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2023/10/05

コラム

2023 Autumn&Winter SoaRe New Model 2人のエキスパートが実釣インプレッション!

2023 Autumn&Winter SoaRe New Model

アジング、メバリングに代表されるライトソルトゲーム。繊細で奥深い釣りでありながら、近年は手軽さも手伝って多魚種を狙うスタイルも人気だ。そんなライトソルトシーンに合わせて2023秋冬ソアレは、誰でも手軽にライトソルトを楽しんでいただくべく、入門者に最適なロッドのソアレBBシリーズをフルモデルチェンジ。ソアレルアーのニューウェポンも登場し、アジングから多魚種狙いまでライトソルトゲームを幅広くカバー。2人のエキスパートに実釣を通してニューモデルの実力を語ってもらった。

プロフィール

丹羽喜嗣 YOSHITSUGU NIWA

インストラクター

瀬戸内をホームに活躍するライトソルトゲームのエキスパート。とくにアジングに精通しており、魚の習性や過去の経験に基づく理論と気象や潮の変化など現場を読み解く感性でアジを追い詰め、確実に釣果に結びつける。

阿部健司郎 KENJIRO ABE

高校卒業後から本格的にライトソルトに打ち込み、早18年。地元大分県全域をホームにアジ、メバルを追う新進気鋭のアングラーだ。一昨年の尺メバル釣獲数は200尾を超え、大型メバルハンターとしても注目されている。

23-24秋冬ソアレニューモデルの実力はいかに!?

実釣は梅雨の最中の宇和海、戸島(愛媛県宇和島市)。

丹羽

丹羽

宇和海といえばアジの宝庫。ただ、情報によるとアジは産卵に入って非常にナーバスになっているらしい。渋い状況が予想される中、新しいロッドのソアレBBアジングがどんな特性をみせてくれるのかが楽しみですね
阿部

阿部

戸島は初めてのフィールド。アジ以外にもライトソルトのターゲットがたくさん居ると思うので、新しいソアレBBで釣るのも楽しみです。ソアレライズショットブレード10g、15gやA-ジグの新色など新しいルアーで何が釣れるか
丹羽

丹羽

ジグヘッドのカケガミTGデイエディションもデビュー。デイアジングをメインにアジの反応が悪ければ多魚種狙い。ライトソルトらしく気軽に楽しみましょう
23-24秋冬ソアレニューモデルの実力はいかに!?

手軽だけど奥が深いライトソルトゲームを展開

実釣時のアジの活性がかなり低め。漁港内のボトム付近に見える群れも居るが、ルアーへの反応は鈍い。

丹羽

丹羽

わずかなアクションで誘ってフォールやステイでなんとか喰うアジが居ます。比較的待ち時間の長い釣りが効きます。要は渋い。上級者向けのシチュエーションですね
阿部

阿部

僕もアジが見えているレンジでチョンチョンッと誘うリアクションバイト狙い。でも反応してくれる魚は少ない。イージーな状況ではないです

朝夕マズメはNEWソアレBBアジングを手にアジングに集中。日中はNEWソアレBBで多魚種を狙うと、いかにもライトソルトらしい手軽で楽しい釣りを展開した。

アジは産卵がらみで喰い渋る状況。

アジは産卵がらみで喰い渋る状況。「ベイトフィッシュもいない。繊細に誘って喰わせるしかない。かなり上級者向きの状況です」。

漁港周りで多魚種を狙うとカサゴをはじめオオモンハタ、小型青物、サバなど根魚から回遊魚まで多彩な魚と出会う。手軽で楽しいライトソルトゲームを展開。
漁港周りで多魚種を狙うとカサゴをはじめオオモンハタ、小型青物、サバなど根魚から回遊魚まで多彩な魚と出会う。手軽で楽しいライトソルトゲームを展開。
漁港周りで多魚種を狙うとカサゴをはじめオオモンハタ、小型青物、サバなど根魚から回遊魚まで多彩な魚と出会う。手軽で楽しいライトソルトゲームを展開。
漁港周りで多魚種を狙うとカサゴをはじめオオモンハタ、小型青物、サバなど根魚から回遊魚まで多彩な魚と出会う。手軽で楽しいライトソルトゲームを展開。
漁港周りで多魚種を狙うとカサゴをはじめオオモンハタ、小型青物、サバなど根魚から回遊魚まで多彩な魚と出会う。手軽で楽しいライトソルトゲームを展開。

IMPRESSION
インプレッション

NEWソアレBBアジング
丹羽

丹羽

エントリーモデルにも最先端の技術。上位機種に迫る性能が楽しめます
阿部

阿部

ステップアップを目指すビギナーの方にもおすすめです
NEWソアレBBアジング
丹羽

丹羽

ソアレBBアジングは、これからアジングをはじめたい方や、アジングを深めていきたい初心者の方に最適なロッドですが、フルモデルチェンジでブランクスにハイパワーXが搭載され、よりアジング向きのパリッとしたテイストに仕上げられています。またハイパワーXによりキャスト後のブレの収束が早く、キャストフィールが向上。軽量リグが投げやすく、飛距離、精度ともに上がっているのが実感できます。エントリー層の方にも最先端の技術を使った上位機種に迫る機能を楽しんでいただけるロッドです
NEWソアレBBアジングとNEWソアレBB最大の改良点は、ブランクスにハイパワーXが搭載されたこと。
NEWソアレBBアジングとNEWソアレBB最大の改良点は、ブランクスにハイパワーXが搭載されたこと。ブランクスのネジレを抑制する強化構造でキャスト時やファイト時の性能が高められている。
丹羽

丹羽

このNEWソアレBBアジングの中で僕の注目アイテムはS58UL-Sです。現在のアジングのトレンドを踏襲するレングスと調子。やや張りのあるハイレスポンスソリッドを搭載し、入門者の使用頻度が高い1~1.5gのジグ単を意のままに操作しやすい。もちろんアンダー1gの操作性も高いです、そして魚がかかるときれいに曲がってバラシも減る。日本全国どこに行ってもアジングとはこういう釣りだよ、というのが体感できる、今のアジングにどストライクのモデルです
丹羽さんが「現在のアジングロッドのどストライク」というモデルがS58UL-S。
丹羽さんが「現在のアジングロッドのどストライク」というモデルがS58UL-S。「アジング入門者が最初に買うべき1本。初めてアジング専用タックルをそろえるならリールはソアレBB C2000SSPG。ラインはサイトレーザーEXエステル0.3~0.4号。リーダーにソアレリーダーEXフロロ4~6lbを組めば、全国各地のアジングフィールドで通用します」(丹羽)
丹羽

丹羽

同じULでもS64UL-Sは、比較的先調子でアングラーが意図したアクションをつけやすく、魚をかけたときは長さからくるタメも兼ね備えています。大型アジが生息しているフィールドでアジングをはじめる方におすすめです。LパワーのS610L-Sもアジングロッドではスタンダードな先調子で、長さとパワーがあるのでジグ単だけでなくキャロライナなど遠投系リグやA-ジグとの相性も良い。瀬戸内など流れのあるフィールドで釣りをする方にも選んでいただきたい1本です
ショートロッドで極端な先調子だと魚をかけてもバラしやすい。

ショートロッドで極端な先調子だと魚をかけてもバラしやすい。「S54SULとS58UL-Sは魚をかけて負荷が増すとベリーが追従。きれいに曲がるからバラシが減る。6ft以上のモデルは長さによるタメで魚の引きをいなせます」(丹羽)

阿部

阿部

僕が良く使うのはS54SUL-S。ショートレングスで操作性が高く、ティップは軟らかいソリッドのタフテックで軽いジグ単が扱いやすい。ティップで潮の重みを感じやすく、微かなアタリを違和感として感じることもできました。あと入門者の方がやりがちなルアーの動かしすぎを防ぎ、プレッシャーの高いフィールドでバイトを誘えます。ティップは吸い込みの弱いバイトにも追従するので、喰い渋る状況にも強い。繊細な釣りにも対応するので、ステップアップを目指すビギナーの方におすすめのモデルです

「きれいに曲がるから軽量ルアーが投げやすい」(丹羽)。
「きれいに曲がるから軽量ルアーが投げやすい」(丹羽)。ここもNEWソアレBBアジングが入門者を意識して開発した特性だ。
NEWソアレBB
丹羽

丹羽

メバルから青物まで巻きの釣りに反応するあらゆる魚が狙えます
阿部

阿部

尺メバルを狙うならS76L-S。遠投して良型を狙うならS80L-Sです
NEWソアレBB
丹羽

丹羽

ソアレBBは平たく言えば巻きの釣りを行うためのロッドで、対象魚の代表格がメバルです。NEWソアレBBもこのコンセプトを踏襲し、ブランクスにハイパワーXを搭載して正常進化しています。ブランクスのネジレに対して補強されているのでキャスト後のブレの収束が早く、また不意の大物がくる可能性が高いライトソルトではファイトで有利に働きます
NEWソアレBBはNEWソアレBBアジング同様、ブランクスにハイパワーXを初搭載。
NEWソアレBBはNEWソアレBBアジング同様、ブランクスにハイパワーXを初搭載。キャストやファイトでネジレを抑え、ブランクスが持つ本来の性能を引き出し、釣りの精度を高めてくれる。
丹羽

丹羽

ラインナップは7ft6inのUL-S、UL-T、L-Sと8ftのL-Sがあり、選び方はパワーで選ぶのが正解。自分が使った感覚でいうとライトソルト用の初めての1本ならS76UL-Tがおすすめです。1g台のジグ単、遠投系リグ、プラグと幅広く使える。ティップはしなやかなソフチューブトップでのせやすく、軟らかすぎないのでプラグのトレブルフックでもしっかりアワセが決まります。全4機種でメバルをはじめセイゴ、マダイ、青物など巻きの釣りに反応を示すあらゆる魚が狙えます
S80L-Sで良型カサゴとファイト。

S80L-Sで良型カサゴとファイト。「Lクラスはバットパワーがあるので根魚をかけても主導権を与えずにボトムから引き離すことができます」(阿部)

阿部

阿部

僕もオールラウンダーとして使うならS76UL-Tを選びます。軽いジグ単をメインに巻きの釣りをするならS76UL-S。ティップにタフテックαを搭載し、かなり軟らかく喰い込みが良いです。メバリングに向いてます。尺メバルにトライしたい方にはS76L-Sをおすすめします。ティップはちょっと張りがあるハイレスポンスソリッドでジグ単、遠投系リグ、プラグと幅広く使えます。
Lクラスはパワーがあるけど曲がるからファイトも楽しい。
「Lクラスはパワーがあるけど曲がるからファイトも楽しい。とくにS80L-Sはライズショットブレード10gなど重めのルアーが良く飛ぶ。。遠投してチヌやマゴチなども狙える。ライトソルトゲームの可能性を一気に広げるロッドです」(丹羽)
阿部

阿部

バットパワーもあるので大型メバルの引きにも対応しやすい。小型青物やハタ類狙いにも使えます。もっともレングスのあるS80L-Sは、フロートを使った遠投系リグやライズショットブレードなど重めのルアーをしっかり投げることができます。遠投して良型を釣りたいときはこれを選びます。全機種にブリッジライクシートを採用しているので、入門機とは思えないクリアな手感度も実感できます
ライトソルト入門で最初の1本に選ぶならS76UL-T(写真左)。
丹羽「ライトソルト入門で最初の1本に選ぶならS76UL-T(写真左)。軽量ジグ単からプラグ、遠投系リグまで様々なルアーが使えます。リールはソアレBB C2000SSHG。ラインはピットブル8+0.4号。リーダーは狙う魚種や釣り場によってフロロカーボンの8~12lb。メバルをはじめ多魚種と遊べます」(阿部)。右は丹羽さん推奨アジング入門セッティング(ロッド:ソアレBBアジングS58UL-S。リール:ソアレBB C2000SSPG。ライン:サイトレーザーEXエステル0.3~0.4号。リーダー:ソアレリーダーEXフロロ4~6lb)。NEWソアレBBシリーズがライトソルトゲーム入門者をサポートする。

IMPRESSION
インプレッション
丹羽喜嗣 YOSHITSUGU NIWA

ソアレ カケガミTGデイエディション
「アジは金色に反応する。この習性を利用したデイアジング対応モデルです」
ソアレ カケガミTGデイエディション
阿部

阿部

バットパワーもあるので大型メバルの引きにも対応しやすい。小型青物やハタ類狙いにも使えます。もっともレングスのあるS80L-Sは、フロートを使った遠投系リグやライズショットブレードなど重めのルアーをしっかり投げることができます。遠投して良型を釣りたいときはこれを選びます。全機種にブリッジライクシートを採用しているので、入門機とは思えないクリアな手感度も実感できます
アジはゴールド系のカラーを好み、カケガミTGに金バリを搭載したのがソアレ カケガミTGデイエディション。

アジはゴールド系のカラーを好み、カケガミTGに金バリを搭載したのがソアレ カケガミTGデイエディション。日中の警戒心が上がったアジに対して金の誘いをプラス。オリジナルアシストフックが微弱な吸い込みバイトも絡めとる。

ソアレ ライズショットブレード10g、15g追加色
「新色の追加でより幅広いシチュエーションに対応できる」
追加カラーは012 マットチャートイワシ(右)、013 Sチャートピンク(左上)、011 Sレッドヘッドの3色。
追加カラーは012 マットチャートイワシ(右)、013 Sチャートピンク(左上)、011 Sレッドヘッドの3色。いずれもアピール力のあるカラーだ。
丹羽

丹羽

ソアレ ライズショットブレードは根魚、青物、セイゴ、チヌなどライトソルトのあらゆるターゲットに効きます。今回、3色の追加でブレードの波動とカラーによるアピールの組み合わせが増え、より幅広いシュチュエーションに対応できるようになりました。Sレッドヘッドはボディがパールホワイトですがスケールブーストが入っている。僕はボディのフラッシングを活かしたシルバーの派生カラーとして使います。Sチャートピンクは、ヒラメ用ルアーに採用されるようなアピールの強いカラーで、ブレードの波動と相まって高い集魚効果が期待できます。マットチャートイワシは、とくにローライト時や潮が濁り気味のコンディションで有効。フラッシング系とは異質のカラーと言えます
ソアレ ライズショットブレードはブレードの波動とフラッシング、ボディのカラーなどにより集魚力が非常に高い。

「ソアレ ライズショットブレードはブレードの波動とフラッシング、ボディのカラーなどにより集魚力が非常に高い。カサゴなどライトソルトのあらゆるターゲットに効きますが、僕はアジが広範囲に散りやすい高水温期に群れを探すサーチベイトとしても投げます」。

ソアレ A-ジグ追加色
「濁り気味の潮やナイトゲームでもA-ジグの威力が活かせる」
追加カラーは右上から時計回りに006 Sブルピン、008 Sオレンジグロー、007 Sアカキン 、005 Sイワシの4色。2g、3.5g、5g、6.5gの4サイズをラインナップ。
追加カラーは右上から時計回りに006 Sブルピン、008 Sオレンジグロー、007 Sアカキン 、005 Sイワシの4色。2g、3.5g、5g、6.5gの4サイズをラインナップ。
丹羽

丹羽

A-ジグはアジング対応のメタルジグで、一番の特徴がフロントヘビーです。フォール時は前傾姿勢で素早く沈み、ラインテンションをかけると水平姿勢を保ちます。なぜ、このバランスかというと、アジは棒状に立つものはほぼ喰わない。喰わせの水平姿勢にコントロールしやすいバランスがA-ジグの強みです。使い方もチョンチョンと誘ってテンションフォールとジグ単と同じ感覚で使えます
丹羽

丹羽

ワームには出せないアクションやカラーの違いでジグ単とのローテーションに組み込むのもありです。そのカラーですが、今回4色が追加されました。SイワシとSブルピンのブルー系は、年間通して水温が大幅に落ちない南方系のフィールドでめちゃくちゃ強いです。Sアカキンは、自分にとっては富栄養エリアカラー。湾内など潮が濁り気味のフィールドで有効です。SオレンジグローとSアカキンのグローが入るカラーは、ナイトゲームや濁りを視野に入れたカラーリング。A-ジグはアジだけでなくメバルやカサゴ、小型青物などライトソルトの様々なターゲットが狙えます。新色の追加でライトソルトゲームの楽しさの幅が広がります
ジグ単と同じように使えて、メタルジグならではのスコンッと落ちるフォールとメタリックなカラーで違いを出せる。

「ジグ単と同じように使えて、メタルジグならではのスコンッと落ちるフォールとメタリックなカラーで違いを出せる。ジグ単とのローテーションが可能で、重めのジグヘッドでメリハリのある動きが効くときはジグ単を凌駕する釣果が出ることもあります」(丹羽)

A-ジグはアジをはじめ様々な魚種に有効。

A-ジグはアジをはじめ様々な魚種に有効。「要はジグ単に反応する魚も、メタルジグが効く魚も釣れる。アジの時合いがすぎてもA-ジグを投げれば、なんらかの魚と出会える。手軽にライトソルトゲームの醍醐味が味わえます」(丹羽)

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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