2021/04/20

コラム

渓流彷徨い日記 ちょっと下見で奥越へ

釣行日         2021年4月9日  (金)
場所                 福井県奥越漁協管内 石徹白川,九頭竜川
天候                  晴れで強風,昼から爆風
釣果                 ヤマメは釣れましたが…
使用ロッド      お蔵入りプロト
仕掛け             天井糸 ナイロン0.6号、水中糸 0.25号
                           オモリ:G4
                           ハリ:6号(本流用)
                           エサ:川虫
釣り人              ちぬ

新型コロナの感染拡大が続いています。非常事態宣言が出ていても出ていなくても、マンボウが適用されてもされなくても、ウィルスはそれらと関係なく活動しています。ちょっと体調が変だな?と思ったら、あまり出歩かないくらいで良いのかもしれません。


例年、2月には福井県の大野漁協管内の川へ、3月に入れば奥越漁協管内の川へ様子見に出かけていましたが、今年は4月に入っての釣行となりました。
ダムカードの配布も再開されているので、これもいただこう、出来れば雪景色も楽しみたい、釣果はともかく、ゆっくりと遠出を楽しみたい。天気予報では、この日は冷え込むらしいとのことで、ちょっと気になります。


九頭竜ダムに着いたのは朝8時過ぎ。ダムカードの配布は9時からなので、まずは釣りからスタート。
すぐ近くの石徹白川に入り、山原ダムの下流を釣り上がります。
入川場所の眼前に良い落ち込みがありますので、まずは最下段の落ち込みと、落ち込みから続く淵を流しますが、反応がありません。水温は6℃台なので、魚がいれば喰ってもよいはずなのに?


一つ上の段に移動。一投目で喰いました。二投目、喰いましたが、エサだけ取られました。なかなか良い感じです。三投目、今度は針掛かり。ちょっと流れの筋を変えてみると、落ち込み直前の場所で喰いました。良いサイズです。抜けないので、寄せにかかったところで外れました。喰いが浅い?
もうちょっと対岸寄りの流れに乗せてみます。喰いました。これはエサだけ取られました。もういっちょ!また喰いましたが、水面を切ったところでポロリ。
下見に来ただけだし、これ以上粘らずに次のポイントへ歩きましょう!


この感じなら、様子見どころかパラダイスかも?って期待しましたが、何も起きないまま次の淵。ここも反応なく…でその淵の上の段、喰いました。良いサイズです。これが今日のパターンかな?と思ってたら、また水面切る直前でポロリ。魚がスレてるのか、急激な冷え込みで水温も下がって、喰いが浅いのか?うーん、どうしよう?
とりあえず次へ歩きましょう!と無策な私。山原ダム直下まで歩きましたが、1尾の追加のみ。この頃には、パラダイスという言葉は消滅していました。


雪が多く、雪代も多いのかなと思ってましたが、雪はほぼほぼ解けて、水量も少なめ。雪景色は荒島岳の上の方に見える程度でした。

時刻は…良い時間です。服を着替えて九頭竜ダム管理事務所へ向かい、ダムカードをいただきました。先月末までだったら、期間限定の特別カードがあったようです、残念!

次はいつも川虫を採っている場所の偵察です。
現場はなんと!青藻がはびこって、エサを採るのが大変。川虫はいるのですが、青藻が生えていない場所が限られていて、短時間で一日分を採るのは大変です。次の機会に、別の場所を開拓しましょう。
九頭竜川を下って、下山へ来ました。

昨年は、勝原スキー場跡から荒島岳に登りましたが、今年はこちらから登ってみたいですね!ってことで、九頭竜鉄道の鉄橋下から釣り上がります。水温は4℃台。谷から雪解け水が入ってくる分、本流の方が水が冷たいんですかね?ちょっと風が強くなってるのも気になります。本流なので、風はつきもの、気にしても仕方ありません。


この水温では、瀬の中には出てきてないだろうと油断していたら、瀬肩で喰いました。油断していたので、アワセが利かず、竿を立てた瞬間に針外れ。どうも針外れが連発する、どうしたものやら?ということで、即アワセでなく、間をおいてみます。
左岸、右岸からの落ち込みから続く流れが、点在する底石にぶつかって複雑な流れを形成している場所に来ました。2、3尾は出てほしいところです。
一尾目、あっさりと狙い通りに掛かってくれました。なら、あと二つも狙い通りに?
そんな甘くはありません、この一尾だけでした。


さらに釣り上がって、再び連続する落ち込みからの淵。ここでは出ずに二つ上の段の落ち込み直前でした。やっぱり今日はこんな場所、といいたいところですが、確信持てるほど魚が喰ってこないので、何ともなぁと思ってたら、またまたポロリ。


昼も過ぎてるし、遅めの昼食で気分を切り替えてみますが、爆風の様相を呈してきました。
あと一時間くらいが限界かな?ってことで次のポイントへ歩きます。
今度は瀬の開き。何となくですが、楽してエサを喰べるのに、定位しやすい場所に着いてそうとの読みですが、風が強くて仕掛けが飛びません。錘を大きくしたら、根掛かり。
風に煽られる竿を支えるだけでも重労働となってきました。右腕の腱鞘炎が再発しそう。
ダメだこりゃ!ってことで、小一時間頑張ってみましたが、爆風に降参。風を避けて渓に入る手もありましたが、いろいろ寄り道計画もあるので、今日はここで様子見釣行を終了としました。


で、寄り道先は真名川ダム。ダムカードをいただきます。

そして寄り道先その2、大野の名水、御清水(おしょうず)です。
ここの水で淹れたコーヒーが美味しいのです。味がまろやかというか、雑味が少ないというか。

釣りよりも観光みたいな様子見釣行でした。
今回、ポロリやら底バレやら、針に掛かり切らなかったのですが、後から考えると、水温の低下で喰いが浅くなった魚に対し、針サイズ6号を通したのが良くなかったかも?3号、4号に落としていたら、また違った結果になっていたかもしれません。
どの釣りも同じですが、その時の状況に合わせて、色々と手を変える柔軟な考え方が必要ですね。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

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