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2022/02/21

コラム

氷上釣りシーズン!赤城大沼!(松田克久)

1月~2月のワカサギ釣りは、まさに氷上シーズン!!
ワカサギ釣りと言えば、氷上釣りを思い浮かべる方も多いはずです。


私の住む群馬県にある赤城大沼は、例年、1月上旬から3月末までロングランで氷上釣りが楽しめる釣り場です。


2022年は、1月10日に解禁になりました。
解禁日が自分の休日に重なった事もあり、これは行くしかない!!笑。
今期は、ボート釣りで5回ほど訪れていますが、
やっぱり、氷上解禁日はドキドキ・ワクワクです!!


解禁日は、水深18メートル近い最深部の通称「フカンド」と呼ばれるポイントを攻めてみました。


タックルはレイクマスターCT-ET1本竿。穂先は迷わずレイクマスターエクスペックM01Eリアクションバイトを選択。この穂先は、独特なへの字に曲がるエキサイトトップ調子で、個人的にはシマノの穂先史上、最高傑作品と思ってしまうほどお気に入りで、食いの良い時はもちろん、氷上釣りなどの繊細な釣りや、食い渋りの魚をリアクションで掛けて行くイメージの釣りをこなせます。

仕掛けは、金袖1,5号8本バリ全長2,8メートル。オモリはタングステン5グラム。
エサは、ラビット緑、紅サシ、赤虫、モロコし虫などをランダムに付けて釣っていきます。


朝からポツポツと釣れだしましたが、さすが難攻フィールドの異名を持つ赤城大沼で、解禁日といえども連掛けはなく、1匹、1匹コツコツ釣っていく感じの展開でした。
午前10時をすぎるとかなり食いも渋く、いつもの難しい赤城大沼になりました。
解禁からエサをまめに変え、誘いを変え・・・・そんな釣りを強いられるのが赤城です!!
釣れてくるのはベタ底付近が多く、全長2.8メートルの仕掛けの効果がまったくない状況でした。(ちなみに、結氷直後は水温などの関係で、ベタ底パターンがあるのですが、すぐにタナは浮いてきて長い仕掛けが有効になってきます。)
それでも解禁特需で、14時半までやって120匹ゲット!サイズも良く楽しめました。赤城のフカンドで100匹釣れれば満足です。

赤城大沼2回目の釣行は、解禁から1週間後の1月17日。テレビロケでの釣りでした。
タックルは、解禁日と全く同じで、少し浅いフカンドを攻めました。この日は魚影がばっちりで、ロケをしながら163匹ほど釣れ、上出来な釣果に恵まれました。

3回目の釣行は、1月24日に「島裏」と呼ばれるポイントの、水深8,5メートル付近を攻めてみました。
浅めのポイントですが、魚は浮いている状況。中層をランダムに攻める、属に言う「空中戦」になりました。釣っていくと上層の群れの方が、食いが良く、なるべく上目、上目で、釣っていきます。この日は誘いも小刻みに連続で速い誘いが有効でした。
ある意味、魚がエサを食おうとしても食いつけないほど早く動かして、じらして、あえて食わせない誘いが有効でした。これぞ!まさに、「リアクションバイト!!」
スローな誘いでは、アタリをぜんぜん出してくれない感じでした。
とにかく、連続で穂先をブラして、誘い続ける釣り!!です。
外部電源仕様の電動リール「レイクマスターCT-ET」は軽量化になり、持ちやすくなったので、こんな手持ち誘いの連続の釣りが実にやりやすくなりました。快適で疲れませんでした!
この高速連続誘いパターンで168匹ゲット!

そして、2月に入り。休みの日が暴風予報ばかりで、なかなか出かけられない状況でしたが、2月15日に釣行しました。
この日は、湖上に雪が積もって、天気も霧模様。浅場も気になりましたが、入場するみなさんにつられてポイントは「フカンド」へ(笑)

まるで、水墨画のような景色でした。

天気もどんより、魚の活性もどんより・・・・魚探の反応だけはすこぶる良く、食わない魚との知恵比べ!!でした。まさに、赤城!!激渋祭り!!居ても食わない魚をいかに食わせるか!?
穂先を変え、オモリのサイズを変え、仕掛けを変え、誘いを変え・・・・最後まで、パターンをつかめないような、つかめたような!(笑)
もう、手の内がないところまで追い込まれます。
この日はフカンドから52匹を引き出して、精一杯!でした。

釣果ゼロの方も続出するほど難しいけど、爆釣の釣りとは違う面白さがあります。
はまる!別格のワカサギ釣りです。
修行は続く・・・・(笑)

プロフィール

松田 克久 (まつだ かつひさ)

インストラクター

鮎釣り歴25年以上。第23回シマノジャパンカップチャンピオン。群馬県高崎市で釣具店「つりピット!」を経営。ワカサギ釣り歴も35年以上で鮎釣りのシーズンオフにはワカサギ釣りのスペシャリストとして活躍する。

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