どうやって釣るのか?は、ようこそ、渓流釣りの世界へvol.39~41の中で紹介しているので、ご参照。いずれ、こちらでも紹介するかもしれません...
一口に本流釣りといっても、いろいろなシチュエーションがありますので、まずは簡単に始められそうなところから入って、経験を積みながら幅を拡げていけば良いのではないでしょうか?是非とも、渓での釣りとは違った延べ竿の世界にも挑戦してみてください。
2019/04/17
コラム
渓流彷徨い日記 オフサイト よもやま話 ~その2~
INDEX
前回の告知の通り、今回は本流編です。一般的な話でなく、どちらかというと関西圏に偏った内容かも?
本格的に本流での釣りを楽しまれている方からは笑われてしまいそうですが、本流釣りに敷居の高さを感じて二の足を踏んでいる釣り人さんや、まだ延べ竿の面白さを知らないビギナーさんに、本流での釣りって決して敷居が高いわけでなく、その人の経験、志向,目指すものなどに応じて遊べるということが伝われば良いかなということで...
私が住む大阪近辺は、あまり本流での延べ竿の釣りは盛んではありません。ルアーでサツキマスを狙われる釣り人さんは、そこそこいるのですが、延べ竿となると...
ネットを調べても、情報はほとんど出てきません。盛んでないから情報がないのか?
情報がないから、誰もやろうとしないのか?
それはさておき、関西圏でも本流釣りが成立しない訳ではありません。
太平洋、瀬戸内に流れる河川ではサツキマスが、日本海側ではサクラマスが釣れます。
これら降海型の遡上魚だけでなく、海に下らずに大きくなる居着きの本流アマゴや本流ヤマメも狙うことができます。
関西圏からちょっと足を延ばせば、信州や北陸方面には本流釣りの醍醐味を味わえる素敵な河川が多く存在します。
写真は、兵庫県のとある川での釣果です。この河川では、漁協さんの尽力もあって、良型のアマゴ、サツキマスと出会える確率が非常に高いのです。
本流域での釣りに使用する竿は、本流用に設計された8~9mの竿の方が有利な場面は多いですが、7mくらいの渓流竿でも十分に勝負できる河川は多くあります。
本流釣りと聞くと、鮎のように川の流れの中に立ち込んで釣りをするイメージを持たれるかもしれませんが、基本的には、出来る限り立ち込まないで釣りますから、立ち込んで流されるんじゃないか?と心配することはありません。もちろん川には流れがありますから、川に立ち込まずとも、常に最新の注意を払う必要はあります。
まだ本流釣りをやったことがない、あるいは本流釣りはストイック過ぎて自分には釣れるまでの辛抱が出来ない、という人は、まずは魚影が濃くて、足場の良い優しい川から始められてはいかがでしょう?いきなり本流の大物、サクラマスというのもありですが、まさにドリームです。忍耐です。私はまだ手にしたことがありません。
ある程度、本流での釣りに慣れて、本格的に本流専用の長竿を使ってみたい!となると、さらに行動範囲は広がります。8mでは足りない、9mが、いや9,5mが...となるような川には、さらに大物が潜んでいます。
比較的、難易度が低いのは、ニジマスを放流している河川でしょうか。例えば長野県の犀川殖産漁協さんの管理するエリアでは、ようこそ、渓流釣りの世界へ vol.55で紹介されているように、大型のニジマスが一年を通して狙えます。それも高確率で。
上流の犀川漁協さんのエリアでは、禁漁期間は設けられていますが、はやり犀川本流、梓川本流において、大型のニジマス、ブラウントラウトが狙えます。
この川の特徴は、初めから大型の魚体を放流しているわけではなく、小さいうちに放流され野生化したもの、あるいはそれらが自然繁殖したものなどであることです。なので、放流釣り場でよく目にする、尾ビレが溶けたり、口先が擦り切れたりした可哀想な魚でなく、全身筋肉質の優良児であることでしょう。
最後にご紹介したいのは、サーモンフィッシング。
本流釣りの経験あろうがなかろうが、だれでも楽しめてしまいます。
難しい点があるとすれば、事前の申し込み制であり、申し込んだ日以外には釣りが出来ないことでしょう。事前申し込みなので、釣り当日が好天なのか、悪天候なのかは、その日にならないとわかりません。時期的には、吹雪の中での釣りになることもあり得ます。
大雨で水かさが増して危険であるような状況であれば、主催者が中止の判断をしますが、基本的には、悪条件の中でも釣りをする覚悟だけは必要です。
竿は、もちろんサケ専用をお勧めしますが、丈夫で折れなければ何とかなる場合も多々あります。
プロフィール
ちぬ
渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。
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