2025/01/23
コラム
エクスセンスコース:「嶋田仁正と行く東京湾のボートシーバス。初めてのシーバス釣りと、ジャイアントベイトでの釣果を夢見て」。
釣果レポート
釣行者(順不同)
小林様(当選者)、中田様(当選者)、嶋田 仁正(シマノ インストラクター)
釣行日程・場所
2024年11月8日(金)~10日(日)in 東京都・東京湾
11月8日の正午。羽田空港でインストラクターの嶋田さんと、当選者の小林さん(画像左)と中田さん(画像右)が合流しました。
最初は2人とも少し緊張した様子でしたが、嶋田さんの持ち前の明るさとトーク力で、あっという間に和やかな雰囲気に様変わり。これから2泊3日の夢のひとときの始まりです。
無事に全員合流したら、初日は移動日で、空いた時間で明日の釣り場を見に行くことになりました。
そこで見られた光景は、空を美しいオレンジ色に染める夕日。少し目線を変えると横には富士山の姿まで見られるという絶好のタイミングだったのです。
そして嶋田さんからは、翌日にボートで訪れることになる場所がどんなポイントなのか、最近はどのような状況だったのかという話をしていただきました。
秋のハイシーズンというタイミングも相まって、シーバスの釣果は悪くはないとのこと。沈みゆく夕日を見ながら、テンションは上がりっぱなしで、期待はますます高まって行きました。
こうして暗くなったところで初日は終了。和気あいあいとした雰囲気の中、豪華な食事で活力を注入し、明日の実釣に備えることとなりました。
2日目。待望の実釣の時間です。お世話になる遊漁船は、千葉県の船橋エリアから出船している「海猫」さんです。船長が言うには、朝マズメの活性が特に高いということで、早朝の5時を目安に港を出船となりました。
今回、京都から来られたという中田さん。シーバスフィッシングは普段から楽しんでいるものの、釣り場の傾向として、なかなか釣果を上げるのは難しいことが多いという話でした。
そしてもうひとりの小林さんは、北海道から参加。普段はトラウトを狙って魚釣りを楽しんでいるとのことで、シーバスを狙って釣るのは初めてとのことでした。
そんな背景事情もあって、中田さんは「アーマジョイント280F フラッシュブースト」を使って釣果を上げたいとのこと。一方で、まだシーバスを釣ったことがない小林さんは、まずは1匹という目標を胸に実釣をスタートさせて行きました。
出船して30分ほど船を走らせポイントに到着。周囲はまだ薄暗い状況ですが、さっそくキャストを開始していきます。この時の東京湾では、ボラがメインのベイトになっている状況で、表層に反応が集中しているということでした。
その情報をもとに、嶋田さんからのアドバイスで「カウンターウェイク 160F ジェットブースト」をキャストしていた小林さんにさっそくチェイス。引き波を立てて泳がせているとルアーの後方で「ボフッ」という激しい捕食音が鳴り響いたのです。
しかしこれは惜しくもヒットにならず。しかし予想以上に早く得られた反応に、興奮が収まりません。すかさずキャストをやり直して表層で引き波を立てていると、激しい捕食音とともに激しくロッドが絞り込まれました。
こうして嶋田さんもランディングでサポート頂いた後、無事にシーバスをキャッチ。記念すべき初めてのシーバスと、その喜びを船中の皆で共感した感動の瞬間でした。
興奮冷めやらぬなか「まだまだ始まりにすぎないよ!」と嶋田さん。ジャイアントベイトでシーバスを狙う中田さんのフォローに回ります。そこでは、中田さんの動作を見つつ、ルアーを泳がせるスピードや、ロッドでアクションを付ける時のちょっとした違いについてアドバイスがありました。
嶋田さんにとって「アーマジョイント280F フラッシュブースト」は、開発に大きく携わった強いこだわりのこもったルアーのひとつ。そんな事情もあって、より効果的な使い方を細かく伝授していただく形になりました。まさにドリームツアーならではです。
そんなアドバイスが功を奏したのか、中田さんにも待望のヒットの瞬間が訪れます。表層を意識してアクションさせていたところ、シーバスが激しく喰いついてきました。この釣果にホッと一安心した様子の中田さん。自分のこだわりのスタイルを貫いてキャッチした、喜びの大きい特別な1匹となりました。
その後は、お昼休憩を挟みつつ、順調に釣果を伸ばしていく小林さんと中田さん。
ガイドしていただいた「海猫」の船長の卓越したポイント選定のおかげもあって、あっという間に夕マズメの時間帯となりました。
こうして大満足の2日目は終了。最初は無事に釣果が出るか不安な部分もあったかもしれませんが、気づけばそんな気持ちも忘れるほど夢中に。ディナーに舌鼓を打ちつつ、実釣を振り返る話にも花が咲きました。
そして迎えた最終日。今度はさらに目標を高くしてシーバスを狙うことになりました。昨日初めてシーバスを釣った小林さんは、まだベイトタックルを使ったことがないとのことで、今度はそれで釣果を目指します。
そしてジャイアントベイトにこだわっていた中田さんは、さらなるサイズアップを狙うという目標を掲げて挑むこととなりました。昨日同様に出船し、いざ実釣です。
さらに、この日はトップウォーターへの反応もよい状況ということで「コノシロペンシル 185F」もローテーションに加えながら狙っていきます。このルアーは全長185mmで一般的なペンシルベイトと比較すると少し大きめ。最初はこのサイズのルアーの操作に、2人とも少し戸惑っていた様子でした。
しかし、嶋田さんのアドバイスで、ルアーを簡単に操作できることがわかり、あっという間にコツを掴んでいきます。
また小林さんは初めてのベイトタックルでのキャストでしたが、その扱いも難なくクリア。あとはシーバスが喰い付いてくるのか、昨日とはまた違った期待に胸が膨らみました。
こうしてしばらくすると、小林さんにチャンスが訪れます。ルアーに激しいバイトがあった瞬間。直後にフッキングを入れたのですが、これは鈎掛かりまでいたりません。それを見ていた嶋田さんは、気持ちをグッと我慢して重みが伝わるまでアクションを続けることが重要とアドバイス。
そのアドバイスが見事に的中し、小林さんはその後に訪れた待望のバイトを狙い通りヒットに繋げました。これには小林さんも思わずガッツポーズ。悔しい思いをしていただけに、嬉しさが何倍にも増幅された1匹でした。
一方で中田さんも「コノシロペンシル 185F」を使って表層の反応を探っていきます。するとバコッ!と中田さんのルアーに激しくバイト。激しいやり取りを制してグッドサイズのシーバスをキャッチしました。
それに触発されたのか、さらに小林さんも再びヒットの瞬間が訪れます。なんとダブルヒットです。バラさないよう慎重にやり取りをして無事にキャッチ成功。この日一番とも言えるほど、船中が盛り上がった瞬間でした。
こうして最終日は、朝からお昼すぎにかけて存分に魚釣りを楽しみ、やがて終了の時間に。天候や釣果にも恵まれたあっという間の3日間でした。
北海道から来られて、色々と初めて尽くしだった小林さんは、シーバス釣りの魅力を知れて本当によかった。まさに夢のような体験だったと最後に教えてくれました。
そして京都から来られた中田さんは、こんなにシーバスが釣れるとは思わなかった。ランカーサイズを出せなかったのが心残りなので、プライベートでまた訪れたいと、すっかりこの釣りの魅力から抜け出せなくなっている様子でした。
こうして最後は、たくさんのシーバスを釣ったルアーに嶋田さんのサインを書いていただき記念撮影。
港で解散となり、夢のひとときを過ごした「エクスセンス ドリームツアー 2024」は幕を閉じました。
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