2021/02/08

コラム

神流湖は数のアタリ年!!(松田克久)

氷上釣りシーズンですが、神流湖が釣れだした情報が入ったので出かけてみました。
神流湖といえば、15センチ級のししゃもサイズと呼ばれるデカサギが釣れるフィールドです。しかも数が釣れるともなれば、行かない手はない!!
ということで、まずは2月8日に釣行しました。

気合を入れて、朝早くに家を出発。5時半前に現地に着いたら、まだ、だれも来ていない…
ちょっと早過ぎました。笑。
40分くらい待って、ようやくお知り合いの釣り人がポツポツ!!来てほっとする。
正直、暗闇の山の中の駐車場で、一人で待っているのは心細いですから(笑。


前日も来た釣り人に情報を伺うと、最上流部で結構釣れたとのことで、期待が高まります。


が…


ボート屋の管理人さんが到着し、開口一番。
「今日は、昼間は風が強くなるので、お昼上がりじゃないと上流への引き船はできない」とのこと。
神流湖は、とにかく広大な釣り場で、エンジン船で移動しても、ポイントまでかなり時間がかかります。
せっかく来たのに、お昼上がりでは…と、
もし、強風になれば、遠くのポイントまで行かない方が無難ともいえましたので、安全第一で、引き船による数の釣れている上流のポイントはあきらめ、手漕ぎで行けるボート場のすぐ近くの「柚ノ木沢ワンド」で釣ることにしました。
他の釣り人も、同じく、近くのワンドに数名入りました。


神流湖は、ワンドにロープが張ってあり、ボートを固定して釣るスタイルですので、
ワンド内のロープ沿いに魚探をかけて、ポイントを探します。
神流湖は、渓谷を堰き止めて作られたダム湖ですので、急勾配な地形で、ポイントを探すのが極めて難しい釣り場です。魚探の反応も湖底の傾斜がきつすぎるためとゲストの他魚種も多く、魚探反応も正直あまりあてになりません。


とりあえず岸近い場所の水深12メートル付近のかけあがりのポイントでスタートしました。


タックルは、レイクマスターCT-T二刀流。穂先は、レイクマスターエクスペックL05Sスパークモンスターを角度チェンジャーリバーシブル+延長アダプター10で繋ぎます。

仕掛けは、細地袖金3号8本バリ、ハリ間隔の違う、全長130センチと200センチと長めの仕掛けで、オモリは7グラムをチョイス。


スタートはポツポツ、7匹まで順調でしたが…その後、沈黙…
しかも、山間のダム湖で、日陰のポイントだったため、めちゃくちゃ、寒し…
おもけに、雪まで舞ってきました。
寒すぎるので、釣果より暖かさ優先で…たまらず陽の差す場所に移動します。
午前10時には、周りの釣り人は誰もいなくなりました。
みなさん、寒さと風と激渋に耐えられなかったようで、早上がりしていきました。


一人で粘って釣るものの…魚のサイズは、良いものの、アタリは極めて少なく、やはり渋いです。


そして、天気予報は当たり!!風が吹いてきてしまいました。
風が吹くとボートが揺れるため、釣りにくいですが、20レイクマスターCT-Tの「バックラッシュ防止システム」のおかげで、トラブルのない釣りができます。
この機構は、特に水深の深い場所で重いオモリを使う場合、そして風で船が揺れてしまう時に特に威力を発揮します。


寒さと風に耐えながら、釣っていると…さらに風が強くなり、午後1時に撤収をすることにしました。

釣果は31匹。数は釣れませんでしたが、デカサギ混じりで、それなりに、楽しめました。
風さえ吹かなければ……天候には勝てません。


そして、2回目の釣行は、2月22日。
今回は、風のない良い天気でした。
ここの常連のE氏のエンジン船に、引き船をしてもらい、「琴平橋」上流のポイントに、T氏と3人で入りました。
タックル&仕掛けは前回とほぼ同じですが、穂先はレイクマスターSH04 Rをチョイスしました。

E氏いわく、朝は釣れが悪く、日が昇ってからが良くなるとのことでしたが、この日は常連のE氏も「こんなことはない!!」と言うほど、朝から好スタート。
サイズは、ここにしては小さいですが、通常の湖であれば良型です。

E氏は、特に朝から絶好調!!マックス7点掛けまで出るほど!!
場所に精通しているE氏のポイントは水深10メートル。自分のポイントは14メートル。その隣のT氏のポイントは16メートルと、かけあがりのきついポイントのため、船一艘ずれると、水深が大幅に変わってしまいます。船一艘の差で、天国と地獄ってくらい釣れ方が変わります。
それでもE氏の場所ほどではないですが、自分のポイントもまずまずのペース。神流湖にしてはバクバクなペースで釣れます。
しかし、自分の隣のT氏は、まったく釣れない…
まさに、恐ろしやー!!神流湖のポイントマジック!!
T氏は、たまらずE氏の反対の隣に移動すると…入れ喰いがスタート!!
3人揃って釣れるようになりました。


正午くらいまで、かなり良いペースで、ひょっとして過去に釣った、ここでの自己ベストの500匹オーバーに届きそうな感じでしたが、午後1時からいつもの渋い釣りにシフト。15時手前までやって、最終釣果は422匹でした。自己ベストには届きませんでしたが、神流湖でこれだけ釣れるのは、10年に一度あるかどうかですので、ここでは爆釣と言える釣りでした。

前回は激寒でしたが、今度は暑いほどで、シャツ1枚で釣りたいほどで、天気にも釣果にも恵まれた日になりました◎。

今年の神流湖は数のアタリ年!です。

プロフィール

松田 克久 (まつだ かつひさ)

インストラクター

鮎釣り歴25年以上。第23回シマノジャパンカップチャンピオン。群馬県高崎市で釣具店「つりピット!」を経営。ワカサギ釣り歴も35年以上で鮎釣りのシーズンオフにはワカサギ釣りのスペシャリストとして活躍する。

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