ）を、大きめに付けてアピールを高めます。

1投目を3色半付近へキャストします。低速のリールサビキで探ります。3色のブルーが入る頃よりアタリが出ました。「クックックッ」とシロギスらしいシャープで小気味良いアタリに、テンションが上がりました。2色まで引いて巻き上げると、16cmクラス2匹と19cmのシロギスの3連です！幸先の良いスタートで、群れが居てくれてホッと一安心。

本当にこのキススペシャルFX＋は、感度と掛かりの良さ、コントロール性のバランスが良いロッドで、キススペシャルシリーズの中でもよくチューニングされている番手だと思います。これだけの穂先の柔軟性を持ちながら、高感度を実現しており、且つバレにくさ＆掛かりの良さを両立しているのです。以前にも書いたかもしれませんが、「FX+」をキススペシャル史上最高の番手だと私は評価しています。だいぶ脱線してしまいました。本題に戻ります。

次の投入では、16cmクラスながら4連と情報通り好調です。ただ、気になっているのは、潮が澄み過ぎているうえにベタ凪なこと。大丈夫かなー？と思いながら同じ場所に投入していると、シロギスの型が小さくなっていきます。少しずつ移動しながら、立ち位置とキャストポイントをずらしながら釣っていくと、20cmクラスも混じりながら、3連～4連で来てくれます。海岸左手側から移動してくるキャスターに状況を尋ねてみると、左側は全然ダメ！とのこと。好調に釣れていても、やはりだんだんと喰いが落ちてきました。小さいのは釣りたくないので、思い切ってダメと聞いていた海岸中央から左側へ行ってみます。こちらは、冬の荒波でだいぶ波打ち際がえぐられており、起伏が多そうです。4色手前にキャストして探ってみますが、何のアタリもありません。2色を切ったころに、小さいアタリがあり、さらに「コツッコツッ」とシロギスではないアタリも感じます。巻き上げてみると、10cmくらいの極小シロギスに、豆フグの4連・・・。

キス・フグともそっとリリースします。これでは、ダメだ！元の場所に戻ることにします。

沖のテトラ際を攻めていないので、そこをメインに試すために偏光グラスを掛けて沈みテトラの位置を確認します。偏光グラスはTALEXレンズ搭載モデルのSTL101です。フレームが軽く、長時間の装着でも違和感が少ないため、掛けていることを忘れてしまうくらいの快適さです。テトラは5色くらいの距離にあり、半色は沈みテトラの影が変更レンズを通して確認できるので4色半までが限界と判断して、4色先へキャストします。するとすぐに良いアタリが連発！陽が昇り、障害物周りに群れていたみたいです。20cmクラス2連に16cmの3連です。多点掛けにはなりませんが、釣りとしてはアタリを確実に捉えながらの釣りなので、大変楽しく心地よい魚信を感じ取れます。

毎投、テトラ際へのコントロールキャストは若干気を使うものの、ロッド・キススペシャルのコントロール性の良さとキススペシャル45の剛性の高さが相まって、毎投ほぼ狙ったところへ正確にキャストできるので、ポイントを外さない上に、テトラに引っ掛けてしまうこともなく、快適な釣りが展開できました。
そのうちに、西風がだんだん強くなってきて、海面がざわついてきました。横風になるので、若干釣りにくいですが、我慢して釣っていると型が良くなってきました。毎投ごとに20cmクラスが入ってきてくれるようになり、強烈なアタリがきます。おそらく海面が風波でざわついたことでシロギスの警戒心が薄れ、エサを盛んに追うようになったのだと思います。その後も適度に釣れ続け、エサ切れとなる昼過ぎまで、シロギスの心地よいアタリを楽しみ十分満足できたので、越前の海に感謝しながらロッドを仕舞いました。

シマノ投げインストラクター　伊藤幸一