2024/11/26
コラム
晩秋の鳴沢湖のワカサギ釣り 【井上聡】
鳴沢湖は高崎市で運営されており
貸出ボートや釣り券が安く一日券の他、半日券もあり、
初心者が手ぶらで行ってもレンタル竿や餌なども充実。
桟橋が広くボートも大きいので女性や子供でも安心して釣りが楽しめます
11月23日(土曜)
湖畔の駐車場に車を止めて管理等へ行ったときは10時を過ぎていました。
今回も親友の高橋君と一緒に釣行。
管理棟で最近の釣れ具合やポイントを訪ねると
上手な方で200匹~300匹。黒のブイが釣れていることでした。
そこへ若いグループが休憩にやってきたので
「釣れましたか?」私が尋ねると朝からやって4匹と言っていました
私自身が今シーズン初めての鳴沢湖なので状況を把握していませんが
彼らに良いポイントを見つけたら教えてあげると約束してボートを出しました。
スタッフさんは親切で、離岸と着岸の際にはしっかりとボートをサポートしてくれるので安心です
情報通り左側の黒ブイには多くのボートがあったので
私たちは反対の入り江から魚探で探りながら進みました。
時折小さな魚影が見えたものの竿を出すほどではありません。
例年釣れる8mから水深12mの湖底付近を探りましたが
状況が良くないと判断して黒いブイのところに向かいました
日中なので釣れていない様子もありましたが
奥まで行くと、そこに知人がいてポツポツ魚を釣り上げていました。
魚探モニターには水深は5mと表示。しかし魚影はあまりありません。
群れの回遊に期待しながら新型のレイクマスターCT-ETを台座にセット。
穂先はM03Kと少し硬めしてフッキングが効くようにしました
なぜなら鳴沢湖のワカサギは比較的口が硬いのでハリ刺さりを考えてのことです
またボート釣りは40cmから50cmと穂先が長い方が
目線も遠くなるし穂先の変化も見やすくなります。
なにより姿勢が前かがみにならないので長めにした方が楽です
角度チェンジャーと延長アダプター10cmを付け、
釣れるワカサギが8cm前後のようなので1号のハリが付いた仕掛けをセット。
40分ほど粘りましたが釣果はありません・・・・
そこで岸際のところに移動。
ここではワカサギの群れを見つけることができたのですぐに仕掛けを投入すると、
穂先がブルブルと震える大きなアタリがあり
7cmほどのワカサギが水面を割って釣れました。
何匹か釣り上げたところで初心者も釣れると判断。
若者の乗った二艘のボートに手招きをしました
がなかなか気が付いてくれません。
こちらはレイクマスターCT-ETの新機能の両側ボタンを駆使。
通常はスピード2に設定。スピードシフトは4に設定。
多点掛けになった時だけスピードシフト機能で
ボタンを同時に押して早巻き上げをして釣果を伸ばしていきました。
「結構釣れるのになぁ~」
数回手を振りながらカップルの方を見ていると
やっと気付いたようで私たちの横に来てくれました。
真横のロープに付けてもらい、
湖底に魚がいるので餌を半分に切って沈めれば大丈夫とアドバイス。
すると「釣れたー」の声と同時に4人とも次々に釣れました
管理棟で私が掲載された雑誌を見ていた一人の女性が
「井上さんのファンになりました」と声をかけしてくれました。
皆さん全員レンタルの手巻きリールなので大変そうでしたが
ときには多点掛けもあり楽しそうな様子。
3時近くまで遊んだグループは、帰り際にお礼を言ってくださり
「また鳴沢湖に来ます。」と喜んで言ってくれました
私たちも早仕舞いして管理棟でお茶をいただきながら
職員の方と雑談していると、
桟橋から年配のご夫婦の方が荷物を抱えて帰ってきました
管理棟内立ち寄った奥様に「釣れましたか?」私が声がけすると
1日やって4匹でしたと言いながらクーラーの中から
ビニール袋に入った魚を見せてくれました。
それでは天ぷらにするとすぐに食べ終わってしまうでしょうからと、
私の釣り上げた110匹のワカサギを食べてくださいと差し出しました。
それを見た奥様は何度もお礼のお言葉を述べていました
鳴沢湖の釣場は風の影響も受けにくく快適ですが、
寒さが増す季節になりましたので防寒対策をしていらしてください。
また赤虫などの餌が有効な場合もあります。
白サシ、紅サシ以外にも持参されるといいでしょう。
のんびりと楽しむにはお勧めの釣場です。
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