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2022/03/11

コラム

3月8日氷上ワカサギ釣り赤城大沼釣行記(尾崎渚)

春らしい陽気が続き、氷上ワカサギシーズンも終盤を迎える中、赤城大沼に釣行しました。


向かう途中、峠道の路面凍結を少し心配しましたが道はほとんど乾いており、なんなく現地着。
そうは言っても標高は約1300m。
温度計の示す−13度に驚きました。


お世話になる船宿は名月館様です。

いつも親切な旦那様が出迎えてくれます。
もちろんレンタル道具も一式ありますよ。


事前情報では浅場が好調と聞いたのですが、素人心を丸出しに、「赤城と言えばフカンドでしょ」ということで、最深場へと直行。


赤城での釣り経験がほとんど無いため、周りの人の動きを見ながらポイントを探しました。


魚影が確認できたのは、フカンドから南寄りに少しずれた16mライン。
「ここで釣りをしよう!!」
とポイントが決まるまでに穴を何個も開けましたが、氷厚はおよそ70センチ。

手動ドリルを使ったこともあり1時間もの時間を費やしてしまいましたが、何とか釣りスタートです。

セレクトしたタックルは


・レイクマスターCT-ET
・クイック角度チェンジャー
・レイクマスターエクスペックM02E
・レイクマスターPE0.3号
・自作3m仕掛け9本バリ
・オモリ3グラム


喰い気の低いワカサギに、仕掛けをパシッパシッとショートピッチで弾いて、反射的に口を使わせたい。
そんな狙いから赤城発祥のへの字調子のM02Eを選択しました。


釣り開始早々、微細な当たりを穂先が捉え、一匹ずつですがポツンポツンと釣れました。


数匹釣った所で当たりが止まり、そこから長い沈黙タイムです。


魚影も薄くなったタイミングで、状況を打破するべく移動しました。


移動先では群れの入りも良好で、ほんの少しペースアップ。
時折混じる、赤城サイズのデカワカサギを掛けた瞬間の手応えはたまらなかったです。

それにしても難関フィールドで、少し釣れては長い悶絶タイムが続きます。
富士五湖の"釣れない"はほとんどの場合、魚がいないから釣れない!
なのですが、ここ赤城大沼は、たくさん魚はいるのに釣れない!
いや、正確に言うと、釣ることができない!?


あの手この手を尽くしても、一筋縄では攻略できない難しさが、僕自身を熱中させ、深みへとハマっていってしまう要素ですね。


その後もポイント移動で、浅場もチェックしてみました。
そこには沢山のワカサギが確認できましたが、全く喰わない……


おまけに移動を繰り返す最中、釣ったほとんどのワカサギをカラスに食べられしまい、ガックリ……


「あんなに必死に釣ったのに…」


とは思いながら、赤城大沼の最高のロケーションと、最高な釣り味を堪能でき、満足いく釣行となりました。

プロフィール

尾崎 渚

尾崎 渚(おざき なぎさ)

「Fishing House なぎさ」に勤務と同時にワカサギ釣りを始め、いまや山中湖の若きワカサギスペシャリスト。

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