2022/04/04

コラム

パワーロッド「紅月」、椎の木湖に見参、段差の底釣り「打開」のアプローチ

萩野孝之は言う。

「 『名手の必釣パターン』みたいなものって、実はあまり読者のためになってないんじゃないかって、よく思うんだよね。それよりも実際に釣れないところからどういうふうに打開していったか?…。そういう内容の方が、実はみんなの心に響くんじゃないか?って常々思っているんだ。」
 

泣く子も黙る真冬の椎の木湖。

思わず寡黙になってしまうのは釣り人だけでなく、ウキの動きも…。

釣り方は冬の定番、段差の底釣り。

元来、魚任せの「守りの釣り」と言われるこの釣りで、序盤の萩野は文字通り「沈黙」した。
 

しかし――――――。

パワーロッド「紅月」を携え、萩野孝之が「打開のアプローチ」で椎の木湖を一気に支配していく!

沈黙

厳しい寒さが続いている今年の冬――――――。
大型自慢のここ椎の木湖も例外ではなく、なかなかに渋い釣りが続いているという。

「釣り方は段底(段差の底釣り)でいく。目標は1日30枚かな。椎の木湖にしては低いハードルに思えるかもしれないけど、少しでも外せば30枚どころか一桁に沈むと思う。それくらい今日は締めてかかるよ。」

いつもは入場時にリラックスした表情を見せる萩野孝之だが、この日ばかりは口を真一文字に結んでカートを引く。取材日は2月9日(水)。朝の気温はマイナス2℃と、この日も相当に冷え込んだ。萩野は3号桟橋渡り奥、536番に着座する。

 

● 竿  シマノ【紅月】18尺
 

● ミチイト  0.8号
 

● ハリス  上0.6号 下0.35号 10―70cm
 

● ハリ  上7号 下3号
 

● ウキ
一志【底釣りPC】6番(PCムクT18.5cm 一本取り羽根B17.5cm 竹足4cm ※エサ落ち目盛は全11目盛中、クワセを付けた宙の状態で7目盛出し)
 

● バラケ

粒戦 ・・・ 100cc

とろスイミー ・・・ 50cc

ダンゴの底釣り夏 ・・・ 50cc

水 ・・・ 200cc

段底 ・・・ 100cc

セットアップ ・・・ 100cc

バラケマッハ ・・・ 100cc
 

● クワセ

魚信1分包+水70ccでレンジ作り(600Wで30秒くらいずつ3〜4回に分けて加熱し、固まったら冷水に絞り出す。練り過ぎるとコシがなくなるので注意)

 

 

釣り方は竿いっぱいでの段差の底釣り。下バリにタナ取りゴムを刺し(ウキにはフロート装着)手際よく下バリトントンから2cmズラシのタナにセットした萩野は、7時30分にエサ打ちを開始する。
 

「いるけど、アタリにならないね。」
 

ゆっくりと5投ほど打ったところで、萩野が呟く。

なるほど真冬の椎の木湖、渋い…。

萩野が「いるけど」と言ったのは、僅かに気配は出ていることから。そして萩野は「おそらく底ベッタリにいるんじゃなく、ちょい上でホバリングしているような感じ。ほんの時折、イトズレみたいな気配が出るからね。」という。真冬の大型池でよく遭遇する状況で、底冷えしてしまっているのか、「底ちょい切り」の中尺抜きチョーチンで釣果が上がる状況、とも言える。しかし萩野は釣り方を変える素振りを微塵もみせず、「なんとかしたいよね。」と眼を輝かせる。

開始から45分が経過した8時15分、アマめのナジミ(1目盛程度)を試していた萩野のウキが、初めてはっきりと「ツッ」と入った。これで竿が曲がるが、残念ながら口周りのスレ。次投は再び深ナジミに戻すが、何も起こらない。

「バラケを硬く小さく付けてブラ下げると動きは出るんだけど、アタリにはつながらない。かといって手水で軟らかくしてアマめに付けるとアタってもスレで、そのあと完全沈黙…。一言で言うなら、『じゃあどうしたらいいのよ!?』っていう地合だよね(苦笑)。さっきも言ったけど、底付近にへらはいるんだけど、少し上にいて、かつ下を向いてくれない状況、だよね。」

さすがの萩野でも、万事休すか!?やはり中尺チョーチンに分があるのか。

釣れないながらも状況分析は出来ている雰囲気の萩野は、こう続けた。

「釣り師としては燃える状況。ここから釣れるところにまで持っていけたら自分も嬉しいし、読んでくれている人にも一番ためになるんじゃないかな。」

1時間過ぎてもノーフィッシュ。しかし、この絶望的な状況から「打開」は始まる。

厳しい寒さが続いている今年の冬。それが大型主体の池ともなれば、喰い渋りの度合いはなおさらだ。もちろんここ椎の木湖も例外ではなく、真冬の定番釣法の段底といえど、苦戦を強いられることも…。

「釣れているところより、まったく釣れていないところから打開していくプロセスこそ見て欲しい。」と、名手・萩野孝之。まさにその言葉を体現する取材となる。

「紅月」

さて、この日萩野が手にしていたのが、「紅月(あかつき)」だ。今回は改めて萩野にその特長を簡潔に解説してもらった。
 

「一言で言えば、『新世代のパワーロッド』。ただし、『スパイラルX』の特性を生かしてただ硬いのではなく、全体的な張り感は出しながらも、思った以上に綺麗に曲がる竿だよね。路線的には『鉾』に近いかな。ただ価格はこちらの方がリーズナブルで、自重も軽量かつデザインも斬新。価格帯的にもキャラ的にも『風切』と対をなす感じで、しなやかな浅ダナスペシャル的な『風切』に対して、こちらの『紅月』は全体的なパワー感が増していて、チョーチンやペレ宙なんかにも躊躇なく使える、よりオールラウンダーになっている。椎の木湖みたいな大型主体の池にも最適だよね。」
 

ロッドの性能を生かす基本構造「スパイラルX」を軸に、単に硬さに頼らないパワー感の演出に成功している「紅月」。また「半無垢穂先」も搭載され、文字通り竿の元から糸に続く竿先まで隙なく「綺麗に曲がる」パワーロッドとなっているのだ。調子的には「硬式先調子」とはなっているが、実際に振った感触は「本調子」と言ってもいいくらいしなやか。しかしそれこそが「紅月」が新世代のパワーロッドたるゆえんなのである。
 

「ほんと、管理でも野釣りでも、またどんな釣り方にもマッチする最高のオールラウンダー。このデザインも素敵だよね。」

何と言ってもその斬新なデザインがまずは目を引く「紅月」。新世代パワーロッドを謳い、硬式先調子ながらしっとりと綺麗に「曲がる」ブランクスに、紅月色の斬新なカラーリングと炎のゆらめきを思わせるワンポイントが映える。和竿調のデザインとは一線を画する方向性だが、刺さる人にはたまらないデザインであろう。

握りには「しっとり綾織握りⅡ」を採用。手のひらに吸い付くようなグリップ感は秀逸で、エサや水に濡れても滑り知らずで快適に釣りに没頭できる。釣りが終わった後のクリーニングが楽なのも嬉しいところ。

穂先には「タフテックインフィニティ」のソリッド部を頂く「半無垢穂先」を採用。チューブラー穂先の特長であるパワー感を出しつつ、先端のソリッド部がしなやかに動いて操作性や水切れ感を助ける「両者のいいとこ取り」を実現させている。だからチョーチンだけでなく、振り込み性能が問われる浅ダナ系にも余裕で対応する。

「打開」へのプロセス

「段底って、どちらかと言えば釣り人側から何かを仕掛けることができない、『守り』の釣り方。言葉を変えれば、『魚任せの釣り』の部類に入る。だから本音を言えば、最初の設定でそこそこ釣れて欲しいよね。今なんて、そんなに変なことをやってはいないと思うんだけど、まったくアタリも出せない状況(苦笑)。でも、ここから局面を打開できれば、それって読者のみなさんにとっても、凄く参考になるんじゃない?」

確かに段底は保守的な釣り方であるが故に、「何かを変えづらい釣り方」でもあると思う。ましてまったく釣れない状況から局面を打開していくには、身動きの取りづらい釣り方だろう。「もしも今日、単にたくさん釣るんだったら15尺くらいのチョーチンセット」と分析する萩野。

さて、1時間経っても沈黙状態の萩野。まず試したのは意外な一手だった。

「下ハリスを詰めてみます。」

萩野はそう言うと70cmだった下ハリスを50cmに。そして同時にタナも取り直した。

これは意外だった。この渋い状況ではてっきりその逆、80cmくらいに長くするものと思っていたからだ。

さっそくその理由を聞く。

「へらの気配はある。ただし、『ちょい上』。あと分かったのは、硬めのバラケにした時に反応がある、ということ。ここでまず疑ったのは、『バラケを上から降らせ過ぎているのでは?』という疑念。バラケの位置をもっと底に近付けて、へらの寄りを底付近に圧縮できないかと考えたから、下ハリスを短くしてみたんだ。これでアタってくるならけっこう楽な展開になるんだけどね。」

バラケはさらに小さく、キュっと押さえて強めに付ける。気が付けば萩野はウキもPCムクトップ仕様から通常のパイプトップ仕様のものに換えていた。もちろん、「持たせたい」からだ。

トップは3目盛がナジみ、ジワリと返して抜ける。その直後に段底らしくエサ落ち目盛の下がヌっと出て、「チクッ」と落とすアタリが出て、ようやく当日の第1号が釣れてきた。

下ハリスを詰めるという対応、正解か!?

しかしその後、萩野のウキは再び沈黙状態に入ってしまう…。

「ダメだね。やっぱりこれでは無理矢理なんだね。へらが全然下を向かない。アタってもイトズレか、スレ。」

時おり、らしい動きは出るのだが、ことごとく空振りかスレ。名手・萩野をして、一向にカウントが進まないのだ。

しかし、この下ハリス詰めのつまずきこそ、「正解」への貴重な第一歩となるのだった。

「今のは凄いヒントになったね。」

「今のは」というのは、下ハリスを詰めた行為と結果のことであった。

釣れていないのに?

少々頭が混乱する…。

あの萩野孝之をして、1時間以上経過して釣果1枚。そして、再びの沈黙…。筆者はこの後、おそらく萩野がそそくさと釣り方をチョーチンセットに変更するであろうと予測していた。しかし萩野はそんな素振りも見せず、黙々と段底に没頭していく。

下ハリスを50cmから70cmに戻した萩野。しかし状況は相変わらず。気配はあるのだが、モヤモヤだけでアタリには結びつかない。

ここで萩野は下バリを「もしかしたら大型にアオられて安定感に欠けているのでは?」と3号から4号に変更。しかし、変化なし。

これはやはり、万事休すか…。

その後、かなりの待ちのリズムで単発的なアタリを拾うものの、9時を過ぎても釣果は「3」。これはさすがに厳しい。

しかし次の瞬間、萩野の口から出てきたのは、信じられない言葉だった。
 

「うん、だいぶ見えてきたよ。」 
 

見えてきた? いったい何が…。

困惑する筆者に、萩野がやさしく解説してくれる。

「段底ってへらに下を向かせなくちゃいけない釣りなんだけど、バラケを底に近付けるっていうのは、もう少し暖かい時期の強引なやり方だよね。で、実際にダメだったと。それならやっぱりバラケをもっと上から落としてやらないと逆立ちしてくれないんだけど、今のバラケだと『夏』が効き過ぎていて『抜け』がアマいんだね。」

 

粒戦 ・・・ 100cc

とろスイミー ・・・ 50cc

 ・・・ 200cc

段底 ・・・ 100cc

セット専用バラケ ・・・ 100cc

バラケマッハ ・・・ 100cc

粒戦 細粒 ・・・ 50cc

新たにバラケを作り直す萩野。そしてこのバラケが一気に状況を「打開」へと押し進める。

「セットアップ」に代わり、抜けのいい「セット専用バラケ」。そして一番の変更点が、持ちのいい「ダンゴの底釣り夏」を抜き、代わりの「粒戦 細粒」 締め、だった。

「これはセッティングだけじゃないなって気付いてから、ずっとバラケを何に変えようか考えていた。これでハマるといいんだけど」

結論から言ってしまうと、このバラケ変更は驚くような結果を導くことになるのだ。

美しい朝焼けの中、ようやく萩野の竿が立つ…。下ハリスを詰める対応で1枚目をものにした萩野だったが、後が続かず再び沈黙状態に。しかしこれが「打開」への貴重な足がかりとなった。はたから見れば「手も足も出ない」といったような厳しい状況から、萩野は試行錯誤を繰り返しながら確実に「打開」に向けてアプローチしていく。そのプロセスは、まさに見応え十分であった。

真冬の抜き方向を意識してPCムクトップから入った萩野だったが、いったんはナジミを出す方向性を見出すと、パイプトップにチェンジ。下バリは大型によるアオリを嫌って3号から4号にサイズアップし、安定感を重視した。結果的にはこの変更も、後のバラケ変更とリンクしてくることになる。

まさにこの日のターニングポイントとなったバラケ変更。セッティングだけでの打開に限界を感じた萩野はバラケに着目し、「下に抜けるバラケ」にスイッチし、そこから一気に状況を打開していくのである。

力感のある曲がり込みを見せる「紅月」18尺。椎の木湖のランカーサイズにもビクともすることなく、さりとて硬さでねじ伏せるような挙動はいっさい見せず、しなやかに大きく曲がって悠然を浮かせてくる様子がとても印象的だった。ただし、振った感触にダランとした頼りなさは皆無で、そこはやはり硬式ロッド、といった印象。椎の木湖のような大型主体の管理釣り場のみならず、さまざまな魚種もやってくる野釣りにも最適だろう。

上から落として、下を向かせる。

「凄く分かりやすい表現で言うと、『ポッカン抜け』って感じかな(笑)。いったんはナジませるんだけど、ハリからは早めにポッカンと抜けちゃう感じ。で、そのタイミングでへらに下を向かせる感じかな。」
それまでは「ダンゴの底釣り夏」のネバリが邪魔して、抜け方が「ジワジワ」…という感じだったのが、確かに萩野の言うように「ポッカン」と抜け、トップがスっと返してくる。

ここで誤解して欲しくないのが、バラケのナジミを出さない「ゼロナジミ」、「抜き」ではない、ということ。今の状況でナジミをアマくすると、「ちょい上」にたむろする大型がさらに上に行ってしまい、結果的にどんどんアタリを失ってしまうのだという。もちろんそのことも、萩野は「釣れない時間」に確認済みだったのだ。
それは、心底驚くべき「変化」だった。

正直、それまではさすがの萩野でも貧果は免れない、といった様相だったことは間違いない。

しかしどうだろう。

バラケを変え、「いったんはナジませるが、ポッカンと抜いて落とし、へらに下を向かせる」…に切り替えてからは、信じられないくらいウキの動きが一変したのだ。
「こんなに変わっちゃうんだから、へら釣りってホント面白いよね。」

3目盛程がナジみ、即座にスっと割れ落ちるようにバラケが抜け、トップが返してくる。この時バラケは硬めで、横に広がらないよう、小さな塊のまま底に向かって落ちていくイメージが大切だという。そしてこれもまた、朝の試行錯誤の中で「バラケを軟らかくして水中で横に広げてしまうと、とたんに動きを失う」というところからフィードバックしたものだった。

10時から一気にペースアップに成功した萩野。リズムに乗ってくるとアタリもどんどん早くなり、かつ、「置き直し」も面白いように決まる。「いきなりこの『置き直し』で釣りにかかる人がいるけど、それはご法度。まずは釣りの基本骨格ができ上がってから、ね。でないと、いつでも頼るようになっちゃうから。ちゃんと釣り自体が合ってないと、不思議と決まらないしね。」。

こうなるとパイプトップ&下バリのサイズアップも、「安定感」に直結しているように感じられるから面白い。

一気に信じられないような釣れ具合となった萩野。この日の椎の木湖としては驚愕の時間10枚ペースで釣りまくり、正午の時点で26枚、26.63kgで全体3位までにジャンプアップしていた。実に、たった2時間で23枚を固め釣りしてしまったことになる。

「今日はここが全て。釣れたことが凄いんじゃなくて、釣れるようになったことが面白かった。そして、それこそがへら鮒釣りの醍醐味なんだと思う。」

10時前の時点で3枚と、さすがの萩野も万事休すか?釣り方変更か?しかし、当の本人は「打開」への手応えをしっかりとつかんでいた。バラケを変え、「いったんはナジませるが、一気にポッカンと下に向かって塊のまま抜ける」という釣りにシフトすると、信じられないくらいにウキの動きは一変。「ナジんで、抜けて、チクッ!」とリズムまで早くなるだけでなく、クワセの「置き直し」もビシバシ決まるようになり、時間10枚超と驚愕のペースに転じてしまったのである。

「釣れたパターンだけじゃなくて、まったく釣れなかったところからのプロセスを必ず書いて欲しい。むしろそちらの方が大切。」と萩野。段差の底釣りという、ある意味もっとも「釣り人側の言うことを聞かない不自由な釣り方」の中での見事な「打開のアプローチ」で、パワーロッド「紅月」が輝く。

「風切」との違いを視覚化

真剣実釣はお昼で一区切りとし、午後は兄弟竿とも言える「風切」との釣り比べだ。

「紅月」の短竿の曲がりも見たかったこともあり、釣り方は9尺チョウチンセットに固定(浅ダナは厳しい地合)。それぞれ「紅月」と「風切」で実際に椎の木湖の大型を掛けてもらい、その違いをカメラに収めることとした。

結果として、「紅月」と「風切」の違いは視覚的にも明確だった。写真を見てもらえれば、しっかりと綺麗に曲がりながらも全体的な「張り感」を視覚的にも感じ取れる「紅月」に対し、「風切」の方が胴元からグっと大きく曲がり込んでいるのが見て取れる。

まず持った感触が「風切」の方が一段軽く、見た目も細め。そして魚を掛けた時も(チョウチンなのでなおさらだろうが)、掛かった直後から胴に入ってくる印象が強く、やはり「紅月」に比べるとかなり胴調子寄りであることがはっきりしたのだ。本来、「風切」が本領を発揮するのは繊細な仕掛けを使った浅ダナと言われるが、実際に使い比べてみると、改めてそのことがはっきりと実感出来る結果となった。

「紅月」は硬式先調子という言葉からくる「硬くて先だけ曲がる」というような印象は一切なく、誤解を恐れずに言えば、「『風切』をスマートに強くした」という印象。「対で揃えて釣り方や魚のサイズで使い分けても面白いよね」と、萩野もその完成度に大きく頷いていた。

軽量かつしなやかな「風切」はライトタックルを用いる浅ダナに最適で、パワー溢れる「紅月」はチョウチンやペレ宙、または大型を狙える野釣り等にも最適。デザイン的にも対をなす形となった「紅月」と「風切」。両者を揃えてシチュエーションに応じて使い分けるのも楽しい。

「紅月」9尺の曲がり。魚が掛かった直後からしなやかに大きく曲がるが、しっかりとした「張り感」があり、椎の木湖のランカークラスも楽に浮かせられる。

同じシチュエーションでの「風切」の曲がり。チョウチンということでなおさらだが、「紅月」より元から大きな弧を描いているのがよく分かる。

プロフィール

萩野 孝之 (はぎの たかゆき)

インストラクター

シマノジャパンカップへら釣り選手権大会は初出場96年6位、98年3位、99年4位、00年3位、02年3位、03年優勝、04年優勝、 05年3位(シマノへら釣り競技会、浅ダナ・チョウチン一本勝負!3位)、以降も上位入賞しながら13年まで全国大会へ進出し続けた、ミスタージャパンカップ。

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