2023/07/28
コラム
素潜りの経験から魚の付き場を考える。正者勇人が「カーディフXR」と共にシビアな晩春の長良川を歩く。

毎日釣行を重ねるアングラー。素潜りは実釣にどう役立つ?
最初に、今回の主役である正者勇人(しょうしゃ はやと)のことを紹介しておきたい。この正者さんは、シマノのモニターで、岐阜県を中心に様々なエリアでトラウトを狙うアングラーだ。「数投でもいいので、ほぼ毎日釣りをします」という正者さん。もともとは本流でサツキマスを狙う釣りをメインに楽しんでいたが、渓流の釣りは、また違った楽しみや趣があることを知ってから、本格的にこの釣りも楽しむようになったという。また郡上漁協の組合員でもあるため「川での漁が解禁になれば素潜りもしています」とのことで、釣りも楽しむ傍ら、川へ潜って鮎などを獲っていることもあると教えてくれた。「魚の付き場や、その年の魚種ごとの傾向など細かいこともよくわかるようになります」と実際の魚釣りに活かせることはたくさんあるとのことだ。「夜は魚の寝る姿も見られて興味深いですよ」と釣り人でもなかなか見られない夜の魚の様子も観察しているとのこと。今回は、そんな正者さんが晩春の長良川で釣行する様子を深掘りしていく。

テンポよく探って魚の反応を確かめる。狙い所となるピンスポットとは?


短い距離の駆け引きでいかに喰わせるか。魚の姿が見えているだけにもどかしさもいっそう強くなる。
短い距離での魚との駆け引き。反応した魚をヒットさせるために。

使用したリールは「カーディフXR」。コルクハンドルのノブが握りやすいですと正者さん。

先行者が見落としそうなポイントも丁寧に探る正者さん。繊細さが求められるテクニカルな釣りだ。

ルアーが着水したら素早く糸フケを回収してルアーを動かしていく。この動作を繰り返すためリールの使い心地は釣行時の快適さに影響する。
テンポは速くともアプローチは繊細に。見落としがちなポイントこそ丁寧に探る。

岩陰から飛び出してきたイワナ。足元まで丁寧に誘って見事に喰わせた1匹だった。
日々の積み重ねで感性を磨く。研究を重ねるほど深みが増すトラウトの世界。

どんなに難しい状況でも釣果を出せるアングラーを目指したいという正者さん。今後の活躍に期待したい。
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