ブレニアス エクスチューン

【22SS新製品 ブレニアス】ブレニアスエクスチューン / 嶋田仁正 × 黒田健史【シマノオンラインフィッシングショー】

【ブレニアス】ブレニアスエクスチューン × 浜名湖 / 黒田健史

ハイエンドモデルとなるブレニアス エクスチューンにはロッドのブランクスにスパイラルXコアとハイパワーXを搭載しました。これによりロッドのネジリ強度やつぶれ強度がさらに高まり、急激な突っ込みをみせるブリーム特有の引きにも余裕を持って対応できます。さらにハイパワーXの強化構造を取り入れることで、軽さを犠牲にすることなくブランクスの性能が最大限に引き出されます。ファイト時はもちろん、キャスト精度も向上するため、ストラクチャー周りを狙ったトップウォーターゲームからラインブレイクのリスクが高い岩場周辺を狙ったボトムゲームなど幅広いシーンで、よりテクニカルで繊細なブリームゲームを楽しむことが可能です。さらにフッキング時のパワーも向上するため、硬いアゴをもつブリームにもしっかりとフックを貫通させることができます。パワーロスが最小限におさえられているため、警戒心の高いブリームのついばむようなアタリにも即アワセで対応できます。

リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化したカーボンモノコックグリップ。妥協を許さないブレニアス エクスチューンのモデルにはこの技術も搭載されています。中空構造によって感度はさらに高まり、アングラーの手元にボトムの質感や潮流の変化を明確に伝達してくれます。泥が砂地に変わった際の些細な変化や、岩場の凹凸などを感じ取れるため、警戒心の強いブリームに対してピンポイントを狙ったテクニカルな狙い方が可能です。さらにロッドの自重が軽くなるため、ルアーの操作性が大幅に向上します。ボトムゲームはもちろん、トップウォーターゲームでも手首への負担が少なく、集中力を持続させることが可能です。

軽さとトラブルレス性能をロッドメーカーの観点から考えて生み出されたのがXガイド。独自の技術をまとったブレニアス エクスチューンは操作性と軽量化をさらに高めています。一般的なガイドフレームは断面が四角くラインが当たった時の抵抗が大きくなりがちでした。その点に着目してXガイドではフレームの断面まで滑らかなラウンド形状となっています。これによりラインが当たったときのダメージが低減され、振り抜けが良くなりキャスト時のフィーリングが向上。さらにコンパクトなフレームに大口径のリングを搭載することで、トラブルレス性能も飛躍的に高められています。

スピニングモデルのフロントグリップに採用されているのがこちらの技術です。グリップを握り込んだ時に指が回るエリアをカットした仕様となっています。これにより軽いロッドがさらに握りやすくなり、ロッドを立てて構えるスタイルでは保持がしやすくなります。ボトムを中心に狙ったブリームゲームで高い効果を発揮するため、アタリが少なく厳しいシチュエーションでも、即アワセでフッキングを決めに行くような積極的な狙い方が可能です。また細部までこだわり抜いたブレニアス エクスチューンモデルのこだわりが見て取れる仕様となっています。

黒鯛やキチヌは、北海道の南部から九州の南部にかけて生息している陸からでも狙いやすいターゲットです。場所によっては身近な河川や堤防で泳いでいる姿を見たことがある方も多いかもしれません。これだけ身近なところに生息している魚ですが、その反面で釣ることが難しいとも思われがちです。そのひとつが警戒心の高さで、魚の姿が見えていてもルアーには反応してくれないことがほとんどです。芸を覚えるとも言われ、賢い魚であるとも知られています。そんな身近ですが難しい黒鯛やキチヌの釣果をさらに高めるべく、ブレニアス エクスチューンはシマノの最高クラスの技術を結集して作られました。幅広い場所で狙えるターゲットであるがゆえに、その釣り方は地域によって多種多様。まだまだ知られていないその場所ならではのパターンがあるかもしれません。自分なりの釣り方を突き詰めるこだわりのアングラーにとって、他にはない唯一無二のロッドとなるに違いないでしょう。

広島の河川から山陰地方を中心に黒鯛を狙っています。私の場合だとロッドの使い分けは大きく分けて2本で、ベイトタイプのB76MLとスピニングタイプのS78MLを使い分けています。まずベイトタイプの方は河川でボトムドリフトのテクニックを多用する際に使います。黒鯛のボトムゲームで重要なのがルアーがボトムから離れないこと。この際、最適なルアーがネガカリノタテなのですが、流れにのってコロコロと動いている中で何かの拍子に止まることがあります。そのタイミングで黒鯛が喰ってくることが多いです。このときに即アワセをして黒鯛の硬い口にフックを貫通させなければならないのですが、ブレニアス エクスチューンではそのパワーも申し分ありませんでした。またベイトタイプだとクラッチの操作でラインの出し入れができるため、微調整がしやすいのもメリットです。次にスピニングタイプのS78MLですが、こちらはオールラウンドに使えるロッドといってよいでしょう。ボトムからトップの釣りまでさまざまな釣り方に一本で対応できます。その中でも特にこだわったのがサイドスライスコルクグリップで、リールシートを握ったときにしっかりと力を入れて持つことができます。特に私の場合は人差し指を立てて握ることが多いため、アタリを待つときやフッキングをしたときに指が滑りにくくしっかりと力を入れることができます。細かいところにまでこだわりがつまっているロッドです。妥協なく仕上げることでさらなる高みへ到達したブレニアス エクスチューン。最高峰の技術を結集して作られたその性能の高さをぜひ手にとって実感していただきたいですね。

私の場合は静岡県の浜名湖をメインフィールドとしており、そこで使用しているロッドは主にスピニングタイプのS72MLとベイトタイプのB76MLです。この2本で黒鯛を攻略していくのですが、スピニングタイプではプラグ系を使用し、ベイトタイプはソフトルアーを中心に使用して2本を使い分けています。まずスピニングのS72MLの方ですが、従来のブレニアス S70MLがより上位機種となったということで、2インチ長くなりました。わずかな違いですが、ルアーがより遠くへ飛ばせるようになり、ファイト時のパワーも高くなっています。また2インチ長くなったにも関わらず、ブレニアス エクスチューン S72MLの自重は80g台ととても軽量なロッドに仕上がっています。トップウォータープラグのドッグ&ウォークやシャッドプラグのジャークやトゥイッチといった操作をし続けても手元が疲れにくく、長時間の釣りでも快適です。またベイトモデルはフリーリグで使用することが多いです。特に牡蠣瀬や岩場を攻略する際に使用し、根ズレによるラインブレイクを防ぐために多少強引なやり取りが必要なときでも充分なパワーを発揮してくれます。さらにフリーリグはただ巻きでボトムをズルズルと引きながら使用するのですが、ロッドの感度がとてもいいためアタリも取りやすいです。黒鯛の活性が低くて小さく吸い込むようなバイトになったときでも、即アワセでしっかりと対応が可能です。軽さ、強さ、高感度、三拍子そろったブレニアス エクスチューンの凄さをぜひ手にとって確かめていただきたいですね。