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FIELD PASS [NESSA-ROMAN]

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HOW TO サーフゲーム
- Study.03 -

マゴチ・シーバス

ヒラメが寒期を中心としたサーフのメインターゲットなら、マゴチはそのオフシーズンに楽しめる暖期の好ターゲット。もちろん、シーズン的に重なる時期もあるので、どちらも楽しめる場合もある。
シーバスは河口などの汽水が絡むサーフで釣れる確率が高い。サーフで釣れるシーバスは全般に型がよい傾向があり、港湾部の釣りとはまた違った魅力を持っている。

マゴチを狙う

水深30m以内の砂泥地や岩礁まじりの砂地に棲むマゴチは、ヒラメと同じフィールドにいる場合が多いが、比較的低い水温を好むヒラメに対してマゴチは高めの水温を好むようで、生息エリアはヒラメよりも南に位置し、サーフにおける好期も初夏~晩秋と、秋~初夏がシーズンとなるヒラメとは対照的だ。サーフで釣れるマゴチは比較的型がよく、45~55cmクラスを中心に、60cmクラスの大型が釣れることもある。ヒラメと同じく美味な魚なので、食べる楽しみもあるルアーターゲットである。

ポイント的にはヒラメよりやや流れのゆるい場所を好む傾向が見られる。産卵期となる初夏は数がまとまって釣れるが、釣れすぎた場合、キープは最小限にしておこう。

サーフで釣れるマゴチは良型が多い。同じ場所に固まっていることがあるので、釣れた場所は何回か繰り返し攻めてみよう。

シーバスを狙う

日本各地の沿岸に広く分布するシーバス(スズキ)は、港湾部から河川内、磯周り、サーフと釣れるフィールドも多彩で、ソルトルアーのターゲットとしては最も身近な存在である。サーフで釣れるシーバスは平均的にサイズが大きく、メーター級の大物と遭遇する可能性もある。シーバスに限らず、サイズを求めるルアーマンにとって、サーフは夢多きフィールドといえよう。

サーフシーバスの絶好期は、イワシが多く回ってきやすい5~6月の初夏。ベイトさえ入っていれば他のシーズンでも釣れるが、ナイトゲームになる場合も多い。

シーバスも大型が回ってくることが多い。ヒラメ以外でも“一発”を狙えるポテンシャルを秘めているのが、サーフというフィールドの魅力でもある。

必要なタックル

では、マゴチ・シーバス狙いに必要なタックルを見てみよう。基本的には、どれもヒラメ狙いと同じもので0Kだ。

重量のあるルアーを思いっきり飛ばせるタックルが前提

ロッド、リール、ライン

マゴチ、シーバスともヒラメ狙いと全く同じ。10~11フィートクラスのヒラメロッドと、4000番クラスのスピニングリール、PEライン+ショックリーダーという構成だ。マゴチはともかく、「シーバス狙いではシーバスロッドのほうがよいのでは……」と思うかもしれないが、タックル選びの際にまず考えなければならないのは、ターゲットがいると思われる場所を通せるルアーはどんなものかということ。遠投が基本となるサーフでは、ヒラメ狙いもシーバス狙いも要求される飛距離は変わらないし、使用するルアーのタイプもほぼ同じ。港湾部で使用するようなライトなルアー、タックルは選択肢から外してよい。ネッサシリーズは「ヒラメロッド」ではあるが、サーフで必要なルアーを投げるための「サーフロッド」なのである。

「ネッサ」シリーズのロッド、4000番クラスのスピニングリールの組み合わせは、魚種に限らず使用できるサーフゲームのスタンダードスタイル。

重量のあるルアーを思いっきり飛ばせるタックルが前提

ルアー

マゴチ狙いはヒラメよりもさらに底層を意識した釣りになる。ルアー選びも「底を叩けるもの」が中心になる。そのため、主力となるのは、ワーム、メタルジグといった、ジャーク&フォールのアクションに適したルアー。鯛ラバの炎月投式Ⅱも有効な選択肢だ。ワームは4~5インチのシャッドテールタイプを14~21gジグヘッドに組み合わせるのが定番。

対して、シーバス狙いでは上層から中層のレンジを意識する。メインとなるのはミノープラグ。ある程度のボリュームがあるシルエットで、飛距離も出て、波の中をしっかりと引ける安定性を持ったルアーが適している。ヒラメハンター堀田さんのおすすめは、「エクスセンス サイレントアサシン 140F/140S AR-C」「熱砂 ヒラメミノーIII 125F / 125S AR-C」など。フローティング、シンキングいずれも有効だ。

関連商品情報:炎月 投式Ⅱ サイレントアサシン 140F/140S AR-C 熱砂 ヒラメミノーIII 125F / 125S AR-C

ジグヘッド&ワームは、ヒラメ、マゴチともに狙えるルアー。ボトムコンタクトの回数をできるだけ多く取るのがアタリを引き出すコツ。

シーバス狙いはミノーが主体。ボリュームのあるシルエット、飛距離、安定性を備えたルアーが適している。

ルアーアクション

マゴチ狙いの場合は、徹底して底層を攻める。底をズル引きしてもよいが、根周りが好ポイントとなるため、根掛かりを避ける意味でもジャーク&フォールを主体にしていこう。マゴチは基本的に底から離れない魚なので、ルアーもなるべく底から離さないようにするのがコツ。引っ張っては落とし、引っ張っては落とし……の操作を細かく行い、シャクった後は必ず着底を確認すること。ボトムコンタクトの回数が多いほど、アタリの出る確率も高くなる。

シーバス狙いは基本的にただ巻きでOK。まずは表層から攻めていき、その後はシンキングタイプのミノーをカウントダウンして、50cm、1m付近のレンジを探っていく。

  • 「ルアーアクション」解説ムービー

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