2021/04/07

コラム

渓流彷徨い日記 ちょっと早かった…

釣行日            2021年3月31日 (水)
場所                    奈良県川上村漁協管内の支流
天候                    快晴
釣果                    久々の尺上が出て満足
使用ロッド        お蔵入りプロト,MAYSTONE 36,テスト中の小継61
仕掛け①          天井糸 ナイロン0.6号、水中糸 0.2号
                            オモリ:G6
                            ハリ:4号
                            エサ:ミミズ
仕掛け②          レベルライン3.5号,フロロ0.8号,自作毛鉤
釣り人               ちぬ

再び新型コロナの感染拡大傾向となっています。大阪はマンボウが適用されそうな情勢です。釣りは屋外なので大丈夫!と油断することなく、感染しない・させないための対策を怠らないように注意しましょう。
渓流での釣りは、ほぼ人と出会うことはありません。むしろ人と出会うことを避けるように川に入る場所を選びます。とはいっても、道中のコンビニに立ち寄ったり、釣りが終わった後に温泉に浸かってホッコリしたりすることもありますからね。


さて、前回に引き続き、奈良県川上村での渓流釣り。前々日に雨が降った後なので、ミミズが有効かも?との予想で、エサにはミミズ(太虫)を用意。水が少なめならば、テンカラで遊ぼうと、MAYSTONEも持参です。


最初に入った場所は、車両通行止めになる場所からすぐ上。車を停めてすぐの場所ですから、入渓する釣り人が多く、釣り荒れが予想されます。竿はテスト中の小継竿。どんな竿かまだ明かせません。テスト中なので。
川に降りると一級ポイントが続きます。いかにも出そうな雰囲気…なのですが、川に降りやすい場所で、しかも車を置いた場所からすぐとなると、頻繁に釣り人が入りますから、生命反応なし!なんてことはザラです。
ここも然り。ささっと見切って、見過ごしそうな場所を探しながら釣り上がります。
にしても、あまりに反応がない(汗)
たまにエサをかじるアタリが出ますが、一口でミミズを丸呑みにするほどの喰い気がないのか、サイズが小さいのか、なかなか針掛かりまでは持ち込めません。
砂地には比較的新しい足跡もあるし、やっぱり釣り荒れなんだろうか?にしても、あまりに反応がなさ過ぎ!ミミズには時期が早かったのか?などとブツクサ独り言を普通の声で口にしながら釣り歩きます。
独りで歩いていると寂しいですし、ちょっとした物音でビビってしまうので、その怖さを紛らわせたいので…


そんなこんなで歩くことしばし、なんてことない落ち込み。その下流には一見良さそうに見える淵。恐らく淵に目が行って、この落ち込みは見逃すかも?仮に見逃さなくても,対岸近くの流れに目が先に行ってしまい、手前の流れは見落とす可能性大。ってことで手前の落ち込み直下に投入、見事にヒット。一瞬見えた魚体は茶色い。やってしまった、ウグイやー、とまた独り言。ちょっと水の勢いが弱かったからウグイポイントになってたんやなぁ…バレても良いや、と雑なやりとりがスタート。とりあえず抜けそうにはない重量感なので、すくいやすい場所へ強引に誘導。手前に寄せてくると、なんと白い斑点、イワナでした。雑なやりとりでしたが、針がしっかりかんぬきを貫通していたので、バレずに済んだみたいです。
さすがイワナ、太いミミズでも丸呑みです。ただ、ここの川ではイワナを放流していなかったように思うので、雨で渓から落ちてきたのでしょうか。
サイズは32.5cm。久々の尺上イワナ。今日はこれで十分、もう帰ろうかな?って気分ですが、もうちょっと竿を使い込みたいので、もうしばらく釣り上がります。

状況は相変わらず。平面上に広がる段差の小さい段々瀬では、所々に釣り残された魚がいるようで、反応はあるのですが、太いミミズを一口で喰ってくれる魚がいません。
ようやく掛かったかと思えば、水面を切る瞬間にエサを放すのか、ポロっと落ちてしまいます。
枝沢と本流の合流点に、段々瀬、そこから続く落ち込み、淵が続く、いかにも一級なポイントに出ました。淵の近くには、立ち位置からルアーマンと思われる釣り人の足跡。
恐らく、淵はエサ釣りの人もしつこく仕掛けを流しているので、魚はいないだろうと予想。段々瀬と淵の間をつなぐ区間に枝沢の流れが合流しているのですが、上下の一級ポイントに目が行って、ここは見落としがちだろうと仕掛けを投入。一投目は狙った流れに乗りません。再投入、今度は乗りました。バコッ!そんな表現が合うアタリで、今度も抜くにはちょっと重い。竿のパワー的には問題ないのですが、水中糸が0.2なので無理せずにすくいます。
またまたイワナでした。
枝沢が流れ込む場所なので、やっぱり前々日の雨で落ちてきたようですね。

この後、なんとか針に掛かってくれたアマゴが3尾で、一旦、車へ戻ります。
約二時間の釣りでしたが、テスト中の小継竿の仕上がりは?テスト中なので、ここでは語れません、悪しからず。
竿を持ち替え、駐車場所を起点にウロウロ歩きますが、どうにも竿を出す気になりそうな場所がありません。ということで、大移動。まだ釣り歩いたことのない別の川へ。
移動をしてみたものの、やはり初めての場所、勝手がわかりません。川に降りやすそうな場所から釣り上がってみます。ただし、ここは成魚放流区間、やはり釣り人が多く入りますので、釣り荒れは必至。一時間ほど釣り歩いてみましたが、一度もアタリがなく、まるで初夏の陽気にへこたれて、またまた別の川へ。
気温だけは上がっていますが、一口でミミズを喰ってくれるまでにアマゴの体力が回復するには、まだちょっとタイミングが早かったのかもしれません。
一旦、いつものようにカップ麺での昼食後、竿をテンカラ竿、MAYSTONE 36に持ち替えて、今期初のテンカラです。これからベストシーズンを迎えるテンカラ、勘を取り戻しておくのが狙いです。新しい竿にも、そろそろ着手したいし。
早速の第一投…バックキャストして…フォワードキャ???
やってしまいました、いきなり毛鉤が背後の木の枝に刺さっています。何もしないうちに毛鉤をロスト(泣)
しかしながらMAYSOTNE、仕掛けを飛ばしやすい。グリップも握りやすい。難点は、渓峰テンカラなどに比べて重心が高いので、やや持ち重りがする点。それでも軽いんですが…超細身ブランク設計故なのですが、次回のモデルチェンジでの課題です。
小一時間ほど釣り歩いて勘を取り戻したところで、一旦終了、というか、堰堤です。

あまりの暑さでバテ気味の体には、ヒンヤリとして、とても気持ちの良い水煙。
あわよくば、良型を掛けて竿と一緒に魚の写真を撮りたかったのですが、水温が6度台半ば。テンカラにはちょっと早かったかもしれません。
暑くて暑くてバテバテ、まだ昼の2時ですが今回は早上がりです。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

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