最新小型電動で夜ムツ攻略 ビーストマスター2000＆ディープチェイサー アカムツスペシャル

西の空が夕焼けに染まった南房白浜沖。乙浜港・しまや丸のミヨシで松田竜也さんが次つぎに釣り上げているのは脂が乗った30～40センチ級のムツ。当地の半夜釣りで狙うムツは良型主体に数も望める秋～冬の人気メニュー。今年もいい日はトップ30尾以上の釣れっぷりでファンを喜ばせている。

夜ムツのポイントは水深130～150メートル前後のカケ上がり。タナは底から5メートルほどの範囲で、オモリ200号をセットしサバの切り身を付けた胴つき5本バリ仕掛けで誘い上げ喰わせていく。

それなりにヘビーなこの仕掛けに良型ムツが多点で掛かると電動リールには大きな負荷がかかるのだが、

「このリールはパワーがありますから、まだまだ余裕です」

松田さんが手にする電動リールは、今秋新発売されるビーストマスター 2000。自重690グラムの軽量コンパクトボディに内蔵されたギガマックスモーターは高トルク＆高パワーと耐久性を誇るブラシレスモーター。ギアシステムも減速ギアをベアリング支持にするなど大幅に強化し、最大ドラグ力も15キロのハイスペックを持つ。

竿はディープチェイサー アカムツスペシャル。ラインアップは操作性に優れたショートモデルのM210、置き竿にも対応したM245、MH245の3アイテム。本体はしなやかなUDグラスをスパイラルXコアで締め上げたブランクスを採用した6：4調子で、喰い込みのよさと、魚の引きや船の上下動に追従してバラシを防ぐ粘り強さを持つ。

「今日はショートタイプのM210で釣ってますが、魚が掛かったときにしっかりと竿が曲がり込んでくれて、徹底的にバラシを抑えてくれます。また、置竿で狙う方も安心ですよね。

ムツは斜面のポイントを狙うことも多い釣りですが、そんなときはビーストマスター 2000に搭載された魚探画像が表示される探見丸スクリーンが便利ですよ」

この機能は、リールが探見丸の親機の電波をキャッチし、カラー液晶画面に水深、海底形状、魚群の反応や魚体長などが表示されるシマノ独自のテクノロジー。海中の様子が一目で分かるため、タナ取り、海底のトレース、根掛かり回避などが容易に行える便利な機能だ。

穏やかなナギとほどよく流れる潮具合と好条件に恵まれた当日は、着底後、底を切った途端に竿先が派手にたたかれる高活性。松田さんは30～40センチ級のムツを40尾釣り上げ竿頭となった。

「今日はムツの喰いがよかったので新製品の使い心地を確かめるには十分でした。南房の夜ムツは12月がトップシーズンなのでぜひトライしてほしいですね」と言いながら、松田さんは満足げにタックルを仕舞った。

【ディープチェイサー アカムツスペシャル】

「ディープチェイサー アカムツスペシャル」は様ざまなシマノ独自のテクノロジーを搭載したアカムツ専用ロッドの最新モデル。全アイテムはいずれも6：4調子で、粘り強くしなやかなUDグラスの本体を、ネジレを抑え込むスパイラルXコアで締め上げたブランクスを採用し、高強度のステンレスフレームSiCガイドを装備。ショートタイプで操作性に優れる全長2.1メートルの「M210」、置き竿で仕掛けを安定させ、巻き上げ中のバラシも軽減する全長2.45メートルの「M245」。オモリ250号まで対応する「MH245」は、犬吠埼沖に代表される速潮時や深場を狙うエリアで活躍する。

【ビーストマスター 2000】

最大巻上速度毎分215メートルのハイスピード＆ハイパワーを発揮するブラシレスモーター「GIGA-MAXMOTOR」と、強化ギアシステムを組み込むことで耐久性を大幅に向上。巻き上げスピード、巻き上げ時間、停止時間、ジャークの強さを設定し多彩なアクションを生み出す電動ジギング対応の最先端機能NEW EJモードを搭載。ルアーのジギングはもちろん、ムツやアカムツなどの中深海、コマセダイ、青物など幅広い釣り物で活躍する。

【探見丸スクリーン】

すべての探見丸搭載船で使用できる探見丸スクリーンを装備。リールのモニターにカラー魚探が表示され、海底水深、海底形状、群れの大きさや魚体長（アキュフィッシュ）などが表示される（※アキュフィッシュ機能は、アキュフィッシュ対応の親機搭載船のみ使用可能）。