2020/11/17

コラム

渋くて!はまる!赤城大沼のデカサギ釣り!(松田克久)

釣行日 11月17日
群馬県の赤城大沼に釣行。
結氷後の氷上釣りは、毎年、訪れていますが、ボートでの釣りは、かなり久しぶりになっていた赤城大沼です。


現地のボート店「バンディ塩原」さんで、まず年券を受けて、ボートを借りて、ハンドエレキを装着し、午前8時過ぎに出船しました。
赤城にしては、珍しい穏やかな天気で湖面は、鏡の様です。

魚探をかけながら、ポイントを探ります。
まずは、ポイントは赤城神社の裏側ワンドの通称「島裏」の水深13メートル付近でスタートします。


タックルはレイクマスターCT-Tダークレッドの二刀流。
穂先は、右・「レイクマスターエクスペックM01Eリアクションバイト」、左・「同じく、M02E」をそれぞれ、延長アダプターEA10+角度チェンジャーリバーシブルで繋ぎます。

仕掛けは、右、秋田狐金1号7本バリ全長130センチ、左・フラッシャー付き金袖バリ14本バリ全長200センチ仕掛けのハリを1本置きに間引いてセット。
エサは赤虫とベニサシ、チーズサシ、ブドウ虫などをランダムに付けます。


8時45分に、いざ!釣りスタート。(ちょっとスタートがのんびりすぎたか…)


しばらく、アタリがありません…赤城は渋いのは想定内ですので、のんびり構えて釣っていきます。


すると、かすかなアタリ!!
アワセ損ねます。


そして、再び、アタリ!!
今度はフッキングしました!!かなりの手応えでしたが……バレ!!

いきなり、難航フィールドの異名を持つ赤城大沼の洗礼!!って感じです。


しばらくして、ようやく1匹!!を無事にキャッチ!!


1匹釣ると、ほっとするほど難しいワカサギ釣り場なのです。


外道のウグイ、モロコ、ヌマチチブなどのアタリやヒットもありながら、ワカサギもポツポツ。2時間ほどで、ようやく10匹越えです。


さすが、赤城大沼!!渋いです。
仕掛けは、右側の秋田狐金1号の方が良い感じなので、左のカラバリ仕掛けをやめて、まずは、秋田狐の1号の茶バリに変えてみますが、やはり、右の金バリ仕掛けの方が良い感じでした。


釣れてくるのは、デカサギ!!で、巻き上げ途中にバレが目立ちます。
左の仕掛けを右と同じ秋田狐金バリにして、バレ対策で、号数を1.5号に上げてみましたが…・いまひとつ、ハリを大きくしたら、アタリが少ない感じです。


ここで、場所を見切り、しばらく、行ったり来たり、魚影をチェック。
「キャンプ場」沖の水深11メートルで再開します。


場所移動後は風が出て、水面も波立ってきましたが、少しだけペースアップ!
最初からこちらに来ていれば……(苦笑!)
ペースアップと言っても、渋い釣りには変わりなく、常に集中して誘いを続ける釣りで、まさに神経戦です。
アタリは少ない、アタリが出てもフッキングしない、フッキングしてもバレる!!まさに、もどかしい、思わず唸ってしまいます。
それでも、釣れてくるのはデカサギ揃いですので、引きと手応えはマックス!で、釣りあがると、思わずニンマリ!!です。
気を緩めると、デカサギは走るので、オマツリも多発しましたが…汗!

渋い釣りなのに、ダブルヒットが二回、トリプルヒットが1回あり、思わずラッキー!!と叫びたくなるほど!!(笑)
こんなに渋いのに、トリプルヒット!は、ある意味、意味不明!で、笑ってしまいます。

釣れてくるエサは赤虫が多い感じですが、チーズサシやブドウ虫にも喰ってきており、釣れる度にエサ交換を毎回するくらいに釣っていきます。なぜか、紅サシにはほとんど喰ってこない傾向でした。
そして、常にタナの取り方を頻繁に変えて釣っていきます。オモリを着底させ、フカセたり、ゼロテンションにしたり、張ってミャク釣りにしたり…瞬時に変えて、仕掛けのテンション加減を数センチ変えて、1匹1匹、拾っていく釣りです。
レイクマスターCT-Tは縦型スプールなので、指でスプールを回して、ラインを出したり、巻いたり、クラッチを切ったり、入れたりの繰り返しの動作がやりやすいのです。


オモリを着底させて釣る場合、船が動いて、タナが浅くなった場合は、糸ふけが出てしまい、ライントラブルが起こることがありますが、20レイクマスターCT-Tの新機能「バックラッシュ防止システム」は、スプールの糸留めにタナ取りをしないフリーの状態でオモリを着底させても、糸ふけが出ないセッティングで釣ることができるため、フカセ釣りをするときには、特に便利な機能です。


とにかく、終日、知恵を絞って……コツコツと!!15時半までやって、70匹で終了。

やっぱり、のんびりスタートで100匹に到達できるほど甘くない赤城大沼でしたが…テクニカルなデカサギ釣りは、とにかく面白い!!。やってみればわかります!!
11月いっぱいで、ボート釣りは、すでに終了になりました。あとは、結氷を待つのみ。
氷上釣りが始まれば、さらにデカサギになっているでしょうね。そして、さらに渋る!(笑)。


貴重な魚は、パン粉付けしてストック!!です。
赤城の魚は抜群にうまい!!食べるのも楽しみです!!

プロフィール

松田 克久 (まつだ かつひさ)

インストラクター

鮎釣り歴25年以上。第23回シマノジャパンカップチャンピオン。群馬県高崎市で釣具店「つりピット!」を経営。ワカサギ釣り歴も35年以上で鮎釣りのシーズンオフにはワカサギ釣りのスペシャリストとして活躍する。

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