2020/11/09
コラム
11月9日バックラッシュ防止システムと山中湖釣行記(尾崎渚)
ワカサギ釣り解禁から2ヵ月が経ちました。
ありがたいことに、今シーズン発売となったレイクマスターCT-T20モデルを使われているお客様を目にすることも少なくありません。
ところが、バックラッシュ防止システムをしっかり理解されておらず、スプール周りへの糸絡みに悩まれるお客様がいます。
そんなこともあり、今回はバックラッシュ防止システムの設定方法をメインの記事にしようと思います。
そもそもバックラッシュ防止システムとは、スプールネジを締め込むことにより、糸を放出するスプールにブレーキをかけ、余分な糸の放出を防ぎ、糸絡みなどのトラブルを回避するものです。
上記のことをご理解して頂いた上での設定方法です。
まず最初にスプールネジを目一杯締め込んでください。(画像青〇)
次にオモリを落下させていくのですが、ここではオモリの落下速度に注目していきます。
レイクマスターCT-T20モデルには、オモリの落下速度が表示されます。(画像赤〇)
手返しが多少遅くなっても、絶対にトラブルを起こしたくない方は落下速度表示を1.0前後になるようにスプールネジで微調整してください。
特に初心者の方には、この設定で使って頂いています。
次に、手返しが悪くなるのは嫌だけれど、トラブルは避けたい方。
そんな方は落下速度表示を1.5以下に設定するようにスプールネジで調整してください。
1.5の設定だと、ストレスなく落ちていきながらも、程よくブレーキをかけてくれ、バックラッシュのリスクを相当軽減できます。
多くの方にはこの設定をお勧めします。
上記の設定よりも、さらにスムーズに、ストーンとオモリを落下させたい方はスプールネジを更に緩め、好みの落下速度に調節してください。
ちなみに私は落下速度表示1.8くらいの設定ですが、ここまでスプールネジを緩めてしまうと、バックラッシュの可能性が増しますのでご注意ください。
そうはいっても、従来品よりも格段にバックラッシュしません。
*ここでの落下速度表示とは、オモリを投下して1~2秒以内に表示される落下速度表示です。
落下するオモリは水圧を受けます。投下してすぐの落下速度と底付近の落下速度は異なりますのでご注意ください。
また使用するオモリが15グラム前後になると、上記に当てはまらなくなってきますのでご注意ください。
以上でバックラッシュ防止システムの設定方法とさせていただき、釣行記に移ります。
前回の釣行と大きく状況は変わらない山中湖。
ターンオーバー時期の定番エサ、赤虫を試してみました。
タックル
・レイクマスターCT-T20モデル
・角度チェンジャーアンダータイプ
・レイクマスターPE0.3号
・EA10(延長アダプター10cm)
・レイクマスターエクスペックM03(カミソリバーサタイル)
・全長 70cm 6本バリ狐
・オモリ7.5グラム
朝一から豊富な魚影。赤虫を落とすなり、穂先が揺れます。
明らかに紅サシを使われているお客様に比べてアタリの数が多いです。
ところがさっぱりハリ掛かりせず、自分のペースがドンドンと乱れていきました。
何とか100匹釣ったところで紅サシを使い始めると、アタリの数は減りましたが、確実にハリ掛かりさせられます。
ペースは徐々に尻上がり。途中から吹いてきた南風が味方しました。
釣れたり釣れなかったりと日変わりな状況なだけに、アタリ日に竿を出せ、ラッキーな一日。
最終釣果は600匹でした。
尚、水温低下に伴って底に張り付くワカサギがチラホラ…
オモリ下に付ける下バリが有効となってきました。釣れるワカサギのサイズは相変わらず5cm前後です。
エサは小さめ、エサ交換の頻度は多めが間違いありません。
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