2026/03/31
コラム
新型ルナミスと歩く、晩秋の鹿児島と熊本。多彩なターゲットに挑む攻略戦。
今回は晩秋の鹿児島県と熊本県を舞台に、他魚種を狙った攻略戦の模様をお届けする。インストラクターの松岡が手にするのは新しくなった「ルナミス」。汎用ソルトロッドとして最高クラスの性能を持つこのロッドを、どのように使いこなしたのだろうか。
100MHの軽さとパワーを実感。鹿児島の錦江湾で青物や根魚を狙う。
1日目は鹿児島県の錦江湾で実釣することにした松岡さん。「秋ということで、青物や根魚たちを中心に狙ってみます」と、砂地と磯が絡むエリアを選択した。ロッドは大型のターゲットを想定して100MHを選択。「重量のある大型ルアーも扱えるので、テンポよく広範囲を探っていきます」と意気込みを語ってくれた。周囲をラン&ガンしながら、トップウォーターやミノーを使い分けてスピーディーに状況を確かめていく。ベイトの気配はあるものの、青物が積極的に追いかけている状況ではない様子だが、松岡さんは海の様子を観察して「潮の流れが効いている場所があるので、そこを重点的に狙いますね」と気になるポイントを見つけたようだった。
実釣1日目は鹿児島の錦江湾で青物と根魚を狙った。流れのある場所を探しながら丁寧に狙っていく松岡さん。
この時に使用した番手は100MHのクラス。この番手にはXガイドタッチフリーチタンを搭載。
軽さがもたらす感度の高さ。繊細に攻めてオオモンハタをキャッチ。
潮位は上げ潮が絡むタイミング。流れが当たる場所の周辺を重点的に狙っていく。「サイレントアサシン129S」でタダ巻きに時折トゥイッチを入れながらアクションさせていたときだった。「よし!喰った!」松岡さんの掛け声とともにロッドが絞り込まれた。周囲は岩礁帯なので、パワー負けするとラインブレイクの恐れがある。それでも「軽いロッドですが、しっかりとパワーも感じられますね」とのことで、落ち着いて手繰り寄せたのは30cmクラスのオオモンハタだった。「アタリを感じ取った瞬間、軽さを活かして即座にアワセられるのもいいですね」と使いやすさを実感している様子だった。
ミノーで狙い通りにオオモンハタをヒットさせた。魚の活性が低い状況で貴重な1匹だった。
コノシロを捕食するランカーシーバスを目指して。96Mで様々なルアーを軽快に操作。
2日目は場所を大きく変えて熊本の大型河川へ。コノシロを捕食するシーバスを狙う。ルナミスの番手は100MHを選択。ベイトであるコノシロに合わせて大型ルアーの扱いやすさを意識しての選択だ。ここでも松岡さんは、ミノーやバイブレーション、シンキングペンシルなど様々なルアーをローテーションさせて探っていく。サイズも7cmクラスから16cmクラスまで様々だ。「軽さがもたらす操作性の高さと感度の良さはルナミスならではですね」と使い心地の良さを話す松岡さん。しかし魚からの反応はなく、場所を移動することにした。
2日目は熊本県でコノシロパターンのシーバスを狙う。しかし期待に反して反応が得られない時間が続く。
サーフでフラットフィッシュ狙いにも活躍。汎用性の高さを活かして大胆にポイントを変えてみる。
次に足を運んだのは鹿児島県のサーフだ。ここではヒラメやマゴチを狙う。またルナミスの番手は96Mを使用した。サーフ用のルアーは遠投性を高めるために自重が重くなりがちだが、この「ルナミス」なら快適に扱うことができる。幅広いシチュエーションに高次元で対応できるのも、このロッドの特徴と言える。しかし、広範囲を遠投して探るも反応が得られない。最後に鹿児島エリアの大型河川でシーバスを狙ったがそこでも反応はなく、日が沈んだところで2日目の実釣を終えた。
大胆に場所を変えてサーフでも実釣。フラットフィッシュにも期待したが2日目はノーフィッシュで終わった。
サーフで使用した96Mやこの後に使用する96MLクラスにはXガイドエアロを搭載。番手に合わせて最適なガイドセッティングが施されているのも「ルナミス」の特徴。
大型河川でシーバスを求めて。96MLでよりライトに丁寧に。
迎えた最終日。松岡さんは鹿児島県の大型河川でシーバスを狙うことにした。この河川では潮位が下がると岸際の護岸に段差ができる。この段差を利用してシーバスが捕食することが多いため、このタイミングを狙い撃つという。ロッドは、より繊細さを重視して96MLを選択した。「小型のルアーも扱いやすいですね」と、ルアーは「サルベージ ブレード」を選択。しだいに潮位が下がり、護岸の段差と橋脚が絡むポイントを重点的に探っていく。ストップ&ゴーで中層を誘っていると「喰った!」という声と同時にフッキングが決まった。魚の引きをいなしながら慎重に取り込んだのは40cmクラスのシーバス。さらに「サイレントアサシン80S」で50cmクラスも追加し、見事にサイズアップに成功した。
デイゲームで貴重なシーバスをキャッチ。ブレードのフラッシング効果でリアクションバイトを引き出した。
シーバスのサイズアップにも成功。まだまだパワーにも余裕を感じられた。
「デイゲームでプレッシャーの厳しい状況でしたが、狙い通りに釣れてよかったです」と松岡さん。96MLでのやり取りを通じ、繊細なティップでルアーが操作しやすいだけでなく、バットはしっかりとパワーが残っているので、さらに大型ともやり取りできる余裕を感じたとのことだった。最後に、ルナミスはシマノの汎用ソルトルアーロッドとして最高クラスの性能を有している。下位モデルには「ディアルーナ」、さらに「ムーンショット」があるという位置づけだ。河川やサーフ、磯など幅広いシチュエーションで、時にはパワフルに、時には繊細に。1本で様々な状況に対応できる汎用性の高さが、自分のフィールドを広げるきっかけになるだろう。ぜひこのロッドで様々なシチュエーションに挑んでみてほしい。
小型のミノーでサイズアップに成功。ルナミスならではの操作性があれば、細かいトゥイッチで繊細に誘うことも容易だ。
汎用ロッドとして最高峰の性能を誇るルナミス。馴染みのフィールドはもちろん、時には遠くへも足を伸ばし、その真価を存分に体感してほしい。
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