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2020/06/25

コラム

長良川郡上を釣る!|鮎入れ掛かり!?ブログ

釣行日 2020年6月16日(火)


場所 長良川郡上白鳥アユパーク上流
水況 15cm高
釣果/サイズ 64尾(平均16~17cm最大19cm)
実釣時間 8:00~5:30
使用ロッド プロセレクトVS 90/H2.6
天糸 フロロ0.6号
水中糸 メタキングヘビー0.05号
ハナカン 6.0号
中ハリス ワンピース0.5号36cm
ハリ 6.5号4本イカリ
オモリ なし~1.5号
手尻 10cm

【この竿を選んだ理由】
解禁直後でアユのサイズが17cm前後がメイン。
増水からの引き水で水況は最高。数釣りのチャンスです。

せっかくなので新しい相棒に勢いを付けたいということで今年モデルチェンジした新製品のプロセレクトVSを選びました。
しなやかに曲がり込む調子は小型のオトリでも流れによく馴染み引きやすいです。
また細身のため野アユが掛かってからもジワッとソフトに曲がり込むので身切れも少ないのです。

【この仕掛けを選んだ理由】
水中糸は新製品のメタキングヘビー。
増水のときは沈みのよい高比重のラインが有利なのでメタキングヘビーの0.05号を使いました。
擦れにも強いので増水後の垢が薄くて底石がザラついでいるときにも心強い水中糸です。
ハナカン周りはワンピースでフロロ0.5号36cm。
今回のように増水でオモリを多用するときにもワンピース式はトラブルが少なくて調子がいいです。
ワンピース式は下ツケイトをなくして0.5号の通しの部分にオモリを打つので少し大きなオモリを使うときにも安心です。

【ポイントについて】
「初期は上流部や支流から釣れだす」というのが
ボクの経験から感じる鮎釣り河川の傾向です。
郡上も毎年この傾向が当てはまり、今年も解禁当初から漁協管内では上流部にあたる高鷲地区、白鳥地区がよく釣れています。
今回も初期に安定釣果の見込める白鳥地区を選びました。
長良川をよく知らない人でも白鳥地区に鮎パークという施設があるのでその周辺を目指してもらえれば分かりやすいと思います。
この周辺は放流量も多く、魚影は濃いと感じました。
同じ日にさらに上流の高鷲地区でも同様に数が出ていたようです。
ただし、上流域は釣り荒れも早いので、このブログが掲載される頃には少し下流の大和地区、あるいは吉田川あたりが面白くなっているかもしれません。いろいろ先を読んで予想して下さいね。

【釣り方について】
増水後の引き水のときは友釣りには最高の条件です。
こんなときは「オトリを沈められそうな中で一番強い流れ」を狙うのが鉄則。イケイケドンドンで型も数も揃います。
そんな釣りにはオモリか背バリを使うとノーマル仕掛けでは攻めきれない強い流れにオトリを沈められます。
今回は1日の釣りの7割り方はオモリを付けていました。1.5号までのオモリを使いましたが、それでも大きさが足りないときは1.5号+1号みたいにオモリの連結もアリです。

【気づいた事、アドバイス】
引き水のときのコツは今まで流れが強すぎてオトリが入らなかったと思われる場所を狙うことです。
あと10cm増水したらオトリを沈められないような場所は昨日までは釣ることのできなかったサラ場ということです。
そして、そういった場所に縄張りを持つのは元気で型の良いアユです。難しいことをしなくてもオトリを沈めさえすればガツンと追ってきます。

特に泡立ったガチャガチャした流れは釣りにくいため他の人が敬遠するので特に竿抜けになりやすい場所です。こんな場所ばかりを狙って釣り歩いてもかなりの数が出ます。
内緒ですがボクが密かに得意としている長良川攻略法なのです。
仕掛けを普段より一回り太く大きく丈夫なものにして大胆に攻めましょう。
脳天に響き渡るズガガガーンという野アユのアタリ。友釣りの醍醐味が味わえます。

プロフィール

小沢 聡(おざわ さとし)

インストラクター

巴川をホームグラウンドとし、引き釣り・インライン釣法を武器に、第17回・第18回シマノジャパンカップ連覇、24回・第28回大会でも全国制覇。ジャパンカップ4勝は過去最高。

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