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2020/08/31

コラム

潜行深度30cm表層攻略の切り札 【ローテ入り確実!スリムシェイプミノー!】

149mmという長さのスリムボディに、#4フックを3つ搭載したスリムミノーがエクスセンスシリーズに加わる。サヨリパターンのマッチザベイトルアーとしてももちろんだが、嶋田さんにとっては通年使える重要な存在だという。その真意を解説してもらった。

「X AR-C技術だからこそ実現できたルアー。常にボックスに入れている、高実績ミノーですよ」

ただ巻きで100%の動きをする

– スリムアサシン149Fには、通常のAR‐Cではなく、AR‐Cシェル(発泡素材)を採用したX AR‐Cシステムを採用している。ボディ素材自体に浮力があるためシルエットを極力細身にしながらも、AR‐C重心移動システムとトレブルフック3本の搭載を可能にしている。
「149mmで細身のシルエットとなると、浮力の確保が難しい。一般的なABS樹脂だと、このルアーはできていなかったでしょう。X AR‐Cだからこそ実現したルアーだと思います。トレブルフック3本を背負いながら、重心移動も入れてさらにフローティングミノーにするのは、このサイズとスリムさだと至難の業です。でも、実現できてしまうのがシマノの技術力だと思います」


– 実際にはどのような状況で使用することが多いのだろうか?
「いつでもです(笑)。僕のボックスには常に入っています。ちなみに、ルアーのアクションはタイトめでロール強めのウォブンロールです。操作は簡単、ただ巻きで使ってください。ただ巻きで100%の性能が出ますから。僕自身も、ただ巻きしかしませんから」

X AR-Cの採用で、圧倒的な飛距離と高い運動性能を発揮するスリムミノー

素材自体に浮力があるAR-C SHELLを採用することで十分な浮力を確保。
これにAR-C重心移動システムを組み合わせ、飛びと泳ぎをさらに進化させたX AR-Cシステムを搭載。さらにトレブルフック3本を搭載し、ハイレベルなアングラーの要求に高次元で対応する。また、スクエア形状のリップにより水深約30cm未満の表層をキッチリとトレース可能。シャローエリア攻略の要として活躍するスリムミノー。

場所を選ばず使えるランカーキラー
90オーバーの有明スズキもキャッチ!

バイトチャンスをオートマチックに演出

– ただ巻きでしか使わないとは言え、そこには嶋田さん流の使いこなし術がある。
「キーとなるのは潮の流れです。スクエアな形状のリップは適度に水を受け流すので、流速の違う潮に入ったときに、一瞬、アクションしないタイミングがあるんです。これはルアーのポンテンシャルが低いのではなく、狙いなんですよ」


– アクションしないタイミングを作るのが狙い?
「そう、それがきっかけとなって、チェイスしてきたシーバスに喰う間を与えるんです。これが、ただ巻きで演出できるのが、このルアーのスゴイところです。だから、季節を問わず1年中使えるルアーなんですよ。ちなみに、カーボンモノコックグリップを採用したシマノのロッドなら、水中のルアーの挙動が手に取るように把握できるから、さらに面白いですよ」


このような、嶋田さんならではの高度な使い方もできる一方で、サヨリのシルエットに合わせたスリムシェイプで、従来攻略が難しいと言われてきたサヨリパターンにもマッチする。
よく飛び、ただ巻きでしっかりと仕事をしてくれるスリムミノー、スリムアサシン149Fはこの秋にも、大活躍してくれるはずだ。

※写真のルアーはプロトモデルです。

大型のシーバスにも威力を発揮!

写真は、スリムアサシン149Fのテスト釣行時、長崎でキャッチした90cmクラスの有明スズキ。「オープンエリアで水深は4mほど。表層をトレースしていたらヒットした1尾です」

攻略が難しい“サヨリパターン”にベストマッチ!

シャローレンジで発生するサヨリボイルを効果的に狙える!

一般的に、サヨリに狂った状態のシーバスをルアーに反応させるのは難しいと言われている。スリムアサシン149Fは、サヨリのシルエットに酷似したスリムボディでありつつ、ひと口で捕食できる絶妙なサイズ感で、サヨリパターンを成立させるポテンシャルを持つ。晩夏から秋にかけての活躍が期待できるルアーだ。

COLOR LINEUP

タックルデータ

ロッド:ルナミス S96ML
「カーボンモノコックグリップの感度を一度体験すると、後には戻れない」

大幅な軽量化により、操作性を向上させた新生ルナミス。スリムアサシン149Fを操作する上で嶋田さんが特に重要視する機能の1つ、カーボンモノコックグリップを採用しており、シーバスゲームでは欠かせない感度性能も十分確保されている。

リール:ツインパワー C3000MHG

金属ローターを採用した新しいツインパワー。高い剛性感を実現したことで、大型のシーバスにも安心して対峙できる余裕を得ており、流れのある状況下でも安定したパワフルな巻取りで、より確実に寄せてくることができる。

ライン:ピットブル8+

繊維が均一で伸びの少ないタフクロス2を採用。感度の向上はもちろん、ルアー操作においてもアングラーの意図を確実にルアーに反映させられる。ヒートシンクコーティングにより耐熱性にも優れており、高負荷時も安心して釣りに集中できる。

プロフィール

嶋田 仁正 (しまだ じんせい)

[インストラクター]

中国エリアと関西エリアをホームとし、小型バイブレーションからビッグミノーまで巧みに使いこなす稀代のランカーシーバスハンター。その土台にあるのはシチュエーションに臨機応変に対応できる引き出しの多さである。

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

ルアー

エクスセンス スリムアサシン 149F/149S ジェットブースト

ロッド

ルナミス

リール

ツインパワー

ライン

ピットブル 8+

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