ラインの結束を覚えよう!
~初心者におすすめの結び方~
サルカンやルアーのアイにラインを結ぶ
クリンチノット
ポピュラーな結び方で、作業が簡単で手早くできる。締め込むときに熱が発生してヨレができやすいので、湿らせてゆっくり慎重に締め込もう。
1サルカンのアイに端糸を通して折り返す
3アイの隣にできた輪に本線を通す
5折り返すときにできた輪に端糸を通す
7余った端糸をカットして完成
2端糸を本線に5回ほど巻きつける
4端糸を折り返す
6本線と端糸を引き締める
1サルカンのアイに端糸を通して折り返す
2端糸を本線に5回ほど巻きつける
3アイの隣にできた輪に本線を通す
4端糸を折り返す
5折り返すときにできた輪に端糸を通す
6本線と端糸を引き締める
7余った端糸をカットして完成
ラインを結ぶときの注意点
基本的に上記で取り上げたラインは「熱に弱い」という特性があり、結ぶときに発生する摩擦熱には要注意。キュッと勢いよく締め込むことで摩擦熱が発生し、ラインが扁平(へんぺい)して強度がガクンと落ちてしまう。それを防ぐためにも、「ゆっくり丁寧に締め込む」、「ラインを湿らせてから締め込む」ということを心がけよう。また、ラインを結んだときに結び目の上部が縮れてしまったときは、縮れないように結び直そう。
ラインとライン
電車結び
ナイロンとフロロ、ナイロン・フロロ同士で用いられる結束。滑りやすいPEラインでも使えるが、スッポ抜けを防ぐために巻き回数を多くしよう。
1結ぶライン同士の端糸を重ねる
3輪の中に端糸を5回ほど巻きつける
5反対側の端糸(写真では左側)で輪を作る
7結び目が2つできた状態
9端糸をカットして完成
2片方の端糸(写真では右側)で輪を作る
4端糸と本線をゆっくり引き締める
6先ほどと同様に端糸を5回ほど巻きつけて、引き締める
8左右の本線を引き締めて結び目を密着させる
1結ぶライン同士の端糸を重ねる
2片方の端糸(写真では右側)で輪を作る
3輪の中に端糸を5回ほど巻きつける
4端糸と本線をゆっくり引き締める
5反対側の端糸(写真では左側)で輪を作る
6先ほどと同様に端糸を5回ほど巻きつけて、引き締める
7結び目が2つできた状態
8左右の本線を引き締めて結び目を密着させる
9端糸をカットして完成
締めすぎ注意!
PEとリーダーを結束して締め込むときは要注意! しっかり結ぼうとして指にラインを巻きつけると、指を切ってしまうこともある。対処法はタオルなどを手に巻きけてからラインを巻きつける、もしくはノット作成用のフィンガープロテクターなどを使うといい。
ここで紹介した以外にもさまざまな結び方がある。結び方によってそれぞれ特徴があり、強度が異なるので、慣れてきたらいろいろと試してみよう!