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2023/04/21

コラム

エクスセンスルアー春の徳島リアルフィッシング 田上明茂

エクスセンスルアー春の徳島リアルフィッシング 田上明茂

躍動的なファイトとセレクティブなルアーへの反応で、多くのアングラーを魅了しているシーバスゲーム。その魅力を深堀り、釣果を引き出すためのブランド、エクスセンスのルアーを使い、徳島県をホームとするシーバスアングラー田上明茂が、地元フィールドで実釣する。

マイクロベイトパターン

田上さんが今回狙うメインターゲットは、ボラの稚魚であるハクを捕食しているシーバス。いわゆるマイクロベイトパターンだが、近況では釣果は厳しいという。「口を使わんだけでプレッシャーなのか、エサとかファクターが揃ってないのか、(護岸沿いに)いるシーバスに対してどのルアーが効くのか、いろいろな反応を見て変えてみて……」。ゆったりと水を押すアガケ95F ジェットブースト(キョウリンPC)の表層から、中層のサルベージ85ES(キョウリンイワシ)へとシフトして様子をさぐるが、前情報の通りやはり本調子とはいかないようだ。

護岸沿いを泳ぎ回るハクの習性から、プレッシャーをかけないようにタイトに撃っていく。

護岸沿いを泳ぎ回るハクの習性から、プレッシャーをかけないようにタイトに撃っていく。

食い気よりもリアクション

「また何かのタイミングで始まると思うんだけどね」。カラーチェンジしたサルベージ85ESの足元でのリフト&フォールにバイトはあったがキャッチできず。カラーをキョウリンイワシに戻してのバイトを、今度は確実にランディングまで持ち込んだ。「弱い釣りにすごい反応が弱そうだったんで、一気に底、中層あたりをぐりぐり巻いて喰わした感じですね」。ベイト(ハク)こそいるが、食性よりもリアクションを感じさせる反応から、引き続き同じ釣りで流してみるが反応はない。プレッシャーを抜く意味も込めて1時間ほど休憩をとり、夕マズメにリトライするが、やはり魚信はなかった。

サルベージ85ESのカラーをキョウリンSIにチェンジする。

サルベージ85ESのカラーをキョウリンSIにチェンジする。

「あー!」。待望のバイトから、痛恨のフックアウト。思わず声が漏れる。

「あー!」。待望のバイトから、痛恨のフックアウト。思わず声が漏れる。

ハクが水面を逃げ惑う中、1本掛かりを慎重にランディングしてキャッチ。
ハクが水面を逃げ惑う中、1本掛かりを慎重にランディングしてキャッチ。

ハクが水面を逃げ惑う中、1本掛かりを慎重にランディングしてキャッチ。

ナイトゲームでも復調ならず

デイに逃した1本を取り返すべくナイトゲームの時間帯に突入。場所を移動すると、狙いを橋の明暗部に絞り、沖のボイルも見えたことからアガケ95F ジェットブースト(キョウリンPC)の表層引きからスタートする。中層、ボトムへのレンジシフトはもちろん、明から暗への王道流し、逆に暗から明へのリアクション狙いと、まさに手を変え品を変え挑むが、潮流が弱いこともあり、思ったようなスポットに打ち込むことができず。そのまま無念のタイムアップを迎えた。

ナイトではマイクロベイトにはこだわらず、いろいろと試してみるが反応はなかった。

ナイトではマイクロベイトにはこだわらず、いろいろと試してみるが反応はなかった。

朝マズメに望みをかけるも

2日目の朝イチは昨日昼間にアガケで反応がよかったスポットへ。「朝マズメはちょっと潜らせて、表層じゃなくて潜らせて反応を見たいと思います」。しかし、意に反して中層での反応は厳しく、さらにボイルも起こらず。潮やベイトといった変化は兆しだけで終わり、チャンスタイムが機能しなかった朝マズメが過ぎると、潮が下げだしたタイミングで別の場所へと移動する。「手前でやっておけばよかったね」。シーバスの姿は見えたが、水に入っていたこともあり喰わせることはできなかった。アガケ95Fジェットブーストへの反応が良くなってきたことが、今後への光明かと思われたが……。

朝マズメもフックセットには至らず。キャストと思考を繰り返し、手立てを手繰り寄せる。

朝マズメもフックセットには至らず。キャストと思考を繰り返し、手立てを手繰り寄せる。

護岸から落ちるベイトを狙うシーバスの姿は見えたが、バイトまでは持ち込めなかった。

護岸から落ちるベイトを狙うシーバスの姿は見えたが、バイトまでは持ち込めなかった。

厳しい時間が続く

橋脚へ移動し流れのヨレを狙った後に再び護岸へ入るが、反応がないまま時間だけが過ぎていく。それでも護岸にこだわり続けるが、やはり喰うまでには至らず。大きく移動して流れを変えることを試みるが、どの場所にもピンとくるようなスポットは存在しなかった。田上さんの頭に引っかかるのは、やはり護岸のマイクロベイトパターン。「ちょっとわからんけど、やってみます」。昨日と同じ時間に釣れた場所にエントリーしてみることに。

昼過ぎまで少しでも良い場所をと水を見て回るが、干潮にも重なり夕方まで待つことに。

昼過ぎまで少しでも良い場所をと水を見て回るが、干潮にも重なり夕方まで待つことに。

午後になり昨日釣れたエリアへ。ベイト(ハク)は見えるがボイルは起こらない。

午後になり昨日釣れたエリアへ。ベイト(ハク)は見えるがボイルは起こらない。

ボトムの変化を狙って連続キャッチ

苦難の時間は続き、日没を迎えると2回目のナイトゲームへ。今日は明暗ではなく起伏のあるボトムの流れを狙ってみる。ルアーは投げ続けてきたアガケ95Fジェットブースト(キョウリンIG)。「よしきたっ!」の声と共に鋭くアワせてファイト。「(底の落差の)高い所に落としてアガケを流れに乗せて落ちた所まで流してやったら、その高低差のあるところにスズキが待ち構えていて、落ちてくるベイトを捕食している個体だと思うんですけど、そいつを狙って流したら1発で喰ってきました」。潮と雰囲気のふたつの意味で流れが良くなったのか、そのまま2本目もキャッチした。

息を飲むファイトを制してネットイン。まさに待望の1本となった。

息を飲むファイトを制してネットイン。まさに待望の1本となった。

1本目と同じく沖のボトムの落差で喰ってきたサイズアップした2本目。

1本目と同じく沖のボトムの落差で喰ってきたサイズアップした2本目。

流れを利用したアガケ95Fジェットブーストが活躍

3本目もアガケ95Fジェットブースト。「同じように表層をドリフト気味に流して、流れてる筋に流し込んだ所でガツンと喰ってきた魚でしたね」。下げの流れを利用する田上さんが得意とするパターンで3本を連続捕獲し、2日目の釣行を終えた。「元々渋い状況ではあったんですけど、やっぱり渋かったのかなと。初日のナイトゲームも散々な結果で終わって、2日目のデイゲームはあまり反応が無かったんですけど、ナイトでポロポロと反応をもらったんで楽しめたかなと思います」。徳島県のシーバスゲームが特にアツくなるのは6月だという。まだまだゲームは終わらない。

もどかしい時間が続いてからの連発劇。アングラーとしてたまらない瞬間だ。

もどかしい時間が続いてからの連発劇。アングラーとしてたまらない瞬間だ。

3日目は朝マズメの短い時間のみだったが、集中して狙い続けた。

3日目は朝マズメの短い時間のみだったが、集中して狙い続けた。

流れを利用したアガケ95Fジェットブーストが活躍

<タックル>
ロッド:エクスセンスジェノス S910M/R
リール:ステラC3000XG
ライン:ピットブル8 1.0号
リーダー:エクスセンスリーダーEXフロロ 5号

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