POWER ON!電動ジギング Ver.Ⅱ ~電動でしか獲れない魚がいる~
海中でジグの動きを観察すると、電動リールによるハイスピードジャークを行なった場合、通常のジギングタックルでは到底出せない速度でジグが動いています。だから、普段のアクションで喰わない魚が反応するのです。しかし、普通のジグではこのスピードに耐えられず、簡単に回転してしまい、狙った喰わせのアクションを出すことが難しいことが分かりました。
そこでEJスピードは、電動リールのハイスピード(表示速度:Hi)リトリーブでのジャークでも回転せずに、安定して高速スライドを続けられる形状を目指して専用設計されています。
ブリとヒラマサの狙い方
ブリを狙うアクションは、表示速度:10前後の中低速で、大きなロッド操作で長めのラインスラックを作ってジグのスライド幅を大きくします。また、ヒラマサを狙う時には、表示速度:20〜Hiまでの高速域で適切な速度を選んでクイックにジャークする操作がおすすめです。
POWER ON!電動ジギング Ver.Ⅱ ~電動でしか獲れない魚がいる~
POWER ON!SHIMANO電動ジギング
オシア EJスピード 水中ルアー動画
電動ジギング専用ジグ、EJスピードにNEWカラーが登場。新定番となり得る強い輝きを放つアピールホログラムパターン、Aタイプのスケールブーストを採用したAシルバー。Aタイプのスケールブーストをベースに、紫外線に反応することでさらなるアピール力を生み出すAケイムラベイトは、マグロゲームに欠かすことができないストロングカラー。透明な鱗の輝きを武器とするTタイプのスケールブーストをグローカラーでアレンジした新提案色Tグロピン。いずれも強力なアピール力を武器にターゲットを誘う新色たちです。
電動ジギングでまず揃えていただきたいベーシックアイテム、オシア EJスピード。今回の新色の中でまず押さえたいのがAシルバー。Aタイプのスケールブーストはキラキラしたアピールの強さでパイロットカラーとして活躍してくれます。マグロ類狙いでおすすめしたいのがAケイムラベイト。アピール力のあるAタイプのスケールブーストをベースにケイムラ塗料を組み合わせ、特にディープウォーターでの存在感を意識しました。またグロー系ではTタイプのスケールブーストとグローカラーを組み合わせた新提案のTグロピンはなかなか面白い色に仕上がっています。
僕の使い分けをご紹介すると、まず朝マヅメ(および夕マヅメ)などの光量の少ないときに存在感のあるTグロピンからスタート。光って目立つだけでなく、ベイトがイカのときにもけっこう効きます。日が差してきて光量(紫外線)が強くなったらケイムラ系のAケイムラベイトに、さらに完全に日が上がった晴天のときやソナーにベイトが多く映る場合は、フラッシングアピールで誘うAシルバーを選びます。水深による使い分けも考えていただきたいところですが、基本的に深いポイントは光が届きにくく暗いと想定できるので、日中でもTグロピン、Aケイムラベイトなどは欠かせません。スピード感のある釣りなので、細かい色の組み合わせというより、根本的に特性の異なるベースカラーの違いにこだわるほうが良いと思います。
電動ジギングにおけるジグの使い分けについても触れておきたいと思います。ハイスピードでアクションさせることが多い、というのが電動ジギングの特徴のひとつです。オールマイティに電動ジギングに対応できるよう、ハイスピードで使ってもジグの動きが破綻しないことを第一に考えて作られたのがオシア EJスピードです。実際に中速から高速で使うことが多いですが、スリムなシルエットなので水抜けがよく引き重りも少なくとても使いやすいですね。多面形状なので、瞬間的にフラッシング、光を放ってくれるのも強みのひとつです。フォール中もロールしながらアピールしてくれます。オシア EJスライドも多用します。扁平なボディ形状なので、しっかり水の抵抗を与えることでブルブルとした波動を出しやすいのが特徴です。中速から低速で使うことが多く、ショートピッチでも使いやすいジグです。広範囲をスピーディーに探るというよりは、狭い範囲をピンポイントで狙うという使い方に適していると思います。
最後にオシア EJスピードの優秀性についても補足しておきたいと思います。電動ジギング対応を考えて作られたジグですが、近年は通常のスピニングタックル、ベイトタックルでもよく使っています。ヒラマサ、カンパチ、ブリ、マグロとすべてのターゲットに対応します。EJスピードがあればどうにかなるという印象で、自分のジギングには欠かすことが出来ない万能ジグになっています。
電動ジギング専用タックルによって生み出される、新しいジギングの世界。いままでにない電動ジギングの本質を理解するため、シマノルアー開発チームは水中のジグの動きを観察するテストを敢行。テストは実際の潮の流れと、実用範囲の水深での観察を条件とし、海中にダイバーが潜ってジグの動きを撮影する方法を選択しました。
さまざまなテスト結果のなかでも、通常のスピニングタックルと、ビーストマスター2000EJを使用した電動ジギングタックル、2つの違いによるジグアクションの変化は想像以上でした。とくに注目に値するのはワンピッチジャーク時におけるジグの移動距離の違い。電動ジギングタックルではジグの移動距離がスピニングタックルに比べ1.5倍以上と長く、さらに同じリズムで巻き上げると水中カメラの撮影速度が追い付かないほどのスピードで移動していることが判明。電動ジギングだけに魚が反応するときがあることも納得できる、大きな差を確認できました。
電動ジギングでのハイスピードジャークは、通常のジギングタックルでは不可能な速度でジグが動いています。だからこそ通常のジギングではヒットしてこない魚までも反応してくるのです。しかし、一般的な設計のジグではこのハイスピードによる水の抵抗に耐えることができずに回転、動きが破綻してしまうことがあります。これでは狙い通りの喰わせのアクションを生み出すことが難しいのが現実です。
ビーストマスター 2000EJのハイスピードジャークでも回転することなく、安定した高速スライドを続けることができる形状とは?水中での現実に対応するための電動ジギング専用ジグの設計とは?この問いへの回答がオシア EJスピードです。ビーストマスター 2000EJにしか生み出せない高速アクションにも姿勢を崩すことなく安定した動きを続け、そのスピードを武器にターゲットのスイッチをオン、見切られることなく誘い続けることができるのがオシア EJスピードなのです。
ビーストマスター 2000EJ独自の「EJモード」セレクト時のハイスピードジャーク&スライド、フォールはこれまでにないジグアクション。ハイスピードがもたらすまったく新たなジギングの世界です。シンプルな電動リーリングジャークによるハイスピードアクション、回収時間の短縮など、実釣シーンにおいてハイスピードがもたらす恩恵は数多く存在します。
この優位性を大いに活用することで、これまで以上の釣果アップも現実となるでしょう。
通常のタックルを使用したジギングと同様、ビーストマスター 2000EJを使用した電動ジギングでも、さまざまなジグの演出パターンが存在します。同じ魚を狙う場合でも、フィールドやシーズンの違いによって効果的なアクションは異なります。どんなアクションが効果的なのか?これを探り当てる愉しさこそがジギングの魅力。これは電動ジギングであっても変わりません。
しかし、まずはファーストステップ。電動ジギングを始めたいというアングラーに、まずは魚種ごとに存在する有効なアクション例を紹介しましょう。
ブリを狙う場合のアクションは、ビーストマスター 2000EJのモニターの表示速度を10前後の中低速に設定、大きなロッド操作で長めのラインスラックを作り、ジグのスライド幅を大きくします。オシア EJスピードは、きらめく多面形状を採用。狂鱗仕様、メッキ仕上げとの相乗効果で、スライド後のフォール中にキラキラとしたフラッシングを発し、ヒットを誘発します。
さらに、ヒラマサを狙いたい場合は、ブリ狙いのアクションに加え、表示速度20~Hまでの高速域で適切な速度をセレクト、クイックにジャークする操作法がおすすめです。
オシア EJスピードのウェイトラインナップは、多様なジギングフィールドをカバーする230g、260g、300g。 230g、260gには#7/0、300gには#9/0のオリジナルアシストフックを標準装備。 パッケージから取り出せばすぐ使用できる、ユーザーフレンドリーな電動ジギング専用ジグです。
ベイトフィッシュの鱗のリアルなパターンを模倣したホログラム。複合ピッチホログラムを採用することで、本物のベイトフィッシュの鱗のように水中で複雑な反射を実現。シーンに合わせた様々なホログラムをラインナップ。
解説ページはこちら
品番 |
カラー番号 |
カラー |
全長(mm) |
重量(g) |
フック |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JV-223S | 001 | キョウリンシルバー | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
658739 | 4969363658739 |
JV-223S | 002 | キョウリンマイワシ | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
658746 | 4969363658746 |
JV-223S | 006 | メッキグローイワシ | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
658784 | 4969363658784 |
JV-223S | 007 | Aシルバー | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
832399 | 4969363832399 |
JV-223S | 008 | Aケイムラベイト | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
832405 | 4969363832405 |
JV-223S | 009 | Tグロピン | 219 | 230 | #7/0 |
2,490円 |
832412 | 4969363832412 |
JV-226S | 001 | キョウリンシルバー | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
658791 | 4969363658791 |
JV-226S | 002 | キョウリンマイワシ | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
658807 | 4969363658807 |
JV-226S | 006 | メッキグローイワシ | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
658845 | 4969363658845 |
JV-226S | 007 | Aシルバー | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
832429 | 4969363832429 |
JV-226S | 008 | Aケイムラベイト | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
832436 | 4969363832436 |
JV-226S | 009 | Tグロピン | 227 | 260 | #7/0 |
2,610円 |
832443 | 4969363832443 |
JV-230S | 001 | キョウリンシルバー | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
658852 | 4969363658852 |
JV-230S | 002 | キョウリンマイワシ | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
658869 | 4969363658869 |
JV-230S | 006 | メッキグローイワシ | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
658906 | 4969363658906 |
JV-230S | 007 | Aシルバー | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
832450 | 4969363832450 |
JV-230S | 008 | Aケイムラベイト | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
832467 | 4969363832467 |
JV-230S | 009 | Tグロピン | 239 | 300 | #9/0 |
2,840円 |
832474 | 4969363832474 |
参考全長(ラインアイ中心を結ぶ長さ)
230g:224㎜、260g:232㎜、300g:244㎜
フックサイズ
JV-223S、JV-226S:オリジナルアシストフック #7/0
JV-230S:オリジナルアシストフック #9/0