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2024/02/28

コラム

2024シーズン解禁に向けて

2024シーズン解禁に向けて

いつもTROUT MEETINGへお立ち寄り下さりありがとうございます。
初めまして!カーディフ宣伝担当の”いしどじょう”です。
今回は私の2024年シーズン解禁に向けて話を綴らせて頂きます。

3月1日。

この日付は誰かにとっては誕生日や何かの記念日かもしれないが、トラウティストにとってはそわそわせずにはいられない日付、そうトラウトシーズンの解禁である。

全国を見渡すと必ずしも3月1日が解禁とは限らないほど、昨今は漁協ごとに解禁日が様々だが、大阪府近辺はほとんどの河川で3月1日に渓流シーズン解禁となる。
そんな2024年シーズン解禁まで残りわずかとなった週末。今シーズンへの妄想を膨らませながら道具のメンテナンスを行なった。

シーズン解禁の思い出。

3月1日に渓流釣りに行くのは何か行事のようなもので、釣れればラッキーくらいの気持ちで行っている人も多いのではないだろうか。私はその部類の人間で、今シーズンの運試し、肩慣らし程度の気持ちで渓へ赴き、キャストの感覚を思い出していく。

数ヶ月キャストしていないだけで自分のタックルが全く体に馴染んでいないのか、ピンポイントにキャストしたり、思うようにルアーを操作したりできなくなっているのが面白い。
そんな変な感覚を矯正するのが3月1日の釣りでもある。

鮮明に覚えているシーズン解禁の思い出は2020年のこと。
この日は朝から快晴で、ちょっぴり張り切って自宅を7時には出発。エントリーしたのは午前10時頃だったと思う。メジャーポイントは餌釣り師であふれ、思い切って入ったことの無い枝沢へ入ることにした。

寂れた山奥の沢にふと立ち入った。まだ生命感はほとんど無かった。

寂れた山奥の沢にふと立ち入った。まだ生命感はほとんど無かった。

寂れたまだまだ寒々しい渓の中、陽の光を浴びて何とか暖を取る。生命感もほぼ無くエントリーして30分以上は経ったか、チェイスすら無かった。
そして何の雰囲気もなかったが、水深の浅いやや開いた場所に5cmのシンキングミノーをキャストすると水面が大きく割れるほどの水飛沫を上げて何かが食った!
予想外の出来事に慌てながらも短距離戦だったので勝負は一瞬。ネットインしたのはまさかの40cmに迫ろうかというサイズの良型イワナだった。

ヤマトイワナ風だったがニッコウイワナとのハイブリット個体のように見える。腹は3月というのにたぷたぷに膨れていてコンディションは良かった。すぐに満たされてしまった私は河原で魚をリリースしようと落ち着かせていると、魚が何かを大量に吐き出した…。
よく見ると大量のカエルの卵で、そのせいで腹がたぷたぷに膨れ上がっていたのだ。
イワナは悪食と言うが、まさか大量のカエルの卵まで食べているとは恐るべし。

2020年の解禁1尾目は40cm弱の強烈なイワナ。これがあるから解禁戦はこころが躍る。

2020年の解禁1尾目は40cm弱の強烈なイワナ。これがあるから解禁戦はこころが躍る。

今日これ以上は無い、と確信したのでこのまま車まで戻りホットサンドメーカーを取り出し、コーヒーを淹れながら一息つく。まさに至福の時。チーズとハムを挟んだシンプルなホットサンドをお気に入りのTSBBQのホットサンドメーカーで焼き上げた。
その後、温泉に立ち寄って昼過ぎに帰路に着いた。ガツガツしない、これくらいがちょうど良い。

TSBBQのホットサンドメーカーは新潟県燕市で製造されている。耳がカリカリになるのが最高!
TSBBQのホットサンドメーカーは新潟県燕市で製造されている。耳がカリカリになるのが最高!

道具のメンテナンスは入念に。

解禁直前は今シーズンを共に過ごす道具のメンテナンスを行う。まずはルアーのフック交換。解禁直後は水温が低すぎるためトラウトたちの活性も低く、最盛期とは異なり啄むようなアタリが多い。そのためフックは新品に交換し、わずかなアタリでもヒットに持ち込めるように準備しておきたい。
今シーズンもエースとなるリフレイン50HSはS-55M (カルティバ) #8を使用している。また状況に合わせて使い分けるためスイミングフックのDRS-40F (ヴァンフック) #8を使用している。

スイミングフックも使い分け用に準備。鉤先は要チェック。
スイミングフックも使い分け用に準備。鉤先は要チェック。

ウェーダーは3シーズン目に突入するDS+4ストレッチウェーダー。
北海道の湿原河川や上流域でも使い込んだが今のところ浸水や破れは無い。むしろ小傷が良い味を醸し出している。

ストレッチ生地の着心地が病み付き。耐久性も良い感じ。

ストレッチ生地の着心地が病み付き。耐久性も良い感じ。

ちょっとした小傷も味になるのがウェーダーの魅力。
ちょっとした小傷も味になるのがウェーダーの魅力。

ウェーディングシューズは2シーズン目に入るウェーディングシューズ カットピンフェルト。1回の釣行で10km以上歩くことがほとんどなので、アッパーは平気だがソールが擦り減ってきてしまう。こういう時に修理出しするのではなくジオロックソールを採用したウェーディングシューズがあればな…と思う。
このシューズも小傷や金属パーツの塗装剥がれが良い味を出している。

アッパーに耐久性に優れたラバー素材を採用することで水中の岩肌も怖くない。

アッパーに耐久性に優れたラバー素材を採用することで水中の岩肌も怖くない。

完璧な状態よりも使い込んでいく方が色々な思い出も刻まれて身体に馴染む。
完璧な状態よりも使い込んでいく方が色々な思い出も刻まれて身体に馴染む。

ベストはストリームメッシュベストを使用。これも3シーズン目に突入する。
このベスト、釣りフェスティバル横浜のトラウトブースで展示していたのだが、たくさんのお客様に手に取っていただき嬉しい限りである。もっと使い込んでいきたい。
そんなベストのワッペンが剥がれかけていたので、100均で布用接着剤を購入し当て布+アイロンで補修した。釣行中に剥がれて無くしたら発狂しそう…。

剥がれかけても100均グッズで簡単に補修。
剥がれかけても100均グッズで簡単に補修。
魚のブローチは何かと集めがち。釣り人あるあるではないだろうか。

魚のブローチは何かと集めがち。釣り人あるあるではないだろうか。

そしてネットサーフィンをしているとパタゴニアのワッペンに何と、『CARDIFF』とデザインされたワッペンを発見した。もちろん即購入したのだが、調べてみるとカリフォルニア州エンシニータスにあるCardiff(カーディフ)という町の、カーディフステートビーチのサーフィンカルチャーを意味しているようだ。Cardiff(カーディフ)にはPatagonia Cardiffが店を構え、その店舗の製品がこのパタゴニアカーディフのデザインになっていた。

シマノトラウトのCARDIFFは、トラウトフィッシング発祥とされるイギリス・ウェールズの港湾都市Cardiff(カーディフ)が由来になっているため全く別物。しかしデザインタッチや色味が可愛いので購入してみた。

パタゴニア×カーディフを匂わす奇跡のワッペン。
パタゴニア×カーディフを匂わす奇跡のワッペン。

そしてちょうどシマノパッチキャプのワッペンがほつれて見栄えが悪くなっていたので、それを剥がして、パタゴニアカーディフのワッペンを先ほどの布用接着剤で貼り付けた。
これで世界に1つだけのキャップが誕生。今シーズンはこのキャップも愛用するので現場でもし見かけたら声をかけてください!

世界で1つだけのキャップが完成。色味は良い感じ!?
世界で1つだけのキャップが完成。色味は良い感じ!?

最後にPEラインの巻き替え。シンキングミノーでストラクチャー周りを攻める時は意外とPEラインも擦れがちで毛羽立っていることが多々ある。この機会にピットブル8の0.6号に巻き替えた。
ちなみに愛用リールは私の入社年と同じで、運命を(一方的に)感じている18ステラC2000SHG。今シーズンで早いもので7年目になると考えると感慨深い。スプールやボディに傷が多々あるがこれはこれで味(と思いたい)…。ハンドルはわたらせ樹脂工房の紅白花梨のものに交換している。

シーズン7年目を迎える18ステラ。思い入れのある道具で今シーズンも共に。
シーズン7年目を迎える18ステラ。思い入れのある道具で今シーズンも共に。

今シーズンはこの道具たちとどこへ行こうか、昨シーズン詰めきれなかったあの沢の源流へ行こうか、北海道の湿原河川へ新規開拓へ行こうか、など妄想しながらのんびりとメンテナンスをしていると夜が更けていった。

タックル&装備

リール:18ステラ C2000SHG
メインライン:ピットブル8 0.6号
ショックリーダー:フロロカーボン 6lb
ルアー:リフレイン50HS(STパールアマゴ)

ウェーダー : DS4+ストレッチウェーダー ソックス
シューズ:ウェーディングシューズ カットピンフェルト
ベスト : ストリームメッシュベスト(グレー)

カメラ:α6400(SONY)
レンズ:19mm F2.8 DN (SIGMA)

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

カーディフ リフレイン 50HS
ルアー
カーディフ リフレイン 50HS
DS+4 ストレッチウェーダー ソックス
ウェア/フットウェア
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ウェーディングシューズ カットピンフェルト
ウェア/フットウェア
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ストリームメッシュベスト
ウェア/フットウェア
ストリームメッシュベスト

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