トップページ >  CONTENT >  釣り初心者向けコンテンツ >  STEP1 釣り方を決める >  管理釣り場(エリアトラウト)とは? 釣れる魚・必要な道具・釣り方のコツを解説【初心者向け】

管理釣り場(エリアトラウト)とは?
釣れる魚・必要な道具・釣り方のコツを解説
【初心者向け】

mv

管理釣り場(エリアトラウト)とは、その名の通り管理されたフィールドで、いわゆる釣り堀と言われるもので放流された魚をルアーやフライ、エサなどで狙うことができる場所だ。多くは私有地で、決められた料金を支払い入場することで釣りができる。


自然のフィールドとは違い、確実にターゲットとなる魚がいるため、腕の差が、釣れる、釣れないの釣果の差になって出やすい。その特性を活かして、釣りトーナメントが開催されることも多い。

【釣り初心者セット】ブエナビスタコンボで楽しむルアーフィッシング-エリアトラウト【管理釣場ニジマス】

初心者向け バス釣りの特徴・必要な道具・釣り方のコツを解説

初心者もウェルカムな施設が大半で、場所によっては親切にアドバイスをしてくれるスタッフも常駐していることもあり、ビギナーが親しみやすい釣り場とも言えるだろう。ちなみに、管理釣り場は略して管釣りと呼ばれたり、エリアと呼ばれることもある。釣った魚は、持ち帰ることも可能だが、尾数制限が設定されていることが多い。

また、各施設で、使用できるルアーの制限やルールやレギュレーションが定められているので、事前に確認の上、訪れた方が良いだろう。
本記事では、主に、スプーンやプラグなどを使用した、ルアーで楽しむ管理釣り場(エリアトラウト)でのルアー釣りを解説していこう。

管理釣り場で狙える魚

管理釣り場で実際に狙うことができる魚として代表的なのはトラウト類だろう。ニジマスを始めとして、ヤマメやアマゴ、イワナ、ブラウントラウト、イトウといった魚など、幅広い魚種を狙うことができる(施設によって放流されている魚種は異なる)。ちなみに、トラウト類は比較的低水温を好むため、秋~春頃がベストシーズン。夏場は水温が上がってしまい、トラウトの活性が落ちる傾向にある。また、トラウト類に比べると数は少ないながら、ブラックバスの管理釣り場も存在している。

管理釣り場で狙える魚

ニジマス

管理釣り場で狙える魚

イワナ

管理釣り場で狙える魚

ヤマメ

管理釣り場で狙える魚

ブラウントラウト

管理釣り場の特徴

では、管理釣り場には、どんなタイプがあるのか? 代表的なタイプのひとつとして、ポンドと呼ばれるため池タイプのフィールドが挙げられる。基本的には、水の流れがない止水という認識だが、水質を保つために人工的に水を入れるインレットと、排出するアウトレットが存在することが多い。微細な水流により魚が付く位置が変わったり、ポンド内でも条件の良い場所と良くない場所が生じるため、どこに釣り座を設定するかも釣果に影響する。

管理釣り場の特徴

また、同じポンドタイプでも、水質がクリアな場所もあれば、ステイン(クリア過ぎず、濁り過ぎていない水質)やマッディ(水が濁って泥っぽい水質)など、施設によって透明度などが異なる。水質が異なると、ルアーカラーやタイプの選択も大きく変わってくる。同じ施設でも、季節や天候などで水質が変化することもある。

管理釣り場の特徴

ポンドタイプに対して、自然渓流を利用し、人工的に区切りなどを設けて魚を放流するタイプの管理釣り場も多く存在する。水に流れがあるため、ルアーの流し方が釣果に大きく影響する。水質は、ポンドタイプと比較するとクリアな場合が多い。区切りを設けず、より自然な状態で釣りができるタイプも存在する。他にも、レイクタイプと呼ばれるものやオフシーズンのプールを利用するタイプなどもある。

管理釣り場の特徴

管理釣り場での道具選び

タックル一例

管理釣り場での道具選び

管理釣り場でおすすめのロッド

長さは5ft台中盤~7ft。スピニングロッドが最適

エリアトラウトにおいて、タックル(釣具)選びは非常に重要な要素。ロッドの長さは、使用する施設のサイズやタイプで選ぶのが一般的。大型のポンドであれば、ルアーのロングキャスト(遠投)が必要となる場面も考えられるため、6~7ftの長めのロッドを選択したい。一方、渓流タイプなどロングキャストよりもアキュラシー(キャストの精度)が必要となるフィールドでは、5ft台のショートロッドが扱いやすいだろう。いずれにせよ、本格的にエリアトラウトを楽しむなら、専用のロッドを選ぶことをオススメしたい。

管理釣り場でおすすめのリール

1000~2000番台のスピニングタイプ。なるべく軽量なモデルが有利

リールに関しては、1000~2000番台でシャロースプール(浅溝)のスピニングを組み合わせるのが良いだろう。エリアトラウトでは繊細さが求められるシーンが多いため、なるべく軽量なモデルを選んだ方が有利になる。

管理釣り場でおすすめのライン

初心者におすすめはナイロンライン

エリアトラウトで使用されるライン(釣り糸)には、ナイロン、エステル、フロロカーボン、PEの4つのタイプが存在する。中でも、初心者におすすめなのはナイロンライン。しなやかで扱いやすいため、初心者が悩まされがちなライントラブルを避けやすいというメリットがある。慣れてくれば、伸びが少なく水中の状況や魚の反応をダイレクトに把握しやすいエステルラインなどにも挑戦してみよう。

管理釣り場でおすすめのスナップ

スナップとはラインの先に結ぶ小型の接続金具でワンタッチ開閉することができるのでルアーの着脱が簡単に行える。結びなおす手間がいらず、ルアーを即座に交換できるので初心者におすすめ。管理釣りに対応したもので、サイズは♯0~♯000程度を選ぶといい。

スナップ

スナップを結んでおけばルアーを素早く交換できる。

管理釣り場でおすすめのルアー

スプーンや小型クランクベイトなど、エリアトラウト専用ルアーで狙ってみよう!

エリアトラウトで使用される代表的なルアーは、金属片にフックが付けられた専用スプーンとなる。ただ、ひと口にスプーンと言っても、その種類は星の数ほど存在している。その理由は、重さやサイズ、アクションの違いやカラーの違いで、ターゲットとなる魚の喰いが極端に変わってくるためだ。初心者にとっては、あまり軽過ぎるスプーンはキャストの難易度が高くなるため、2g前後のスプーンからスタートしてみるのもひとつの手だ。

ただ、重いスプーンはそれなりのリトリーブ(巻き取り)スピードで引かないと、ボトム(水底)を引きずってしまうため、よりゆっくりと探りたい場合は、軽量なスプーンを選択する必要がある。また、広いポンドなどで飛距離が必要な場合は、2g以上の重めのスプーンを選択すれば飛距離を稼ぐことが可能だ。

スプーン以外では、管理釣り場用の小型クランクベイトも扱いやすくておすすめだ。投げて巻くだけの「ただ巻き」でもしっかりとアクションして、魚を誘ってくれる。リップ(ルアーの口元に付いたプラスチックのパーツ)のサイズの違いで泳層(レンジ)を変えることも可能。オートマチックにルアーが仕事をしてくれる、初心者にも使いやすいタイプのルアーだと言えるだろう。

また、日差しを防ぐのはもちろん、万一、ルアーが飛んできた場合の目の怪我の予防になるので偏光サングラスをかけることをおすすめする。

管理釣り場での釣り方(テクニック)

管理釣り場には、沢山の魚が放流されている。活性が高い場合はイージーに釣果を得られるが、コンスタントに釣り続けようと思うと、釣り方に変化をつけていく必要がある。反応がない釣り方をずっと続けてるのではなく、どんな釣り方に対して魚が反応していくれるのか?ということを考えながら、釣りをすると、エリアトラウトをもっと深く楽しむことができるはずだ。

では、変化とは何か? それは、ルアーのスピードを変えてみたり(目安は1秒でハンドル1回転だが、もっとゆっくり誘うときは2秒で1回転)、泳層(レンジ)を変えてみる、トレース(ルアーを引くこと)するコースを変えることも有効だろう。同じルアーでも、変化の付け方はさまざまだ。その中で、少しでも魚の反応が良い釣り方を見つけていく。

管理釣り場での釣り方

また、スプーンには、ウォブリングタイプやローリングタイプなど、動き方(アクション)が違うものも選択できる。アクションを変えることで魚の反応を探るのは、エリアトラウトにおいて基本中の基本。


また、スプーンやクランクベイトのカラーを変えてみるというのも重要だ。その場合、同系色ではなく、あえて全く違うカラーで反応をみていくと、その日、その時間の傾向がつかみやすくなるという考え方もある。


最初は、ルアーの数も多く揃えられないかもしれないが、管理釣り場に通っていれば、やりたいことも出てくるはず。それに合わせて、ルアーも拡充していけば、釣りの幅も広がっていくだろう。

管理釣り場での釣り方

アピール力が強いタイプなので、朝夕マヅメ(日の出・日の入り前後の時間帯)の高活性時などに有効。

管理釣り場での釣り方

ウォブルスイマーとのアクションの違いで使い分けるのも効果的。

ここがポイント!

釣り座選びは水に動きがある場所を狙ってみよう

初めての管理釣り場で、どこで釣りをすればいいのかがわからない場合は、水に動きがある場所を狙ってみよう。具体的には、ポンドタイプであれば、パイプなどから水が放出されている場所の周辺や、施設によっては電動の水車で水を撹拌していることもあるので、その周辺を丁寧に狙ってみよう。

ここがポイント!

水車が水を撹拌し、流れを生み出す。その周辺を狙うのも有効だ。

ポイントを分割して魚の多い場所を見つけ出そう

1、2、3と数を数えながらルアーを沈めてみよう。ルアーが着水して着底するまでの秒数を数えておけば大まかな水深がイメージできるし、沈める数を変えることで違うレンジ(層)にルアーを通すことができる。こうすることで反応のよく出る場所をいち早く見つけ出そう。

ここがポイント!
ここがポイント!

魚をリリースする際は

釣った魚をリリースする場合は、そのまま水際でハリを外し、魚をなるべく地面に置かないようにする。また、魚を手で触る必要があるときは、手をあらかじめ水につけて、充分に冷やすことで魚に余計なダメージを与えないようにしたい。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

この記事をシェアする:

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。