2022/12/08
コラム
エキサイトトップ穂先と縦型スプールの使い方!!赤城大沼 (松田克久)
INDEX
群馬県を代表するワカサギ釣り場で、難攻フィールドの異名をもつ赤城大沼。
例年、1月上旬~中旬くらいから氷上釣りも楽しめる、関東の貴重なワカサギ釣り場でもあります。9月から11月いっぱいは、ボートのワカサギ釣りが楽しめます。
釣行日11月28日。
◎当日のタックル
レイクマスターCT-ET二刀流
穂先・レイクマスターエクスペックM02Eリアクションバイト
角度チェンジャーリバーシブル+延長アダプターEA10付属
ライン・レイクマスターEX4PE0.3号
仕掛け・袖型1号&1.5号8本バリ全長1.8メートル
オモリ・タングステン5グラム
◎当日の釣況
現地の売店「バンディ塩原」さんからボートをレンタルして、ハンドエレキで移動しながら、魚探で魚影をキャッチした通称「馬の背」と呼ばれる水中島のように極端に浅くなったスポット周りにアンカーを下します。
水深は7メートル弱でした。
浅いポイントなのでアンカーを下すと魚影が無くなります。(想定内)
とりあえず仕掛けをつなぎ、エサをつけて釣りをスタート!
左右の仕掛けのエサには、バラエティーに用意した、赤虫、白サシ、紅サシ、ラビットウォーム、ラビット緑をランダムにつけます。
開始早々はベタ凪で、渋々のスタート。10匹釣るのに2時間もかかりましたので、少し、沖の水深10メートルへ移動します。ちょうどその頃から風が吹きだし、湖面が波立ち始めると少し食いが良くなりペースアップ。
エサは赤虫に食ってくる事が多かったので、赤虫をつける箇所を増やして粘り強く、誘い続けてコツコツ釣っていきました。
釣れた魚は、デカサギも多くボリューム満点!!。126匹でフィニッシュ!!。
赤城で100匹釣れれば、個人的には他の湖で1000匹釣ったくらいの満足感があります。
今回、有効な釣り方だった仕掛けをフカセたり張ったりとテンションの変化を与えるエキサイトトップ穂先を使用した「テンションの出し入れ」の釣りとは?
◎レイクマスターエクスペックM02E「リアクションバイト」使って、なかなか口を使ってくれない魚を釣る方法!!
渋い釣りでは一般的に軟らかい調子を選択するのがセオリーですが、あえて硬めのM02Eを使うのはなぜか?
軟らかい調子の穂先は確かにアタリは出ますが、アタリを出すために、まずは魚にエサを食ってもらう事が先決になります。
どうすれば魚にエサに飛びついてきてもらうか、そこが重要です。
この場合、魚がエサを食う仕掛け(エサ)の動きをいかに作れるかが問題になるので、その動きを操りやすい調子として硬めの調子を選択するわけです。
への字に曲がるエキサイトトップ穂先は、小さなアタリを大きく表現する調子と言った点が特徴でもありますが、有効な使い方としてフカセ釣りをするのに適した穂先です。
フカセ釣りとは、オモリを着底させて、仕掛けを微妙に弛ませ、ふわっとした動きで魚を誘う釣り方で、赤城大沼では特に有効な釣り方です。
フカセれば釣れるかと言えば、赤城大沼はそう簡単ではありませんが・・・・
具体的なやり方としては、まず仕掛けの上部にガン玉を打ちます(ガン玉3号~B程度)。
仕掛けのヨリモドシなどもオモリの役目を果たしますので、ガン玉を打たずに出来る場合もあります。
まずは、オモリを着底させ下のオモリのテンションで穂先が曲がるか曲がらないかくらいの、「ゼロテンション」でタナを決めて、そこから数ミリ~3センチ程度、糸を送り込み、フカセを与えます。これが「フカセ幅」になります。
フカセると、仕掛けの上部に打ったガン玉が沈下し、穂先が、ガン玉の重さ分だけおじきをする形になります。これがガン玉から下の仕掛けが少しだけフケた状態です。これが誘いになり魚が反応します。
仕掛けが弛んでいると、穂先に出るアタリがぼけてしまいますが、ガン玉の重さで微弱なテンションが掛かるため、道糸(電動リールのPEライン)が張り、ガン玉が支点となりアタリが伝わりやすくなります。それでも弛んでいると、アタリのぼけとアワセ時のフッキングが甘くなるケースもあるので、聞きアワセ的に、空アワセを頻繁に入れて誘い続けて釣っていくイメージです。ふわっと、フカセる事と、空アワセ=誘いと、オモリの着底時に生まれるトリッキーな動きを連続的に盛り込んで行います。
基準になるゼロテンションを、電動リールのスプールを指で、巻いたり、送ったり・・・・アタリが止まった時に、穂先の曲がり(テンション)を微妙に変えると、いきなりアタリが出る事も多いです。縦型スプールのレイクマスターCT-ETなら、このテンションの出し入れが直感的に素早く行えるのも利点です。
頻繁にこのテンションの出し入れを繰り返し、誘いの連続で食わない魚を反応させるイメージの釣り方になります。
エキサイトトップ調子穂先のレイクマスターエクスペックM02EやM01Eは、「リアクションバイト」のネームがついていますが、まさに、上記のような釣り方をしやすいコンセプトの穂先となっています。
食い渋り時のなかなか、口を使ってくれない状況での一手として是非!お試しあれ!!
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