揃えておきたい
釣りの備品&ウエア
竿とリールから仕掛けまで、基本的な釣り具に加えて、釣りをするときにそろえておきたいものを紹介する。対象魚や釣り方によって装備は変わり、ある程度そろうと快適に楽しめる。ただし多すぎると持ち運びが大変なので、必要なものをだけを用意してできるだけコンパクトにまとめておこう。
チェック!忘れ物はないですか?
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水汲みバケツ
- 手を洗ったり、釣れた魚を泳がせたりするときに便利。足場が高い場所でもロープを使って水を汲める。
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バッカン
- 釣った魚を入れておく、小物や汚れ物をまとめて入れる、サビキ釣り用のアミエビを持ち運ぶなど、いろいろな釣りで使えるので重宝する。サイズは36cmがあれば十分。
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エサ箱
- エサ箱があれば、容器のゴミが出ないし、エサの鮮度も保てる。
※サグリ釣り、投げ釣りなど サシエを使う場合
- エサ箱があれば、容器のゴミが出ないし、エサの鮮度も保てる。
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クーラーボックス
- 飲食物の保管と、釣った魚の鮮度を保って持ち帰るためにクーラーボックスを持っていこう。板氷や保冷材も用意しておくこと。
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タオル
- 濡れた手を拭いたり、魚を持ったりするために、2~3枚持参したい。汚れ物を扱うタオルは、古着やボロ布を使ってもいい。
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魚バサミ
- ヒレが鋭い魚を素手で持つときや、毒を持つ魚が釣れたときは要注意。魚をつかむ道具があると便利。
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プライヤー
- ルアーのフックはプライヤーを使うと、より安全に外すことができる。
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ハリ外し
- ハリを飲まれたときはハリ外しがあると便利。
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小物入れ
- 仕掛けやルアーの交換などを素早く行い手返しよく釣るために、小物類は整理しておこう。
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ハサミやラインカッター
- ラインを切るときに必要。
ジップ付き袋
- 釣った魚を持ち帰るための袋。
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- ゴミ回収用の袋
- 海辺は風が吹きさらし。物が海に飛ばされると回収はほぼ不可能となる。パッケージのフィルムやプラ容器などの軽いものはクーラーに入れて飛散防止の工夫を。また、釣りを終えて帰る際に、自分の周囲を確認し、ゴミを残さず回収すること。
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- 携帯電話の落下に注意
- スマホなどの携帯電話を海や波止に落として故障するケースは多い。身につけるときは、ファスナーつきのポケットにしまう(確実に閉じる)か、防水機能をそなえたケースに入れよう。
釣行時の基本的な服装
基本的にキャンプやトレッキングなど、アウトドアレジャーを楽しむときの動きやすい服装で問題ない。ウエア類をメインに夏場は暑さ、冬場は寒さに対処し、快適に釣りを楽しもう!
- 帽子
- 真夏でなくても熱中症に注意。日差しから頭や首筋を守るために必ずかぶるようにしたい。
- シャツ
- 日焼けや虫刺されを防ぐため、長袖シャツが好ましい。最近はアンダーシャツや、紫外線をガードしてくれるアームカバーを付けるスタイルがはやっている。
- ライフジャケット
- もしもの落水に備えて必ず着用しよう。ベストタイプや腰巻きタイプが軽くておすすめ。
- パンツ
- 転倒などによるケガから身を守るため長パンツが基本。ハーフパンツの場合は、タイツを着用するとよい。日焼け対策にもなる。
- 靴
- 足場のよい波止ではスニーカーなどでも可。釣り場にマッチしたものを選ぼう。
- 手袋
- 魚を手でつかむときには軍手があれば滑りにくい。釣り専用のフィッシンググローブは使いやすいのでおすすめ。
- レインウエア
- 天候の急変に備えてレインウエアやカッパ、傘を用意しておきたい。
- 偏光サングラス
- 水中の様子が見やすくなるだけでなく、目を守る役割を果たしてくれる。
命を守る
着用しよう! ライフジャケット
ライフジャケットにはさまざまなタイプがある。浮力体として発泡プラスチックなどの固形物を使用しているタイプは、厚手の浮力材(フロート)が入っていて、最初から浮くので安心感がある。膨張式のライフジャケットは、落水したときに水を感知して自動的に(もしくは手動で)膨張する。船釣りなどで小型船舶に乗船する人は、桜マークがついているライフジャケットの着用が義務化された。陸からの釣りではライフジャケットを着用する義務はないものの、岸壁や波止で釣りをしていた人が落水するケースも見受けられる。万が一に備えて、そして自分の身は自分で守るためにも着用をおすすめする。
- 釣り場のなかでも波止や岸壁は、高さもあり垂直なので、落ちたらすぐに這い上がれず危険。ライフジャケットを忘れずに!
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- 日焼け止め
- 長時間紫外線にさらされると、肌がダメージを受けるのはもちろん、体も疲れる。日差しの強い時期は、腕や顔、首の後ろなどにこまめに塗っておこう。
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- 虫除けスプレー
- 水辺には蚊、ブヨ(ブユ)、ヌカカなど、刺す虫がいる。夏場はとくに肌を露出する服装を避け、念のため虫除けスプレーを準備しておくと安心。
- 最寄りの釣具店に行ってみよう
- 北から南に長い日本列島では地域ごとに独特の風土や文化がある。釣りも同様で、地域によってよく釣れる魚や好まれる魚は異なる。同じ魚を狙う場合でもその地域で独特の釣り方や仕掛け、エサがあったりもする。その逆に、場所が変わっても変わらない部分もある。そういった地域のきめ細かい釣り情報を持っているのが地元の釣具店。魚を釣るなら、今まさによく釣れている対象魚を狙ったほうが釣果を得られる確率は高い。もちろん、好きな魚種があって、ひたすらそれを狙うのもひとつの楽しみ方。いずれにせよ、地域の釣具店を有効に活用すると、よりよい釣果を手にすることができる可能性が高くなる!