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2021/12/10

コラム

開発者のつぶやき SUPERGAME FINESPEC

製品名:スーパーゲームファインスペック ZD

2021年も残りわずかです。新型コロナによる緊急事態宣言に翻弄され,思うように釣行できなかった方も多いのではないでしょうか。私も当ブログの更新がままならないまま終わりそうです。2022年はシーズン通して楽しめるようになると良いですね。


と言うことで,今年は【スーパーゲームファインスペック】という新しい名前の本流竿がデビューとなります。商品開発のコンセプトはズバリ「本流ヤマメ、アマゴをメインに、ちょっと無理が効く長竿!!」です。関西在住の私が行ける範囲で語ると、仁淀川は大河川でポイントは遠いし、立ち込んでも小石で踏ん張りが効かない。吉野川もポイントが遠いし広いのでとにかく長い竿が欲しい。揖保川中流域は8~9m竿でも釣りはできる川幅だけど、餌を長く流して探りたい。魚の平均サイズは20~25cmクラスで、たまに掛かる尺上サイズをややこしい場所で掛けても負けずに寄せられる竿のパワー。サツキマス狙いにも使いたいな。ということで、ロッドのパワー設定は普通のMHよりもちょい強めに設定しています。実際に、試作開発に熱意をもって協力してくれた、井上さんの釣り動画でもスーパーゲームファインスペックのプロトで利根マスや40cmの大ヤマメを釣っています。あれだけ落ち着いてやり取りできるのは流石カッコいいです。

さて、シマノの本流竿のラインナップで長竿となると、ファインスペックとロングスペシャルの違いについて気になる方がおられると思います。ロングスペシャルは高弾性カーボン素材を多く採用しており、とにかく自重が軽く仕上がっています。調子面では本流竿ではやや先調子で、ロッドのパワーもMと軽快さと繊細さを重視した長竿です。ファインスペックは重めの錘にも対応できるようにしっかりとした穂先とタメが効く胴調子で、自重はロングスペシャルよりも重たくはなりますが、ロッドパワーは強めのMHでより大きい魚に対応できます。

長竿でパワーはありながらも、持って良し、振って良し、掛けて良し。を目指して、足掛け3年かけて調節を繰り返して完成度を高めたため、高次元でバランスがとれた竿に仕上がったことが【FINESPEC】の名前の由来にもなっています。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

ロッド

スーパーゲームファインスペック ZD

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