2017/10/09
コラム
バスフィッシングコース:『奥田学と楽しむドリームバスフィッシング』
INDEX
釣果レポート
釣行者(順不同)
伏見 和之様(当選者)、長井 智久様(当選者)、奥田 学(シマノ インストラクター)
釣行日程・場所
2017年10月9日(月)~10日(火)in 高知・さめうら湖(早明浦ダム)
※さめうら湖の利用は登録制です。詳しくは「NPO法人さめうらプロジェクト」ウェブサイトをご確認ください。
釣行前日の夕方、当日宿泊予定のホテル日航高知朝日ロイヤルのロビーで奥田 学さんと初顔合わせ。緊張の面持ちのまま、新睦会を兼ねた夕食の場へと移動してまずは乾杯!2017年の幸運な当選者は岐阜県からお越しの伏見 和之さん(左)と滋賀県からの長井 智久さん(中央)のお二人だ。
「写真撮られながら焼肉食べたことないです(笑)」と伏見さん。「ドッキリなんちゃうかと…ここ数日眠れない日々が続きました(笑)」と長井さん。奥田さんのここだけでしか聞けないトークが炸裂。お二人の表情の硬さも徐々に抜けていくのがわかる。
メディアでしか見たことのないスーパースターが目の前に。当選者のお二人は奥田さんに記念撮影とサイン攻め。この日のためにとBtフォースを持参した伏見さん。「一生の宝物です!」と興奮気味。
バスフィッシング談義に花が咲いてアッと言う間の3時間。翌日はホテルを5時出発と朝早いため、早々に投宿。おやすみ前の1枚をパチリ。明日は頑張るぞ!
早明浦ダムまで約1時間の行程で到着。まだ夜が完全に明け切らぬうちからタックルの準備に余念がない奥田さん。お二人を待ち受け、出船への準備は万全だ。
驚きの表情の伏見さん。後に聞けば「奥田さんのタックルにはルアーもワームも何もついておらずただラインが巻いてあるだけでした」と。前夜、奥田さんが語った「五感を研ぎ澄ます。最初から何も決め付けない」という言葉の意味をこの時に理解できたのだという。
いざ、ドリームツアー実釣編のスタート!ここからが本番だ。期待に胸は高鳴る!
当日の早明浦ダム、ダムサイト周辺の風景。予報では秋ながらも日中は30度近くまで気温が上昇する模様。ただし、ここは山間部。早朝は冷え込み、XEFOレインウェアの上下を着込んでちょうどいい程度だった。
「うわー!」「でかっ!」と改めて奥田さんの愛艇を目の前にして驚きのお二人。「現行バスボートでは世界で一番大きいんよ」と奥田さん。いざ、ランチング。
スタート前はこの湖で名物のアヒルも応援に駆けつけた(!?)。
高速走行で風を感じた後、最初のポイントへ到着。使うのはもちろんビッグベイトのBtフォース。前夜、奥田さんは「ルアーは開発した人間が全てを知っている」と。お二人に釣らせる、いや釣ってもらうためのアドバイスがこれから始まる。
バス釣りを始めてまだ2年という伏見さんに奥田さんが早速何かをアドバイス。ここはダム湖、急深な地形が多いため、ボートは岸沿いを流す。伏見さんには前方向へのキャストを促していたようだ。
奥田さんの言葉通りにキャストを開始。「一定スピードでの巻きしかやったことなかったですけど、奥田さんはトゥイッチを!そんな使い方もあるんですね!」と伏見さん。
「めっちゃデカかった!惜しい!」と奥田さん。伏見さんのBtフォースを果敢に襲ったのは推定50センチ後半。下を向くことなかれ、ゲームはまだ始まったばかりだ!
すると、バックシートで後方へキャストしていた長井さんにヒット!手慣れたやり取りでターゲットを船べりまで瞬時に寄せた!
そして抜き上げ!
記念すべきドリームツアー1尾目は長井さんのBtフォースに!「めっちゃうれしいです!」。破顔一笑。その笑顔に何よりの喜びを感じる。
先越された伏見さんだが、長井さんに触発されるかのようにそのパフォーマンスは見る見るうちにスペックアップ!その手にバスを持つまでにそう多くの時間はかからないことを予感させた。
ボディが強く水を押して後方に三角波を発生、独自のテールが揺れるたびに激しく水面を撹拌するBtフォース。そのアクションを見ているだけでも心は踊る。
アイドリング状態でポイント移動。次なる場所ではきっとさらなる釣果が待っている。それぞれの胸中にはきっとこんな思いが。
その場の活性を上げるべく、奥田さんは何とアラバマリグを投入。広範囲を探って魚を寄せ、伏見さんと長井さんのBtフォースにアタックさせる作戦だったのだろう。
それぞれが各々の方向へキャストを開始。釣りを続けていくうちに、チームプレーとでも言うべき一体感がボート上には生まれていた。
太陽が完全に昇ると、奥田さんは何かを思い付いたようだ。次なるポイントで、どんな戦略に入ろうというのだろうか。
お二人のために解説しながらネコリグをセッティング中。「まずはフィネスで釣ってもらおうかと」と奥田さん。
小さな流れ込み周りで長井さんに即ヒットもフックアウト…。直後に伏見さんにも待望のヒットが!
とあるクリークを進んでいくと、正面の岩盤に巨大なスズメバチの巣! どうやら台風によってその住人たちは撤退したようで、取材班共々ひと安心。
ボトム丸見え、透き通るジンクリアの水。早明浦ダムにはこんな美しい光景が各所に広がる。まさに絶景ドリームツアー! ワンダフルだ。
このクリークでは奥へ進むに従って、小魚の存在も確認できた。「生命感あるね」と奥田さん。お二人のテンションもグイグイと上がっていく。「タイミングかな。夕方、また来てみよう」と移動。
時間は正午を回り、気温は20度台後半へ。いつしか3人は薄着になっていた。汗ばむ陽気の中、高速走行時の風当たりが肌に心地よい。
奥田さんの機転で向かったのがひときわ水が良くないクリーク。「表層だけやから沈めればOK」。その読みが的中して、長井さんにヒット!
長井さんにネコリグ初釣果! 再び素敵な笑顔! そのレアなバンタムTシャツは?「あ、去年の入鹿池のイベントで入手しました」。
そして続けざまにもう1本!このヒットシーン、雑誌なら見開きで使われるレベル!!
長井さん、通算3本目! 奥田さんと共にハイ、ポーズ!
ラストは伏見さんのこの見事な一発! おそらく本日最大魚!! 今日一番の笑顔がこぼれた。
夕マズメは「生命感」のあったクリークへ。しかし、タイムアップのため後ろ髪を引かれながらも帰着へ。
「まだ夢なんちゃうかと(笑)」と長井さん、「あっという間の一日でした! もっと時間が欲しい(笑)」と伏見さん。ドリームな一日も惜しまれつつも閉幕。
続きはバンタムウェブマガジンでご覧いただきたい。
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