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2022/02/25

コラム

2月18日あたたかなドーム船で釣る精進湖釣行記(尾崎渚)

2月18日、まだまだ氷上シーズン真っ只中ですが精進湖に出かけました。
お世話になる船宿はニュー赤池さんです。

精進湖というと、ボート釣りを思い浮かべてしまうのが一般的ですが、ニュー赤池さんには小型のドーム船があるんです。個室のようなドーム船なので身内同士で楽しむにはもってこい。


ストーブなどは完備されていないので、小型のガスストーブを持ち込みます。


ドーム船まではボートでの送迎となりますが、湖面は厚く結氷しており、送迎船の航路だけを砕氷し船を進めて行く感じでした。

ドーム船到着後、早速魚探で反応を見てみます。
水深は6.5メートルと浅く、大きな群れと言うよりは、密度の薄い棚がバラけた群れが入ってくることから、軽めのオモリで拾い釣りになることを予想しタックルを組んでみました。

・レイクマスターCT-ET
・クイック角度チェンジャー
・レイクマスターエクスペックM01E
・全長80センチ6本針1号
・オモリ5グラム


エサには紅サシ、白サシ、人工エサ(グリーン)を使用します。


エサ付けが完了し早速仕掛けを落としてみると、ガツガツした当たり。
巻き上げてみると3点掛けでした。ワカサギのアベレージサイズは6センチ前後です。

その後も落とせば当たる好条件。
水深も浅く手返しも良いことから多点掛けを狙い過ぎず、上げ下ろしの回転速度勝負で釣り上げていきました。


たまに中層に入る小規模な群れに対しても、群れの中に仕掛けを入れてやると魚影が厚くなります。
エサに反応し、仕掛けに群れが集まってきている証拠ですね。


これはもしかすると、10束くらい楽に釣れてしまうのでは……!?!?
と思いながら釣っていました。


時刻は8時。ドーム船に日が差し始めました。
すると、今までの喰いが嘘だったように当たりが遠のきます。


時合いの間だけ釣れ、時合い以外は居ても口を使わないパターンになってきました。
やはり産卵前。一筋縄ではいきません。


その後はあの手この手を尽くしますが、いまひとつ解決策が見えません。
やる気のある群れが入ると簡単に釣れるのですが、居付きの魚には何をやっても……お手上げ状態でした。


ドーム船が浮かんでいるポイント名は「こたつロープ」と言われ、朝から夕方まで日がしっかりと当たり、なおかつ風の影響を受けない。穏やかな空気に、睡魔に襲われました。


お昼を過ぎた3時頃から、状況が一転。今まで口を使わなかった魚にスイッチが入ります。
沈黙が続く穂先が頻繁に動くようになり、最後の1時間でラッシュタイム。


最終釣果は450匹です。

朝夕バタバタと釣れ、日中は居るけど喰わない難敵ワカサギ。
桧原湖や松原湖など、奥深き氷上釣りを連想させてくれました。
富士五湖らしくない釣りが新鮮で非常に楽しめました。

プロフィール

尾崎 渚

尾崎 渚(おざき なぎさ)

「Fishing House なぎさ」に勤務と同時にワカサギ釣りを始め、いまや山中湖の若きワカサギスペシャリスト。

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