2022/04/20
コラム
4月6日超深場(40メートル)のワカサギ釣り西湖釣行記(尾崎渚)
INDEX
4月6日、3月末に解禁したばかりの西湖へと釣行しました。
ここ西湖は最大水深約70メートルの深い湖で、年末から春先にかけてワカサギの生息域が30メートル〜50メートルと深く、そんな深場からワカサギを釣り上げる独特の面白みを持つ数少ない湖です。
釣行日は暖かい陽気でしたが、数日前の雪が山には沢山残っており、そのせいか風は冷たく手がかじかみ動かなくなる程の中、出船しました。
目指すポイントは40メートルよりも深場。20メートル前後の浅場にも魚影はあるのですが、足速で釣り辛いとのこと。
ポイントに着くと薄っすらと魚影がありました。
深場の釣りではアンカーは使用しません。沖に点在するブイに船を固定します。
使用するタックルは
・レイクマスターCT-ET
・角度チェンジャーアンダータイプ
・EA10 延長アダプター10センチ
・レイクマスターSHL04R
・タングステンオモリ12グラム
・レイクマスターEX4 PE0.3号 60メートル
エサは紅サシを使用しますが、深場の釣りの特徴として、仕掛けの上げ下ろしだけで紅サシの体液が抜けてしまうのでエサは多めに持って行きましょう。
また重めのオモリを使用し、多点掛けになった時のことを考えると、穂先の曲がりしろが欲しくL04Rを選択。
仕掛けを下ろすなり、さっそく当たりが出ました。
釣れてきた魚は、大型で丸々と太った美ボディ。これぞ西湖のワカサギと言った所です。
このクオリティの魚を、深場から釣り上げる趣き深さ。
他の釣り場では味わえませんね。
深場の魚の特徴として、水圧を受けているせいか、水温が低いせいか、動きが非常にスローリーです。
速めの誘いや誘い過ぎはエサを追えないのか当たりが遠くなります。
誘いすぎるより、置き竿気味の方が喰いが速いです。
多点掛けも入ります。
尚、早巻きだとバレが多発しました。レイクマスターCT-ETならば巻き上げ速度は"2"くらいがちょうど良く、手返しよりも取り込み率を重視です。
ひたすら釣れ続くワカサギ。
爆釣の予感がしましたが、9時過ぎに吹いて来た風と共に反応は皆無に。
思い切って移動を試みます。
すると、朝一番は無かった大きな群れが多数。逆に散らばっているような反応は無く、大きな群れが来れば釣れる。それ以外は一切当たりもないという極端な展開になってしまいました。
これではダメだと何度も何度も数え切れない程、移動を繰り返しましたが釣果には結び付かず、終了時刻の2時間前にストップフィッシング。
最終的には手に負えない程の状況になってしまいましたが、これが釣りですよね。いつも簡単に釣らせてもらえるはずはありません。
だからこそ、フィールドには足繁く通うものなのです。
釣果は262匹、1200グラムと一匹4グラムを越える大型ワカサギに大満足となりました。
ここ西湖はゴールデンウィークくらいまで深場でのワカサギ釣りが成立するそうです。
興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
関連記事
RELATED COLUMN