エサやルアーを
準備しよう!
釣りエサ
サシエ
釣りで使うエサはたくさんの種類があり、対象魚に合ったものを選ぶ。ハリに付けるエサのことはサシエ(またはツケエサ)といい、サビキ釣りやウキ釣りなどで魚を寄せるために撒くエサをマキエ(またはマキエサ)という。
よく使われるサシエはアオムシやイシゴカイ。場所や季節を問わず多くの釣具店で入手できる。イシゴカイは細くてよく動き、小さいハリにきれいにマッチするため口の小さな魚に食わせやすい。アオムシは太くて長く、こちらもよく動く。ともに投げ釣りやウキ釣り、サグリ釣りなどで幅広く使われており、狙える魚は豊富だ。3人で1本ずつ竿を使って1本バリ仕掛けでキスやハゼを狙う場合は、50~80gもあれば3~4時間は楽しめる。
そのほかのエサには、ウキ釣り(フカセ釣り)でよく使われてどんな魚も狙えるオキアミ、さまざまな魚が好むシラサエビなどのエビエサなどがある。
おもな呼び名 | そのほかの呼び名 |
---|---|
アオムシ | アオゴカイ、アオイソメ、チョウセンゴカイ |
イシゴカイ | スナムシ、岩デコ、ジャリメ、海ゴカイ |
チロリ | 東京スナメ、カタニギリ、ギボシイソメ |
ホンムシ | イワムシ、マムシ |
カメジャコ | ゲンダ、アナジャコ、赤シャコ |
シラサエビ | スジエビ、モエビ |
ブツエビ | タエビ、ヌマエビとミナミヌマエビの総称 |
エビエサ
シラサエビ
メバルやカサゴ釣りなどで使われる淡水エビ。
ブツエビ
シラサエビよりも小型の淡水エビで、おもにメバル釣りで用いられる。
すばやく刺せる チョン掛け
尾バネの根元の節部分に腹側からハリを刺す。尾バネは取っても取らなくてもOK。すばやく刺すことができるので手返しよく釣りたいときにおすすめ。
喰いが渋いときに 鼻掛け
口元からハリを入れ、脳天を避けながら目と目の間からハリ先を抜く。喰いが渋いときに効果的な刺し方。
シラサエビ
メバルやカサゴ釣りなどで使われる淡水エビ。
すばやく刺せる
チョン掛け
尾バネの根元の節部分に腹側からハリを刺す。尾バネは取っても取らなくてもOK。すばやく刺すことができるので手返しよく釣りたいときにおすすめ。
ブツエビ
シラサエビよりも小型の淡水エビで、おもにメバル釣りで用いられる。
喰いが渋いときに
鼻掛け
口元からハリを入れ、脳天を避けながら目と目の間からハリ先を抜く。喰いが渋いときに効果的な刺し方。
虫エサ
アオムシ
よく釣れるターゲットは、チヌ、スズキ、カレイ、アナゴ。
イシゴカイ
よく釣れるターゲットは、メバル、キス、カサゴ、カワハギ、ハゼ。
釣具店ではビニール袋や透明のプラスチックケースに入れてくれることが多い。虫エサの鮮度を保つなら専用のエサ箱がおすすめ。
虫エサの表面や体液はヌルヌルしており、慣れていないとハリが刺しにくい。そこで活躍するのが釣具店で売られている石粉(いしこ)と呼ばれる白い粉。これを虫エサに振りかけることで滑り止め効果が働き刺しやすくなる。ただ、石粉を振りかけた虫エサは弱りやすいので、使うぶん、もしくは少量ずつ使用しよう。
弱りにくく、よく動く
チョン掛け
頭先端からやや下辺りにチョンと掛けるだけ。遠投には向かないので、メバルのウキ釣りなどの近投中心の釣りで用いられることが多い。
オーソドックスな刺し方
1匹掛け
オキアミ
生タイプ
身が軟らかいので喰い込みがいい。ただしエサ盗りには弱い。
ボイルタイプ
身が硬くて遠投してもハリから外れにくい。生よりゆっくり沈む。
基本の刺し方
腹掛け
虫エサと同じように「ハリを刺していく」のではなく、オキアミを動かして刺していくとスムーズにセットできる。
遠投向き
背掛け
オキアミが反るように付ける背掛けは、ズレにくいため遠投に向く。ハリは身の中心ではなく、背中側を通すと刺しやすい。
生タイプ
身が軟らかいので喰い込みがいい。ただしエサ盗りには弱い。
基本の刺し方
腹掛け
虫エサと同じように「ハリを刺していく」のではなく、オキアミを動かして刺していくとスムーズにセットできる。
ボイルタイプ
身が硬くて遠投してもハリから外れにくい。生よりゆっくり沈む。
遠投向き
背掛け
オキアミが反るように付ける背掛けは、ズレにくいため遠投に向く。ハリは身の中心ではなく、背中側を通すと刺しやすい。
マキエ
魚をおびき寄せて食欲をそそるためにはマキエが必要となる。サビキ釣りではアミエビが使われており、釣具店ではブロック型で冷凍された状態で販売されている(分量は1kg、2kg、4kgなど)。アミエビを使う場合は釣具店に解凍予約をして当日に購入するか、釣行前夜に購入して解凍させて使うのが一般的だ。自宅で解凍する際は、液漏れしないフタ付きのバケツやバッカンなどに入れて玄関先(家族に怒られないなら)や屋外の風通しのよい所で行おう。ただし虫や動物も寄ってくるので、屋外でフタを開けっ放しにするのは厳禁。においも広がってしまうから要注意だ。
アミエビだけでも十分な集魚力を持っているが、専用のブレンド材を配合することで集魚力と濁りなど、マキエとしての能力をパワーアップさせることができる。また、少量のアミエビをブレンド材で増量させることができるので、アミエビのにおいが気になる場合はおすすめしたい。
アミエビ
左は冷凍タイプ。中は冷蔵、右は常温タイプ。同量の冷凍と比べると冷蔵や常温は割高だが、いつでもすぐに使えるので利便性が高い。
オキアミ
オキアミは生、またはボイルや半ボイルに加工され、マキエやサシエとして使われている。
オキアミとアミエビの大きさを比較
オキアミ(写真左)は体長3~6cmほどで、右のアミエビと比べるとかなり大きい。小さなアミエビはマキエに使用されることが多く、粒が大きくてきれいなものはサヨリやアジのサシエにも用いられる。
ココ大事!
釣りをしたときにこぼれ落ちたアミエビを放置すると悪臭のモトになる。アミエビが乾く前ならきれいに流せる。釣りをしながら、たまに水を流しておこう。
ルアー
ルアーとは本物のエサに似せて、あるいは魚が本物と勘違いしてしまうように作った擬似餌(ぎじえ)のこと。ラインの先に直接(またはスナップを付けて)ルアーを結ぶ。それだけで釣りを始められるので、ルアーフィッシングは手軽ともいえる。その際にはルアーの重量やラインの太さが竿の適合範囲内にあることが条件となる。
ルアーにはプラグ、ジグヘッド+ワーム(ジグヘッドリグ)、メタルジグ、イカを狙うときのエギ(餌木)やマダコ用ルアーなどがあり、特定の魚や釣り方に特化したものも豊富に揃っている。
プラグはプラスチックや木などでできている小魚の形をしたルアーの総称。ワームは軟質プラスチック製のソフトルアーで、ストレート系、グラブ系、シャッドテール系、クロー系などのタイプがある。メタルジグは金属製のハードルアーであり、形状や重量はさまざまだ。重量が重たくなれば、竿やリールもそれに対応できる丈夫なものが必要になってくる。エギは日本古来のイカを釣るための擬似餌で、形はクルマエビを模していると言われている。カンナと呼ばれるカエシがない掛けバリがボディ後部についている。スッテもエギに似たような疑似餌で、鉛スッテや浮きスッテなどがある。漁師が使っていた漁具でもあり、今では陸からイイダコやコウイカを狙うときにも使われている。
ジグヘッド
ワーム
プラグ
エギ
メタルジグ