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2020/08/31

コラム

ロックディープで未踏のレンジを攻略せよ!! 【日中ベタ凪、ナブラなしでも勝機あり!?】

磯のプラッギングゲームは、トップウォーターやミノーで表層を探っても反応なし、ということはざら。メタルジグに手を伸ばしたくなるが「その前にコレです」と赤木さんが推す新戦力がロックディープだ。「青物がプラグを喰わない時間帯を釣れる時間に変える可能性を秘めています」という赤木さんが、ロックディープの全貌を解説。

ひと口サイズのディープダイバー磯の救世主、降臨!

– 磯の青物プラッギングゲームは、朝マヅメやナブラ発生時が大チャンス。高活性の青物が表層のプラグをアグレッシブに追う迫力満点の釣りだ。
「だからこそコルトスナイパーシリーズのプラグは、表層系が中心です。ただ、表層系プラグだけでは苦戦するケースもあります」


– ダイビングペンシルやミノーをいくら投げても魚の反応がない、ということはある。
「晴天の日中、ベタ凪でベイトの気配もない。あるいは水温の急変で魚は上に出にくくなります。そういうときは、今まではメタルジグに手が伸びますが、プラグが届く距離ならそちらのほうが勝負が早い。そこで新たに開発されたのがロックディープです」


– その名のとおり、大型リップを搭載した潜行能力の高そうなプラグだ。
「ディープダイビングタイプのミノーになります。自分が使った感覚だと水面下5m前後を狙って潜らせられる潜行力を持っています。状況やタックルによっては、7~8mまで潜っているように感じますね。しっかり潜るから足場が高い磯でも足元まできっちり引き切れる。磯際でのバイトは多いですからね」


– ミノーより圧倒的に深い泳層。これが表層系プラグに反応しない青物に口を使わせる。使い方も簡単ということだ。
「着水後、速巻きで狙いたいレンジまで潜行させたらただ巻き。基本はこれだけです。とくに水温が急激に下がったときは、魚の動きが鈍くなるのでゆっくり巻く。ロックディープはデッドスローでもきれいに泳ぎます。テストは紀北(和歌山県)の海峡など流れの速いエリアで行いましたけど、泳ぎが破綻せずに安定感が高い。そこもロックディープの強みです」


– 青物対応プラグでかつてないディープダイバー。ロックショアゲームの救世主と言えそうだ。
「コルトスナイパーシリーズのウリでもある頑丈な3XボディにAR-Cを搭載。飛距離が出て良く潜るので、磯のヒラスズキでサラシが厚いときにも有効です。活躍の場は磯に止まらず、沖堤など水深のある堤防も表層系プラグで攻めた後にロックディープを投げたくなるシチュエーションです。ひと口サイズで朝マヅメの時合いがすぎても喰わせやすいですからね」

003 キョウリンコノシロ

深めのレンジをキープして泳がせることができるディープダイバー。全長120mmの喰わせやすいサイズ感も強みで、
既存のプラグでは獲りきれなかった青物にアプローチすることができる。

コルトスナイパー血筋を受け継ぐ“強さ”と“飛び”

ボディは磯にぶつけても壊れにくい優れた耐衝撃性を持つ3X BODYを採用。貫通ワイヤーに#2の2フックを搭載し、大型青物と安心してファイトが楽しめる。AR-C重心移動システムを内蔵し、空気抵抗増につながる大型リップを搭載しても安定した飛距離を実現。“強さ”と“飛び”のコルトスナイパーの基本性能を踏襲する。

※写真はCOLTSNIPER ROCKJERK140S/170F

大型リップでミノーが未踏のレンジに侵攻

水噛みの良い大型リップは速巻きで急潜行。通常のただ巻きではタイトなウォブンロールアクションをみせ、軌道が上昇しにくいから足元まできっちり泳がせることができる。「リップの水噛みが良いから潮の流れの変化がつかみやすい。緩い潮と速い潮の壁、要は喰わせどころがわかります」

【ROCKDEEP 120S AR-C】投入のタイミング

水面~表層で反応がないときに潜らせてレンジ攻略

「磯の青物プラッギングは、ロックダイブやロックポップスリムなどのトップウォーター系で水面に誘い出すのが基本戦略。水面に出なければロックジャークのジャーキングでアピールしたり、ロックスライドのフォーリングでバイトを誘いますが、いずれも表層が舞台。そこで反応がなければ、ロックディープを中層に潜らせる。表層に出きらない魚に勝負を挑めます」

①水面~水面直下
②表層
③中層以深

003 キョウリンコノシロ

【ROCKDEEP 120S AR-C】有効なシチュエーション

喰わない状況すべてをチャンスに変える可能性を秘める

「日中の晴天ベタ凪や急激な水温低下など、青物の活性が下がったときは水面~表層系プラグで苦戦することが多い。朝マヅメの時合いが過ぎた諦めムードの時間帯や、青物やベイトの気配がない状況こそ、ロックディープを投げるべきです」。ロックディープが活躍する主なシチュエーションは次のとおり。


  • 日中晴天ベタ凪で表層で反応なし
  • ベイトフィッシュ、潮目など水面~表層で好要素が見当たらない
  • 春先や晩秋に多い水温の乱高下で青物が低活性化
  • 急激な冷え込みで表層の水温が下がり、魚が上まで出られない
  • 人為的プレッシャーの影響などで表層のルアーを見にきてもUターン

【ROCKDEEP 120S AR-C】カラーセレクト

メインはシルバー系でローライト時はゴールド系が有効

「カラーはシルバーベースをメインにセレクトします。光量や潮の澄み具合に応じてナチュラルなフラッシングの狂鱗と、ギラッと強く光る強鱗で見せ方を変えるのも有効です。マヅメや曇天など光量が少ないときはゴールド系の実績が高い、キョウリンマヅメを選びます」

004キョウリングローと008キョウリンピンクはグローを配色。
ローライト時に光の届きにくい深いレンジに潜らせても発光でアピールすることができる。

中層以深レンジ攻略

基本メソッド
狙いたいレンジまで潜らせてからただ巻き
活性が低いときほどスローが有効

「ロックディープの使い方は、着水後、狙いたいレンジに潜らせるために速く巻きます。到達したら通常のリトリーブ。いわゆるただ巻き。ロックディープの能力まかせで泳がせるのが基本です。冬場や春先の低水温期や、水温の急変で活性が下がったときは、青物が動きたがらないのでデッドスローが有効です」

応用メソッド①
魚の反応があったらショートジャークで誘いを入れる

「ただ巻き中にルアーに触ったり、足元まで追尾するなど魚から何らかのサインがあるときは、次のリトリーブでロッドティップを軽くあおってショートジャーク。アクションの変化で喰うきっかけを与えることができます」

応用メソッド②
潮の壁でストップ。
バイト誘発を流れに委ねる

「ロックディープは大型リップが潮を噛んで流れの緩い潮と速い潮の差がわかりやすい。巻きが急に重くなったら潮の壁に入った証拠。そこでラインを張らず緩めずでストップ。ロックディープを流れに委ねて、バイトを誘います」

【ROCKDEEP 120S AR-C】シークレットメソッド
表層でも活躍!
ジャークの連続で弱った小魚をイミテート

「ナブラが発生したときに、傷んだ小魚が水面付近をフラフラ泳いでいることがあります。ロックディープはロングリップで水噛みが良いから、ショートジャークの連続で左右に大きく首を振る。ミノーのジャークより前進を抑えて、弱った小魚のような動きを演出できます」

ミノーでは難しい厚いサラシもロックディープでレンジ攻略

「磯はサラシが出ることが多い。ルアーを見切らせずに騙して喰わせやすい好要素ですが、ルアーがサラシの中に入ると魚に気づかれにくい。サラシの厚みが1mを超えると、ミノーをサラシの下ぎりぎりにレンジ調整して通すのは難しいけれど、ロックディープはロッドティップの高さ調整などで楽に行えます。ヒラスズキはもちろん、根に付くヒラマサやカンパチはサラシ絡みで喰うことが良くありますからね」

推奨タックル

ロッドはプラッギングスペシャルがマッチ

「ロッドのコルトスナイパーXR S106M/PSは、ロックディープのウェイトをしっかりのせて振り切れるパワーゾーン。長さもあって飛距離が出ます。PSはプラッギングスペシャルの略。ティップが柔らかめでリップに水をかませて安定して泳がせやすいです。大型青物の実績が高い磯は、パワーがワンランク上のS106MH/PSも使います」

ロッド:コルトスナイパーXR S106M/PS
リール:ステラSW 5000HGまたはステラSW 5000XG
ライン:オシアリーダーEXフロロ 30~40lb
リーダー:オシア8 2~3号

プロフィール

赤木 光広

赤木 光広 (あかぎ みつひろ)

[フィールドテスター]

紀伊半島をベースに全国各地で活躍する磯ルアー師。豊富な経験に基づく知力・体力を武器に大型回遊魚と渡り合い、ダイナミックな実釣スタイルと軽妙なトークでロックショアゲームの魅力を伝えている。

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この記事で使用している製品

ロッド

コルトスナイパー XR MB

リール

ステラ SW

ライン

オシア EX フロロ リーダー

ライン

オシア 8 PE

ルアー

コルトスナイパー ロックディープ120Sジェットブースト

ルアー

コルトスナイパー ロックダイブ160Fジェットブースト

ルアー

コルトスナイパー ロックジャーク 140S/170F ジェットブースト

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