2020/01/20
コラム
NESSAの熱がさらにヒートアップ! ルアーサイズローテでさらに深みを増すサーフゲーム

冷めることのないサーフゲームの熱気。熱砂のメタルドライブとウィングビームに新たなサイズが追加ラインアップされる。そのモデルの特徴と使い方を、サーフの達人・堀田光哉さんに実釣を交えて解説してもらった。
樹脂製ボディでシャロー攻略性能UP!
アピール力と泳ぎのレスポンスも向上!
じっくりスローフォールで見せる場合も38gを
– まだ太陽が昇り切らない秋のサーフの朝マヅメ。砂浜にはイワシが何尾か打ち上げられており、フィッシュイーターの接岸が期待できる。こんな状況で、堀田さんはどんなルアーから投げ始めるのだろうか。
「メタルドライブ38gから試してみます。これはメタルドライブのサイズアップ版で、構造が体積のあるプラスチックボディになっています。大きくなったことで水押しもアップしていますし、朝の活性の高い魚を拾っていけそうです」
– 風はほとんど吹いておらず、気持ちよくロッドを振り切ってロングキャストができる状況だ。メタルドライブはボディとワームがキャスト時に分離することで、ワーム系ルアーとは思えないほどの飛距離がでる。サイズアップした38gも、当然飛距離は申し分ない。
「サイズアップ38gが清々しいほど遠くに飛んでいきますね。安定して90mの飛距離が出ていると思います。メタルジグの距離にいる魚にワームを見せることができる、これがこのルアーの利点です」

サイズアップしさらにアピール力が増したメタルドライブ38g。32gとの使い分けでさらに攻略の幅が広がる。
– では32gと38gの使い分けは?
「32gはメタルボディで沈みが速い。なので深い場所や流れの速い場所に良いですね。38gはその逆で、浅い場所をゆっくり引いたりする釣りにマッチします。じっくりとフォーリングで見せるといった使い方も良いですね。重量差は6gですが、ボディのシルエットや存在感には差があるので、ベイトの大きさでも使い分けることができますよ」

サイズアップしたメタルドライブの重さは38gで、しっかりと重さをロッドに乗せてキャストすることができる。テストでは平均飛距離92.2mをマーク。これまでワームが届かなかった場所を攻めることができるメリットは大きい。
ウェイトアップしてアピール力も向上した新生メタルドライブ誕生!
ハードボディとワームをオリジナルクリップで接続したメタルドライブのサイズアップモデル。
ワームも大きくなり、その存在感はさらにアップした。飛距離はもちろん優秀で、ハードベイトやメタルジグの攻略範囲に届かせることができる。

001 キョウリンイワシ
※狂鱗:001、002、009、010のみ
AD(アーチドライブシステム)でジグの飛距離が射程圏内に!
ワームの難点である飛距離を克服するのがAD(アーチドライブシステム)。ボディとワームが分離することで後方重心になり、一直線の棒状になり空気抵抗も減る。泳ぎ出せば自動的に元に戻って一体化のスイム姿勢をキープする。

樹脂製の大型ボディでアピール力が向上!
メタルドライブ38gは、いわゆるハードベイトのようなウェイト内蔵の樹脂ボディ。こうすることで、ボディの体積を増やすことができ、水を受ける面積が増し、ゆっくりと大きな動きが出せる。水押しアピールも大きく、広い範囲に存在感をアピールする。

メタル&樹脂、2つのボディを使い分けよう!
32gはメタルボディのため抵抗感が小さく沈みも早い。流れが速い場所などで使いやすい。一方で、38gは樹脂ボディの大きなフラット面がルアーのフォール速度を抑え、シャローを引きやすく、スローに巻く釣りにも対応。この特徴の差で両者を使い分けよう。

広範囲の魚にルアーの存在感を知らしめるウィングビーム110HSの強波動
強アピールで朝マヅメのワンチャンスをものにした
– ベイトっ気のある朝のプライムタイムが続く中、ついに待望のヒット。ルアーはウィングビーム110HSだ。慎重に寄せて、見事ヒラメをキャッチした。
「着底してからのスローリトリーブでガツンと喰ってきましたね。スローでも強い動きで安定してスイムし続けてくれるがこのルアーの良いところです」
– ウィングビームのサイズアップ版がこの110HS。動きがさらにワイドになり、存在感もアップした。巻いている様子を見てみると、リトリーブ中はロッドティップが激しく震えている。それだけ大きな動きが出ているのだ。
「お尻を大きく振る強いウォブリングアクションが出ています。ここまでアクションが強いとバランスを崩しやすいのですが、サイドにフィンを付けることで、速く巻いても遅く巻いても安定したスイムアクションが出ますよ」

波打ち際でボイルしていたシーバスがヒット。小魚を元気に追い回していた高活性な魚だ。アングラーのやる気も上がる朝マヅメの1尾。
– 朝マヅメの時間帯を過ぎると、ベイトフィッシュや鳥の雰囲気もなくなってくる。こうなってくるとヒラメの居場所も絞り込みにくくなってくる。
「時合いが過ぎたタイミングで魚を探してランガンしていく場合には、このルアーはぴったりですよ。アピール力があるから、広範囲の魚にルアーの存在を気づかせることができる。1キャストで広く探れるから、歩きながら釣っていくのも良いし、初めてのエリアで魚の居場所がわからないような状況にもオススメですよ」

着底後のボトムリトリーブで強烈なアタリが出た。狙い通りの気持ちの良い1尾をウィングビーム110HSでキャッチ。「ガツンと喰ってきましたよ。高活性時の魚にアピールする強いウォブリングアクションが効きましたね」
ウィングビーム110HSは固定重心で貫通ワイヤー。 サーフに潜むあらゆるターゲットに使えるルアーに仕上がっている。

良いとこどり! シンペンの飛距離にミノーのウォブリングがプラス!
ヘッドのフィンが水を掴んで大きなウォブリングアクションを発生。
ミノーのリップのような空気抵抗は無いので、飛距離はシンペン並みだ。ゆっくり巻いてもワイドに大きく動いて、レンジキープ力も高い。面責を増したフラットサイドボディには狂鱗ホロとも相性が良い。

001 キョウリンイワシ
※狂鱗:001、008、010のみ
サーフをランガンするなら、ハイアピールの110HS!
広大なサーフで魚を探し出していく釣りには、存在感のあるルアーが有利。ウィングビーム110HSは十分な飛距離で幅広く探れることに加えて、動きも大きくボディの存在感もあって、ランガンしながら探っていくのにぴったり。初場所攻略にもオススメだ。

ひと回り大きくなって、アピール力がグッとアップ
ウィングビーム80HSと比べると、その大きさはひと回り違う。そのシルエットや動きのアピールが増して、より広範囲の魚にルアーの存在を気づかせることができる。飛距離のテストでは安定して90m前後を叩き出している。

左右のフィンでボディの横倒れを抑え、スイミングレスポンスを強化
ボディ後部のサイドにもフィンを搭載。これにより、スイミング中のボディの横倒れを抑え、ルアーが暴れすぎないようにしている。このフィンによりスローに巻いてもしっかりとワイドに泳がせることができる上、しっかりとレンジもキープ。シンペンの悩みの種を解決している。

朝マヅメ、高活性、そんな時こそハマりやすいサイズアップモデル
マヅメ時の魚の活性が高い時に効率良く釣りを展開していけるのがアピールの強いルアー達。
ここで紹介したメタルドライブ38gとウィングビーム110HSをローテーションに加えることで、攻略の範囲は一気に広がっていくはずだ。


メタルドライブ 38g&ウィングビーム110HS 共通アクション
より簡単になったシャロー攻略とドリフトアクション!
メタルドライブ38gとウィングビーム110HSに共通して言えるのは、ボディの水押しが強くなったことで抵抗感が増し、シャローを引きやすくなったこと。さらに、ドリフトアクションもさせやすくなり、潮に乗せて流して見せるという釣りにもマッチする。

この日は沖に鳥山ができ、イワシが打ち上げられていた。こんな状況では飛距離が物を言う。
メタルドライブ38gとウィングビーム110HSの遠投性能はメタルジグ並みで、ルアーを遠くにプレゼンテーションすることが可能だ。


タックルデータ
【リール】ツインパワー C5000XG
金属ローターとアルミボディでタフさと強い巻き心地のツインパワー。「ステラに迫る性能で、剛性感も巻き心地もバッチリ。ファイトで強い負荷が掛かった時も、不安なくグリグリ巻いて寄せることができましたよ」

C5000XG
【ライン】ピットブル8+ 1.5号
ラインはピットブル8+の1.5号。耐久性に優れたラインで、細かい砂が水中に舞うサーフの釣りでもその使用感が長持ちする。「伸びの少ないラインで感度が良い。魚がじゃれついたり、ゴミが引っかかったりという変化が見分けやすいですよ」

C5000XG

ロッドはネッサ リミテッドS104MHをチョイス。ミディアムヘビーパワーで、やや大きめのルアーのルアーを扱える。

ギア比が高くても、その巻き感やパワーに不足なし。負荷が掛かった状態でしっかり巻き切ることができるのが、新しいツインパワーの剛性感だ。
ロッド:ネッサ リミテッド S104MH
リール:ツインパワー C5000XG
ライン:ピットブル8+ 1.5号
リーダー:フロロリーダー 5号

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