2022/04/07
コラム
4月4日大雪は好条件!?悪条件!?山中湖釣行記(尾崎渚)
INDEX
3月下旬〜4月上旬。山中湖は毎年この頃から春の爆釣期へと突入する。
産卵を終えたワカサギが浅場から深場へと移動し、体力を回復させる為に餌を頻繁に摂るようになる時期です。魚の活性は高く、群れさえ来れば誰でも数釣りを楽しめます。
それにしても4月に入ったというのに、雪…雪…雪……
大粒の牡丹雪が湖面へと降り注ぎ、ワカサギの活性を上げてくれるでしょうか??
午前7時にドーム船はポイントへ向けて出船。アンカーを打ち終えてから釣りの準備を始めます。
タックル
・レイクマスターCT-ET
・角度チェンジャーアンダータイプ
・レイクマスターエクスペックM03K
・レイクマスターEX4PE0.3号
・全長80センチ6本針袖1号
・オモリ7.5グラム
雪の影響がプラスに働けば、大きな群れが来て多点掛けメインの釣りに。
マイナスに働けば、大きな群れは来ず、単発のワカサギをコツコツと釣り上げる展開に。
両者の釣りを一本の穂先でこなすとなると、万能系先調子M03Kが適していますね。
朝一番の喰いは悪く、時折入る単発のワカサギを釣り上げます。
産卵後で痩せている個体が多く、当たりは小さい、もしくは出ないこともしばしば。
喰わせの"間"を与えるよりも、リズミカルに誘い、誘いの中で聞きアワセる、俗に言う「空アワセ」の釣りが効果的でした。
空アワセの釣りは、「魚が掛かった」判断を手で感じ取る必要性があります。
一匹数グラムのワカサギが、掛かったか否かを判断する場合、レイクマスターCT-ETの軽さが圧倒的アドバンテージになりますね。
オモリ下の下バリが効果的で、ベタ底に這ったワカサギを拾い上げてくれます。
一匹ずつコツコツと釣り上げる時間帯が長く続きましたが、お昼を前に、大きな群れがドーム船下を通過するようになりました。
一匹掛けてからしっかりと待ち時間を与え多点掛けを狙っていきます。
この時期の最大の特徴は、「魚が走らない」ことです。
産卵後で体力が無いため、ハリ掛かりした後にワカサギが暴れ辛いです。
よって、オマツリのリスクは下がり、多点掛けに必要な待ち時間をしっかりと作ることができます。
魚を釣り上げた後のエサ交換は必須です。
グルメなワカサギはしっかりとエサの質を選んで捕食してきますので、エサ交換を怠ってはいけません。
程なくして、大きな群れの回遊はなくなり渋い時間帯へ突入してしまいました。
小刻みにキビキビ誘ったり、ふわっーーと柔らかく誘ったり……
様々なパターンで一匹一匹を大切に釣り上げました。
最終釣果は148匹と、山中湖の春にしては貧果となってしまいました。
今シーズンはなかなか山中湖の本領発揮とはいきません。
しかし、産卵期の抱卵率は高く、山中湖漁協での自己採卵もバッチリ!!
来シーズンは大爆釣かもしれません!!
来シーズンの話をしてしまいましたが、漁期の長い山中湖は6月までワカサギ釣りが可能です!!
是非お出かけください。
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