2020/04/27
コラム
2020年はフォールゲーム元年!!ブリームゲームにNEWメソッド降臨
ブリームゲームのボトム攻略ルアーとしておなじみのネガカリノタテに、新サイズが登場。そして、その新サイズを駆使しての新釣法フォールゲームを徹底解説!フォールワーム・ムシエビとのコンビが、ブリームゲームに新たな可能性をもたらす!!
ナチュラルかつ違和感のない速度で落ちるルアーが不可欠
都市型河川や港湾部など、身近なフィールドでテクニカルかつパワフルな釣りが楽しめるブリームゲーム。これまではボトムを這う甲殻類などを演出した夜のボトムゲームや、日中にベイトフィッシュを追う高活性な魚を狙うトップゲームがメインスタイルであった。 そして今年、新たに提案するのが、日中に気軽に楽しめながらも、ブリームの姿を見ながらじっくりと誘うことができる『フォールゲーム』だ。このフォールゲーム、壁際に張り付くイガイやカニなどを捕食している黒鯛の雑食性を利用した前打ち・落とし込みの釣りをヒントにしたもの。それゆえにブリームの目の前にナチュラルなスピードで、かつ違和感を与えないものとしてアプローチできるルアーが必要不可欠になってくる。 そのフォールゲーム対応ルアーとして新たに登場するのが、ネガカリノタテ追加サイズ(2.9g/3.6g)とムシエビだ。これらふたつのアイテムを組み合わせて使うことで、エサを使った前打ち・落とし込みの釣りとはひと味違った、より攻撃的にアプローチできるゲーム展開が可能になったのだ。 では、なぜサイズ追加&新型ワームなのか? そしてそのアプローチ方法とは?
新提案『フォールゲーム』に対応する軽量モデル
既存サイズの5g/7g/10g/13g/16gはボトムを常に意識しながらリトリーブで誘うモデルだが、新たに追加される2.9g/3.6gは、黒鯛の前打ち・落とし込みの釣りを参考に、シマノが新たに提案する『フォールゲーム』対応モデル。もちろんライトなボトムゲームにも対応する。
ネガカリノタテ新サイズとの併用で実力を発揮
トップウォーターやボトムの釣りでは難しい、ストラクチャーに張り付いたエサを捕食するブリームを、デイゲームのフォールで喰わせるための虫系ワーム。エラストマー素材は針持ちが良く、オキアミエキス配合で集魚力も高い。
『前打ち・落とし込み』からインスパイア。 キャスティングでのアプローチでゲーム性がさらに高まる!
フォールゲーム徹底解説!
キャストできる十分な自重がある!しかも比重が軽いからフワフワとゆっくりフォール!!
ブリームゲームのフィールドは足場が比較的低い、水深が50センチにも満たないシャローエリアなど、アングラーと魚との距離が思っている以上に近いだけに、接近戦は難しい。そこで、ブリームが身を寄せているであろう壁際や橋脚に向かってキャストし、ルアーを障害物へタイトに、ゆっくりフワフワとフォールさせる。このキャスティングを駆使してのアプローチならば、警戒心の強いブリームをあざむくことも可能だ。
水中での水抵抗の高さと強い浮力でゆっくりフォール
フォール時はネガカリノタテのボディ下面で水を受けると同時に、ムシエビのエラストマー素材による強い浮力が影響して、ユラユラと揺れながらゆっくりと沈む。フォール中だけでなく着底してもフックは上を向いているので、根掛かりがしにくい利点も。
ブリームに気付かれにくいキャスティング&フォール
ネガカリノタテは一般的なハードプラグのように、中空の樹脂ボディとウェイトで構成されていて、シンキングプラグのようにスローフォールする。しかし、既存サイズの5g~16gは基本的にはボトムゲームに対応しているため、フォールゲームで使うには沈下速度が速過ぎる。
そこで、ボート黒鯛ゲームのエキスパートにテストを依頼し、ブリームが違和感を覚えずに反応してくるウェイトを追求した結果、2.9gと3.6gに辿り着いた。そして、この2.9gと3.6gにムシエビを装着してのフォールゲーム、実はキャスティングでアプローチしてこそ、その真価が発揮されるのだ。というのもブリームは非常に用心深く、水面までの距離が近いポイントではアングラーの存在を瞬時に察知し、逃げられてしまうこともしばしば。
そこで、ブリームに悟られない距離からキャスティングで送り込むことで、フォールにもより素直に反応。さらにオキアミエキスによる味と臭い、シリコンラバーの艶めかしい誘いでバイトを誘発することもできるのだ。 これまでよりフィネスだが、『白兵戦』とも言えるアプローチで挑めるのがフォールゲームの魅力。ぜひともデイゲームで、気軽にチャレンジしてほしい。
関連記事
RELATED COLUMN