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サーフ予備知識「浜を知る」
- Base.04 -
サーフ予備知識
「浜を知る」
- Base.04 -

装備と安全について

サーフゲームと言っても、堤防や河川などで釣りをする装備と基本的なスタイルは変わらないが、サーフでは波打ち際に立つため、寄せてくる波で身体が濡れるのを防ぐ必要がある。時には強い波に足をすくわれて転倒する危険もあるので、フローティングベストの着用も必須だ。自身を危険から守るほか、安全に釣りを楽しむための装備はしっかりと調えておきたい。

サーフというフィールドに安全装備が必要な理由

堤防や磯のような高低差がなく、足場も極めてフラットなサーフ。夏場は海水浴場となるフィールドも多く、さほど危険があるようには思えない。

しかし、釣りの観点から一年を通してみると、これが思った以上に過酷なフィールド。風が強ければ波しぶきや砂が舞い上がり、夏は強烈な日差しが海や砂地に反射して照りつける。冬は季節風に吹かれ凍えそうなほど寒く、とにかく過酷な自然環境と対峙しなければならないのだ。

また、不規則に打ち寄せる波は時折大きくなることもあり、立ち込む度合いによっては波に足をすくわれ、転倒する危険もある。服を着た状態では泳ぎづらく、離岸流などの流れがある場合は非常に危険だ。サーフは“波打ち際の浅場”だからと軽く考えず、しっかりと身を守るウェアとフローティングベストを着用して楽しみたい。

一見穏やかな海岸でも、ウネリの影響で突然大きな波が打ち寄せることがある。安全にサーフゲームを楽しむには安全装備は必須だ。

必要な装備

専用フローティングベスト

ひたすら移動しながらキャストを繰り返すサーフでは、集中力を切らさないために機動性を重視したいところ。特に上半身の大部分を占めるフローティングベストは、動作の妨げになるようなものは避けたい。

シマノインストラクター・堀田光哉さんの場合、サーフゲームに特化した専用フローティングベストを愛用。文字通りサーフゲームのために作られたものなので、使い勝手はもちろんのこと、ロッドワークの妨げにならないような設計が施されている。釣果を得るにはタックルも大事だが、こういった円滑な釣りをサポートするアイテムも重要だ。

XEFO・サーフトリッパーベスト

サーフでの機動性を重視した専用フローティングベスト「サーフトリッパーベスト」。動きやすさに加え、収納力の高いポケットが多数装備されている。

重量を分散して肩への負担を軽減したり、キャスティングを考慮した動きやすいカッティングなど、機動性を高めた専用設計が特徴。

邪魔にならない大容量の背面ポケットや、ペットボトルの収納など便利な機能も満載されている。

フットウエア

サーフにおいて欠かせないアイテムと言えばウェーダー。各フィールドに合わせ素材や機能を備えたものが多数あるが、基本的には動きやすく、防水性や透湿性に優れたチェストハイタイプのものを選びたい。

動きやすさの面では、一般的なブーツタイプより、ストッキングにシューズを合わせるタイプのほうが機動性は高い。ただし、脱着の手間はブーツタイプに劣るので、そのあたりを考慮しよう。

砂浜ならソールの素材はラジアルでもよいが、磯が混じるようなサーフではフェルト、またはピンが装着されたものを選ぶと安心だ。

ブーツが一体化した一般的なウェーダー。シューズタイプに比べて素早く脱着できるのがよい。波のしぶきが上半身までかかることがあるので、なるべくハイチェストのものを選びたい。

足の部分がストッキング素材になっており、シューズを履いて使用するタイプ。ブーツタイプに比べて足首の機動力が高く、動きやすいのが特徴。ソールはピンフェルトタイプを選べばどこでも安心。

アウターウエア

気温の高い夏場なら長袖のシャツなどで十分だが、それ以外のシーズンでは必ずアウターが必要になってくる。特に絶えず波シブキを被るサーフでは、防水性に優れたものを選びたいところ。

中でもサーフやウェーディング用に設計された「ショートジャケット」は、動きやすさを追求した設計に加え、ショート丈ゆえに波の影響を受けにくくなっている専用アウター。細部にわたって防水機能も充実しており、快適な釣りを楽しむにはしっかりと身につけておきたいアイテムだ。

XEFO・GORE-TEXR® SHORT JACKET

サーフやウェーディングに適したショートジャケット。すぐれた撥水性や防水機能など、シブキを浴びるサーフでは重要なウェアのひとつ。

フィンガープロテクター

なければならないアイテムではないが、重いメタルジグなどをキャストする際は指にラインの負荷が大きく掛かる。場合によっては摩擦で指を切ることもあるので、フィンガープロテクターを装着しておけば安心。

パワーフィンガー・キススペシャル

主に投げ釣りで使われるフィンガープロテクターだが、ルアー釣りでも流用可能。キャストを繰り返すサーフでは、指への負担考えて装着しておきたい。

キャップ&偏光グラス

他のフィッシングシーンでも同様だが、日差しや頭部を保護してくれるキャップは必需品。また水面の乱反射を防いでくれる偏光グラスは、常に波の様子を見るこの釣りには欠かせない。もちろん、目の保護にも役立つのでぜひ着用しておきたい。

日差しを遮るものがなく、海面や砂地からの照り返しが強いサーフではキャップと偏光グラスは必須。

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