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2023/01/20

コラム

インショアゲーム×黒田健史&家田成大 in東京湾 これぞインショアの真髄! 気軽・手軽に楽しむブリーム&シーバス ~実釣編~

浜名湖がホームフィールドの黒田健史さんが、東京湾でインショアゲームを楽しみにやってきた。家田成大さんがエリアを案内しながら、ブリームとシーバスをターゲットに、手軽かつ気軽に楽しめるインショアの魅力を紹介していく。

プロフィール

黒田健史 KENSHI KURODA

ブラックバスのトップトーナメントで活躍するコンペティターであり、ソルトルアーのスペシャリストでもある。地元の浜名湖ではシーバス・ブリームをメインにしたボートガイドも行なう。

家田成大 SHIGEHIRO IEDA

2005年からインショアゲーム船ガイドとして活躍。東京湾のキャスティングゲームを良く知るひとり。ガイドが休みの日にも様々なフィールドに釣行し、自身のスキルアップにつなげている。

浜名湖と東京湾のインショアゲーム、その違いと共通点

黒田さんと家田さんは、それぞれのホームにおけるインショアゲームの達人である。まず、それぞれの地域におけるインショア事情を聞いてみよう。

家田

東京湾ではシーバス、そしてクロダイ・キビレのブリームがインショアゲームの代表格。あと、メバルやカサゴ、アジといったライトゲームも面白いですし、砂地に行けばマゴチといったフラットフィッシュゲームも楽しめる。少し外側へ行けばサワラ、イナダなどの青物もターゲットに入ります

黒田

浜名湖でもシーバス、ブリームをメインに、フラットフィッシュも楽しめます。東京湾は定期的に来るんですが、浜名湖とは全然違う雰囲気の中で釣りをするのが、僕にとっては新鮮ですね。東京湾でのそれぞれのターゲットのシーズナルはどんなイメージですか?

家田

シーバスなら1年を通して楽しめますよ。ブリームも釣り方を合わせて行けば1年中釣れるターゲットですね。春はメバルやカサゴのライトゲームが楽しめて、マゴチは春から秋。夏場はアジが楽しいですし、秋口からは青物も楽しい。1年を通していろいろな釣りが楽しめるんですよね

シーバスと並んで人気のターゲットがブリーム。エリアや釣法を吟味させていけば1年を通して釣ることが可能だ。

シーバスと並んで人気のターゲットがブリーム。エリアや釣法を吟味させていけば1年を通して釣ることが可能だ。

東京湾の港湾部はまさにコンクリートジャングル。ショアや概要の釣りとはまた違った雰囲気で楽しめるのもおもしろい。

東京湾の港湾部はまさにコンクリートジャングル。ショアや概要の釣りとはまた違った雰囲気で楽しめるのもおもしろい。

ビギナーも、すぐにエントリーできる気軽さがインショアの魅力

黒田

インショアはショアとオフショアの中間の釣りを指すんですが、これは新しい釣りというわけではなくて、自分たちがこれまで長くやってきた釣りです。東京湾の沿岸部は波もそれほどないから船酔いしにくいと思いますし、船の釣りのビギナーでもエントリーしやすいのかなと

インショアゲームの最大の魅力は手軽さと気軽さ。まだ釣りの経験が浅い初心者アングラーでも釣りが楽しめるのがこの釣りだとふたりは語る。

黒田

シーバス・ブリームに関しては、ブラックバス用だったり、ブリームのオカッパリ用タックルをそのまま持ち込んで楽しめる、それも魅力ですよね。自分も浜名湖でやる場合はバスタックルでラインだけを変えたりして使ってますから。すでに持っているタックルを流用して狙えたりできるので、エントリーしやすいと思います。また、ショアからでは狙えない場所ができるのは、船ならではですね

家田

確かに、ポイントのバッティングはショアよりは圧倒的に少ないし、いろいろなポイントをどんどん回っていける機動力の高さは、小型ボートの最大のメリットです。チャーターなら気の会う仲間同士でもできるし、乗合なら一人で気軽に楽しめる。それがインショアゲームの大きなメリットですね
インショアは小型ボートでの釣りがメイン。機動性を生かして小場所をガンガン移動していけるので、短時間でも効率の良い釣りが楽しめる。

朝一は高活性なシーバスゲームを楽しむ

黒田健史さんと家田成大さんによるインショアゲーム、まずはシーバス狙いからスタート。

家田

移動中に鳥山を見つけたんで、そこをやってみましょう。おそらくイワシが入っているんだと思います。シーバスのボイルも見えますね。黒田さん、投げてみてください!

黒田さんがサルベージ プレート 115Sを投げるとすぐさま反応があり、あっという間にシーバスを2尾キャッチ!

移動中に偶然鳥山を発見。見逃さずアプローチするとすぐにシーバスを2尾キャッチ。短い朝の時合いを見事捉えることに成功。

続いてもポイントでもシーバスのボイルが起きており、ルアーをタイミングよくアプローチすることができれば高確率でシーバスがアタックしてくる。ルアーはサルベージ プレート115Sやサルベージ ソリッド 85ESなど。シーバスのボイルに向かってキャストし、数秒沈めてからストレートリトリーブで巻いてくるというもの。

黒田

やっぱり東京湾はシーバスの魚影が濃いですね! 浜名湖にもシーバスはいますが、ここまでたくさん釣れないですし、東京湾のはシーバスのアベレージサイズが大きい! いやぁ本当に楽しい!

シーバスのボイルにルアーをタイミング良くアプローチすれば高確率でヒット。この日は50〜60cmをメインに70cmクラスまで混じり、アベレージサイズが大きかった。

人によって差が出るゲーム性が面白い! ブリームボトムゲーム

シーバスに続いて今度はブリーム狙いにシフト。港湾部の壁付近や河口域の砂地、消波ブロックの周辺などを狙っていく。ルアーは3インチクラスの甲殻類系ワームで、これをフリーリグやグライドリグで使う。シンカーは10〜14gを水深や流れで使い分ける。アクションは着水させてからのズル引きやボトムバンプだ。

黒田
アクションはいろいろ試して、その日のヒットパターンを見つけてください。ブリームはちょっとした差でバイトが出る出ないがはっきりしていて、横並びで同じルアーを使っていても人によって釣果に差が出たりします。どうやったら釣れるかパターンを探していく、そのゲーム性が楽しいんですよね

家田

ワームでのブリーム狙いのコツとしては、ボトムからルアーを浮かせないこと。シンカーをボトムから離さないようにズル引きする、これがまずひとつ。ボトムバンプも有効なパターンで、これもルアーを浮かせ過ぎず、毎回ちゃんとボトムを取っていくことが大切です。あと、ルアーがボトムに向かっていく途中にバイトしてくることが多いので、フォール中も気を抜かないようにしましょう
東京湾のブリームゲームは大型河川の河口域でやることが多い。砂地にカキ殼が絡むような場所が多いが、コツを掴めば根掛かりはそれほど多くはない。黒田「浜名湖は超ハードボトムの超シャローエリアでやることが多いので、根掛かりが多い。それと比べると東京湾はかなり釣りやすいですね!」

東京湾のブリームゲームは大型河川の河口域でやることが多い。砂地にカキ殼が絡むような場所が多いが、コツを掴めば根掛かりはそれほど多くはない。黒田「浜名湖は超ハードボトムの超シャローエリアでやることが多いので、根掛かりが多い。それと比べると東京湾はかなり釣りやすいですね!」

この日はキビレの反応が良好。ゴツゴツというアタリをフッキングしていくと、ブリーム特有の突っ込むような引きでアングラーを興奮させる。両者ともコンスタントに当たりが出て、順調に枚数を重ねていく。
黒田さんはブリームゲームの定番ゲスト、マゴチもキャッチ。こういった嬉しいサプライズがあるのもインショアゲーム。

黒田さんはブリームゲームの定番ゲスト、マゴチもキャッチ。こういった嬉しいサプライズがあるのもインショアゲーム。

ブリームゲームと同じ場所で、ビッグペンシルでシーバス狙い!

続いてはシーバスのビッグトップゲーム。大型のペンシルベイトの釣りはオープンウォーターでコノシロなどの群れの上を通していくことが多いが、港湾部の壁際にいる居着きシーバスにアプローチしていく。ここは先ほどブリームを釣っていた場所のすぐ近くだ。

黒田

ブリームのボトムゲームをやったすぐ近くで、時間を変えて今度はビッグペンシルを入れる。攻め方を変えるだけでいろんな釣りができるのはインショアの楽しいところですよね
壁際にコノシロペンシル185Fをキャストし、ドッグウォークさせてくると水面が割れた。同じシチュエーションでも釣り方が変わればターゲットも変わる。

ブリームもシーバスも思い描いたような展開で進めることができ、黒田さんも大満足のインショアゲームとなった。

黒田

港湾部などの浜名湖であまり見ないシチュエーションで釣りができたので新鮮で楽しかったですね。そして、インショアはルアーフィッシングの基本が詰まっていますね。インショアで釣りを覚えたことをショアに持って帰れるし、オフショアへのステップアップにも繋がる。ビギナーの方にこそ、ぜひ楽しんで欲しい釣りだと思います。インショアはビギナーにも初めてもらいやすいし一方で、釣りを長くやってきている自分もとても楽しめました。家田さん、今度は浜名湖で一緒に釣りをしましょう!

家田

はい、ぜひまた遊びに行かせてください!



この記事で使用している製品

黒田健史タックル
シーバス用その1
ロッド:ディアルーナBS S610M
リール:ツインパワーXD C3000HG
ライン:ピットブル8+ 1号
リーダー:エクスセンスリーダー EX フロロ 16ポンド(4号)


シーバス用その2
ロッド:ディアルーナBS B610M
リール:SLX DC 71XG
ライン:マスティフFC 20ポンド


シーバス用その3
ロッド:ディアルーナBS B63H
リール:エクスセンスDC SS HG
ライン:PE4号
リーダー:ナイロン30ポンド


ブリーム用
ロッド:ブレニアスXTUNE B76ML
リール:アルデバランBFS HG
ライン:ピットブルG5 1号
リーダー:エクスセンスリーダー EX フロロ 16ポンド(4号)

家田成大タックル

シーバス用その1
ロッド:ディアルーナBS S610M
リール:ツインパワー C3000MHG
ライン:ピットブル8+ 1号
リーダー:ナイロン25ポンド


シーバス用その2
ロッド:ディアルーナBS B63H
リール:エクスセンスDC XG
ライン:グラップラー8 PE 3号
リーダー:ナイロン50ポンド


ブリーム用
ロッド:ブレニアスXTUNE B76ML
リール:メタニウムシャローエディション XG
ライン:ピットブル8+ 1号
リーダー:エクスセンスリーダー EX フロロ 16ポンド(4号)



※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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