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2020/03/30

コラム

渓流彷徨い日記 用事の合間にちょっと竿出し

釣行日          2020年3月18日
場所                  奈良県天川村漁協管内
天候                  晴れ
釣果                 アマゴ、ニジマス、イワナ
使用ロッド      お蔵入りの小継竿プロト 56-60
釣り人             ちぬ

この日は私事で仕事をお休みして、その合間にちょっと竿出し。
「逆やないの?」って声が...幻聴?
で、自宅から1時間半もかからない天川。前回はトホホな結末、果たして今回は?


現地に着くと、新たに雪が積もっています!!
また水温が下がったかも?
川に下りて釣り人さんが前後にいないことを確認、川底をゴソゴソ、エサの採集です。クロカワ虫、キンパク、ヒラタ、ピンチョロが入りますが、クロカワ虫が多いようです。


●クロカワ虫:トビケラの仲間
●キンパク:カワゲラの仲間
●ヒラタ:ヒラタカゲロウの仲間
●ピンチョロ:フタオカゲロウの仲間


出来ればヒラタをメインに使いたいので、ゴソゴソをやめて、平べったい洗面器くらいの大きさの石をめくって太腿の上に置き、ピンセットでつまんで採集、3種類くらいのヒラタが混じります。
そう言えば、川虫の写真って撮ったことないので、次回は採った川虫の写真を載せてみようと思います。ちなみに今回の釣行の写真は一枚もありません。カメラ無精で申し訳ないです。


早速、竿を出してみます。まずはクロカワ。一投目から反応があります。もう一度、同じ筋を流すと、しっかり喰いました!
が、水面まで浮いたところで外れました。外れたと思ったのですが、実はエサの半分を喰いちぎっただけ、残り半分は綺麗に針に残っていました。
釣り人の多い川で釣られず残っている魚です。エサの盗り方が上手いのです。
前回のトホホを受けて、今回はガン玉3号からスタート。新たに雪が降ったことで、若干の水温低下を予想(実際には、前回よりやや高かった)、朝は、なるべく低層を狙うのが正解かも?との読みですが、やはり根に掛かりやすく、折角のポイントを潰しかねません。しばらく辛抱したものの作戦変更。ラインを盛期では使う事のない0.2に落として,錘はガン玉5号。根に掛かる頻度も落ち、仕掛けの馴染みも悪くない、流下の速さもほどほど。これでしばしやってみましょう!と川が90°折れ曲がった先に行くと、先行者発見!ということで、もう一度、川虫を採集してから場所移動。


車を走らせ、上流へ向かいますが、入川ポイントごとに釣り人の車が。
ということで、本流の川合地区の上流辺りに入ります。渓相は良い感じですが反応はありません。比較的平べったい流れは釣り荒れ気味で厳しそう。ちょっと荒い段々瀬の各段を丁寧に探れば、釣り残しがあるかも?と思っていたら、やっぱりいました。でもかなり変な場所です。掛かったのはニジマス、小さいですが。


場所を移動し、みたらい渓谷近くまでやってきました。まずは見過ごしそうな落ち込みで綺麗なアマゴ。小さいので即リリース。
入りやすい区間ですから、変な場所にしか魚は残ってないと予想して、岩陰に隠れて見えづらいポイント、見過ごしがちな小さなポイントを探りますが、なかなか反応はありません。さすがにこれは気がつかんやろうというポイントに、そっと仕掛けをねじ込むと、ガンっと手応え。
しかし、針に掛からず。針に掛かって暴れた後の針ハズレはどうしようもないですが、針に掛かっていなければ、まだ期待は持てます。もう一度、仕掛けをねじ込んでみると喰いました。動きが悪くて針掛かりしなかったと読んで、一呼吸置いてからアワセを入れると、しっかり掛かりました。
重いけど引かない。まさかアレか?グネグネグネ...0.2号ラインなので、無理せず、そっと上流へ遡らせ、体力消耗させてから取り込みます。どうせ相手はアレですからすぐに弱ります。空気を吸わせて抵抗しなくなったところでタモ入れ。やはりニジマス君でした。この近辺から上流は、冬季のニジマス放流釣り(ルアー,フライ,テンカラでのC & R)を実施しており、その居残りのようです。


更に上流は大きい岩で歩き辛く、先行者もいるようなので場所を移動し、再び山上川へ向かいます。
選んだ場所は入川ポイントを示す立札もあるのですが、何故か積もった雪の上には足跡がありません。
川に下りて第一投からアタリ。立ち位置が悪くて掛けきれなかったので、立ち位置を修正しての第二投、綺麗なアマゴが掛かりました。


その後も、イワナ、ニジマス混じりでポロポロ掛かります。そのまま釣り上がっていくと大渕で通せん坊ですが、この川には左岸に遊歩道があって、ここから難なくパスできます。その先はザラ瀬が延々。エサを使い切ったので、再び川虫採集開始。やはり平べったい石裏にはヒラタカゲロウ、すぐに午後の部に必要な量は確保できました。


ランチタイム後は再び本流、まずは九尾ダム下流へ向かいますが、ダム下流は放水量が乏しく渇水。ダム上流へ戻って川合集落近くから入ります。淵ではサスペンドしながらハッチし始めたカゲロウを狙って頻繁に多くのアマゴがライズしています。見えてる連中は喰わんやろう、と思いながらも、エサを入れてみますが、やはり喰いません。やる気のあるヤツは流れの中!段々瀬の中段の中にある緩流帯。一発です。次にその上段。針に掛かりはしましたが、水面で針ハズレ。さすがに二回目はありません。その上段へ。見た感じ、緩流帯が3本確認できます。丁寧に見れば、もっとあるかもしれませんが、それぞれに一尾ずつついているとして、少なくとも三つは釣らねば。まずは一つ目の筋。エサを触りましたが、掛かりません。エサがやや硬いカワゲラ系だったからか?ヒラタで仕掛けを投入、綺麗に目印が入りました。残り二つ。本当は真ん中の筋に入れたかったのに、一番奥の筋に入ってしまった仕掛けにヒット、ヒラタでこれまた綺麗なアタリでした。残るは真ん中の筋。奥の魚を先に釣ってしまって反応するのか?しました、でも水面で針が外れてしまいました。三つは出るはずと読んで三つ出たんだから良しとしましょう。
エサも使い切って、本日のちょっと竿出しはここまで。肝心の用事も無事に済ませました。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

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