ソアレBBでのライトゲーム　【新保明弘】

釣行年月日：　2024年3月中旬
場所：　静岡県南伊豆
タックル

ロッド： ソアレBB S54SUL-S
リール：ソアレBB 500SPG、ミラベルC2000S
ライン：サイトレーザーEXエステル0.4号、ピットブル8+0.4号
リーダー： ソアレリーダーEXフロロ

皆様こんにちは。シマノインストラクターの新保明弘です。

「奥深きライトソルトゲーム」始まりましたね。私は静岡県沼津市在住。
釣り人ならば誰もが知っている釣りの名スポット伊豆半島の入り口です。そんな地の利を生かして、幼少から釣りを生活の一部とさせてもらっています。シマノインストラクターとしてこの場からライトソルトゲームの魅力を多くの皆様にお伝えできれば幸いです。

ライトソルトゲーム。ターゲットを限定せず、身近な海で手軽に楽しむ釣り。そんなライトソルトゲームにオススメなのがソアレBBシリーズのタックルです。BBとはBlood brothers（血を分けた兄弟）の頭文字を取ったものですが、ソアレシリーズの上位機種と血を分けた兄弟になります。シリーズの中ではビギナー向けのエントリーモデルとなっていますが、その性能はエントリーモデルとは思えないもの。

実は私、23年の登場以来プライベートなライトソルトゲームではかなり使用頻度が高いものとなっています。今回はそんなソアレBBシリーズの中から、ロッドソアレBB　アジングS54SUL-SとリールソアレBB 500SPGの組み合わせを使用したライトソルトゲームの紹介です。

3月中旬。場所は南伊豆。昨年末よりアジの仲間であるメアジの群れが接岸しており、それをメインでの釣行。15：20干潮、22：45満潮、月輝面約40％、月の入りは23：40。

夕方から上げ潮が効き出し、日が変わる前に上げ止まり。すでに月は上がっており、月輝面を考えると大分明るくなっています。絶対ではないですが、アジやその仲間は夜釣りで狙う場合、闇夜の方が常夜灯の周辺に集まりやすくなります。光を利用しての捕喰活動がしやすくなるからです。

逆に月明かりが強くなると、常夜灯の明かりの効き目も弱くなるし、メアジ含め、ターゲット達の姿も見えやすくなって、彼らも大型魚に捕喰されやすくなるため、活性が低くなる傾向があります。

しかし、そこはソアレBBのタックル性能を生かして、その時、その時のパターンにアジャストしていくことがライトソルトゲームの楽しいところです。

釣り場に着くと先行していた釣り仲間が、夕方からさっきまで入れ喰いだったけどアタリがぴったり止まったとのこと。上げ潮が効いている時間帯にアタリが止まる？空には山影から顔を出した三日月が。やはり、月明かりは否めないよう。それでも時折水面下にメアジの群れの回遊が見えている状況。ここからが面白いところ。自分のイメージを具現化していきます。

タックルはロッドがソアレBBS54SUL-S、リールがソアレBB 500SPG。ラインはサイトレーザー0.3号にソアレリーダーEXフロロ3ポンドにジグヘッド1.3g+1.5インチのシルバーラメストレートワームのタックルでキャスト開始。

まずは、基本。キャストしたら糸ふけを取ってカーブフォールさせながら時折アクションを入れて上からレンジを探っていきます。

このタックルはアンダー1gのジグヘットリグも軽快に扱えるセッティング。1.3gのジグヘッドリグなのでよりリグとの距離感が掴みやすい。ライトソルトゲームに限ったことでは無いですが、自分とルアーの距離感がしっかりつかめていることが釣果につなげる重要な要素となります。が、アタリなし？周囲のアングラーも低活性。

そんな時に、これまた釣り仲間の女性アングラーが、同クラスのタックルで水面直下をただ巻で狙っていると、それにメアジがヒット。
それをヒントにこれは水面直下のシラスパターンだと頭を切り替えて、キャストして着水後、直ぐに水面直下をシェイクしながら引いてくるとコーン！と明確なアタリを出してメアジがヒット。

そこからは群れが回ってくると、水面直下で連続ヒット。群れが離れると反応がなくなるの繰り返し。やっぱり、満月に向かう月周りで魚が落ち着かないよう。それでも、二桁釣果となったのでメアジ狙いは終了。

満潮近くとなったので、ポイントを移動して今度は、防波堤の壁に付いた根魚狙い。リールをミラベルC2000Sにピットブル8+0.4号にソアレリーダーEXフロロ5ポンドが入ったものに変更。ジグヘッドリグも1.5ｇへ。
足元の岸壁際をカーブフォールで狙っていくと気持ちよくアタリ。ハイパワーX搭載で根魚の強い引き込みにも対応。15㎝程のカサゴを釣り上げることが出来ました。