2022/03/24
コラム
渓流彷徨い日記 癖になる雷ドーナッツ【前編】
- 釣行日 2022年3月2日(水)
- 場所(水況) 奈良県十津川支流旭川(平水)
- 天候 曇り時々晴れ
- 釣果 ぽろぽろ 15cm~19cm 放流サイズ多数
- 使用ロッド プロト
-
仕掛け 天上糸:フロロ 0.4号
中糸:フロロ 0.2号
オモリ:4~6号
ハリ:5号
エサ:ヘロヘロのキンパク - 釣り人 ぬけさく
例年、渓流の解禁が近づいてくると何となくそわそわウキウキしだすのですが、今年はいつもほどテンションが上がりません。コロナのせいか、体調のせいか、嫁はんの圧のせいか。
今年は恒例の解禁前のアウトレット詣はありません。すでに1月に行ってしまいました。早く行き過ぎて効果半減。ワクチンは数か月もちますが、1か月しかもちません。
テンションの上がらない一番の原因は渇水。紀伊半島のどの河川も水がないようです。水が少ないとアマゴのコンディションも回復していないのではと推測します。数や型よりもコンディションのいいきれいなアマゴを釣りたいのです。
せっかく日差しが春めいてきたのに・・・と思いながら竿を伸ばしていると、ふとこの竿のパーツとこの竿のパーツを入れ替えてみるとどないやろ・・・とやってみると・・・振り調子がいい感じに変わりました。・・・と急に釣れても釣れんでもええ、とにかく竿を振りたい・・・という竿屋の性がめらめらと・・・
今回は、十津川の支流で舟ノ川の一つ南側にある旭川。実は50年ほど前、高校生の時に一度アマゴ釣りに来た記憶がありますがどこに入ったか覚えていません。はたしてアマゴは釣れるのか。関西屈指の鮎トーナメンターのTKさんに教えてもらったところから入川します。
降りやすいようにトラロープがあります。
川原に降りるとこんな良さげな落ち込みが・・・
まずは、使い慣れた攻隼S中硬で始めます。エサはキンパク。昨日お店で購入したのですがすでにヘロヘロ。ハリに刺すと丸くなってしまいます。大丈夫か!・・・1流し・・・2流し・・・生体反応がありません。解禁日に叩かれたか?そもそもアマゴはいるのか?
上手にはこんな瀬がありますが下手に良さげなポイントが見えたので少し下ってみます。
すると、やっと生体反応。1匹目小っちゃ、2匹目小っちゃ・・・3匹目少しだけマシなのでこれを今期初アマゴとしてパチリ。小さいけどきれい。
その後ぽつぽつとアタリはあるものの小型中心。あと一月ぐらいかかるかな。
しばらくして釣れたちょっとマシなサイズ。それでも19cm。
後半は竿を替えてみます。先週パーツを組み替えてみた竿。振り調子は良くなったのですが仕掛けの伸びが期待したほどではありません。竿の調子はそんなに甘いもんではないのです。
今まで渇水続きだったせいか川底は茶色でズルズル。川虫もほとんど取れません。唯一白っぽいところを探し、僅かばかりのギンパクとピンピンとオコシムシを取ってしつこく釣り続けます。早くあがればいいのに。
ぽつぽつとは釣れるのですが、釣っても釣っても放流サイズ。両手両足で数えても足りません。一度いい水が出てくれないといいコンディションにはならないようです。
久しぶりの渓流釣りは、気持ちはいいのだけれどやっぱり疲れます。「あ~しんど」を連発しながら車に戻って、今日のおやつ“餡焚き屋 中井の雷ドーナッツ”を頬張ります。生地の中にこし餡と羽二重餅が入ってて・・・思わず「うまっ!」 癖になります。
プロフィール
ぬけさく
"少なく釣って、たくさん楽しむ&自然の恵みは美味しくいただく"をモットーに、エサ釣り、フライ、てんから釣りを楽しむ。
この記事に関連するタグ一覧
関連記事
RELATED COLUMN