ステファーノリミテッド M175 × 飯田純男
老若男女を魅了する魅惑の好敵手、カワハギ。釣行ごとに攻略パターンが移り変わるカワハギシーンにおいて、状況特化の個性際立つロッドが求められるのは必然といえる。だが、そんな中でも自身の釣りの柱となるロッド無しに、日々の状況変化を正確に捉えることはできない。ステファーノリミテッドは海中の状況を正確に把握し、一日のゲーム展開を導く指揮官たる存在として現代カワハギシーンに顕現する。
カワハギの気配を察知するすべての情報源たる穂先には高感度カーボンソリッド タフテック∞を採用。そして軽量かつ高感度なソリッドを極細カーボンテープで強化したハイパワーXソリッド構造を採用することで、ブレの無いアタリの表現を可能にする。また、シマノオリジナル高性能ガイドであるXガイドの採用範囲を前作から増加させ、軽さ・トラブルレス性能・キャスト性能に磨きを掛けた。さらにリールシートには軽量化と操作性を追求したXシート フロントトリガーを採用し、誘い操作も思いのままに。
軽さとともに、究極の汎用性を追求したステファーノリミテッドが極限遊戯をさらに深化させる。
ステファーノリミテッド M175 × 飯田純男
ステファーノリミテッド M175 × 鈴木孝/佐々木健仁
【24AW新製品】ステファーノリミテッド M175 - 目指したのは究極の軽さと汎用性 -
シマノロッド最高峰の証である“limited”を冠するステファーノリミテッドは、冷静にカワハギシーンを俯瞰することにより最先端のロッドテクノロジーを適材適所に採用。それを徹底的に磨き上げることにより理想かつ究極の目感度と手感度を追求。同時に腕・手、そして指先ですら操作感を愉しむべく歴代ステファーノにおける最軽量を目指し、フロントトリガーという自重増の要素を加えてなお、前作と同重量を達成しました。
その到達点は、誰もがどんな状況でも、最高レベルの釣趣を愉しむことができる唯一無二の1本。
さらに各所・細部に至るまでこだわったカラーリングと意匠は所有する喜びとともに、フィールドでの釣り人の気持ちを昂らせます。造形・色彩においても機能性と美しさを兼ね備えた“limited”ならではのクオリティを実現。
最先端テクノロジーと最新の釣法トレンドに対応するノウハウを掛け合わせて昇華させた“limited”でしか成し得ない、新世代“limited”の誕生です。
釣り人にとって海中のセンサーでありカワハギ竿の個性が最も現れるパーツ、それが穂先。歴代ステファーノシリーズで磨き上げられたカーボンソリッド穂先はカワハギがエサに忍び寄る気配までをも伝達する手感度を実現します。
新生“limited”は、その手感度に目感度をプラス。
手感度を求めれば目感度が鈍る、これまで相反すると考えられてきた2つの要素を両立させたのがタフテック∞カーボンソリッドによる柔軟穂先。優れた伝達性を失うことなく反発感を可能な限り抑え、喰い渋ったカワハギに違和感なく喰い込ませる柔軟性を与えることにより、カワハギの僅かな気配を目感度で捉えることを可能とします。
穂先が捉えた情報を釣り人に伝え、また、釣り人の意思を穂先へ伝えるブランクスは俊敏かつ緻密な操作を可能にするダイレクト感、つまりカーボンの素材特性である軽量性と手感度をlimitedならではの素材で突き詰めつつ、反発を抑えることで喰い込みフェーズでのカワハギへの違和感を低減。
各パーツにおいて素材のストロングポイントを活かしつつ実釣に即したチューニングを施すことにより、穂先、ブランクスともに気配をも捉える手感とダイレクトな操作性・軽快性と、柔軟性・喰い込み性能を両立させたのが、新たなステファーノリミテッド M175。
オモリを海底から離した宙はもちろん、集寄・中オモリといったオモリを底に置いた釣りまで、あらゆるシチュエーションで高レベルに対応する“先発完投型”オールラウンダー調子を実現しました。
トップガイドには糸ガラミを軽減するXガイドを採用、さらに穂先部Xガイドの個数を増やすことで強風下でのトラブルを軽減。船縁等に当たる可能性のある手元のガイド3カ所はダブルフット仕様とすることで強度を確保しています。そして、トップガイドにはゴールドカラーのXガイドを採用。穂先に視線を留め続けるカワハギ釣りにおいて照準を定める基準点となります。
大胆な発想の転換により誕生したシマノ独自のXシートフロントトリガーは指への負担を軽減しつつ誘いにおいては支点、キャストでは力点としてミリ単位の確実な操作を可能にしました。
これらの仕様が釣り人へもたらすのは「ストレスの軽減」。集中力の持続にも繋がる重要な機能といえます。
また、従来の塗装とは異なるエアロコートを採用。表面仕上げは軽量化と高感度化に貢献し、繊細かつシャープなロッド操作でアングラーをサポートします。
穂先は釣り人の目であり指の延長。実釣では意識を集中し最も長い時間眺めているパーツになります。シマノではタフテック∞、タフテック、タフテックα、ハイパワーXソリッドをはじめ、カーボン、グラス各素材のソリッド穂先をターゲット、調子ごとに搭載。細さ、硬さ、反発力、ガイドの配置など、それぞれ長所を活かすこだわりの設定で1本1本高い完成度を目指しています。使うほどに馴染み、釣りの楽しさを引き出してくれるソリッド穂先は、同時に竿の中で最も繊細なパーツ。実釣時の糸ガラミをはじめ、トラブルで破損するおそれもあります。万が一穂先のソリッド部を破損した際は「ソリッド穂先交換修理対応(有償)」にて、その部分だけ交換することが可能。愛竿との長い付き合いをサポートします。
ステファーノリミテッド M175を手にしたらカワハギ釣りが変わる、いや、変わらざるを得ない。なぜなら、分かることが増えるからです。
まず、手感も目感も、シグナルが大きい。しかも早く察知できる。だから掛けに行ける。カワハギはハリを吸い込んでは吐き出す魚ですが、今ハリが口に入ったよね、というタイミングを読むことができる。ステファーノリミテッドM175はそれほどの感度を持っています。だから、自分の釣りが変わらざるを得ない。ファーストインプレッションはちょっと軟らかいかな、と思いましたが、実釣では喰いが早いカワハギ、遅いカワハギ、浅い場所、深い場所、すべて対応できました。その印象は、釣り手がアワセやすい、適応しやすい竿といえます。
カーボンソリッド穂先は柔軟に仕上げられていながら、振動がすぐに収まります。そのため、アタリなどの動き1回1回にキレがあります。つまり連続して2回、3回とアタリが続く場面でアタリを判別でき、どのアタリにアワセていくか、今、ハリが口に入ったよねと判断ができる。
柔軟な穂先はまず手感で気配を察知し、ゼロテンションからわずかにテンションを加え穂先を少し曲げて目感でアタリを視認、さらに曲げて行く段階で穂先に大きな動きが現れ、さらにテンションを強め穂先を曲げていき手感で掛けるといったように、テンションを移行させる段階で手感、目感両方でアタリを明確に判別でき、掛けることができます。
穂先が柔軟だと糸ガラミしやすいものですが、Xガイドを増やすことにより糸抜けがよく、キャストで、ゼロテンで、糸が絡みにくくなっています。ユーティリティという点ではXシートフロントトリガーにより安心してキャストでき、頻繁な巻き上げも軽快。指1本を掛けるだけでオモリ負荷が軽くなったように感じるほど安定します。素材やこれら様ざまな仕様が相まって、リミテッドならではの高い操作性が実現しているのだと実感します。
私は、カワハギ釣りは縦でも横でも、誘いなどこちらからアクションする「攻め」と、誘いに乗ってきた魚を止めて掛ける「守り」で成り立つと考えます。ですから、誘い(攻め)が合っていても、受け(守り)がだめなら掛けられない。
その点においてステファーノリミテッド M175は軽く、操作性がよく感度に優れるため的確に攻めることができ、同時に、手感度と目感度を両立させた柔軟なカーボントップにより気配から様ざまなシグナルを伝える穂先を持っています。その結果、攻めも、守りも、これまでと違いすぎるレベルで完成しています。これを汎用性と呼ぶのであれば、間違いなく汎用性が高いカワハギ竿です。ファーストムービングロッドとして釣り始めに手にして、その日の様子をみると思うのですが、一日通すことができるでしょう。
よい竿とは利き腕の延長になるもの。指先で触った感触が、竿を通しても同じ感触になる。これから先、ステファーノリミテッド M175によって自分のカワハギ釣りがもうワンステップアップするのかな、と予感させる竿ですね。正直に言って、凄い竿ですよ。
私が理想とするカワハギ竿は、手感度を感じる竿であると同時に、穂先がよく動いてくれる竿です。具体的なイメージを言うと、カワハギは最初に“コン”とアタリがきた後、慌てずに待っていると、その後もアタリが続いて、徐々に大きく穂先に出始めます。その一部始終を目で見て、しっかり待てる調子です。このプロセスにおいて、硬い穂先は使い慣れれば対応できるのだけど、どうしても待つこと、アワセどころが難しくなる傾向にあります。
微かな気配すら手感で知ることができ、次に、穂先に出るアタリを待てること、さらにアワセのタイミングを待てる。新しいリミテッド M175は、自分が求めていた調子がそのまま製品化された印象です。
一番の特徴は穂先。圧倒的に多くの情報を手に感じ、目に見ることができる穂先です。使ってみると、1日持っていても疲れない軽さとともに「あれ? これが本当の手感度なんだ」と驚くほど手感度が分かる竿です。そのうえ穂先もよく動くので、最初は「本当にカワハギなの?」と思ってしまうほど楽に釣れます。
カワハギのアタリが視覚的に大きな動きとして見えるので、使っていくほど他の魚と明らかに穂先の動きが異なることが分かってきて、トラギス、キタマクラといった他魚がアタった瞬間に分かるようになり「カワハギ釣りってこんなに簡単だったの?」と思うほど。一言で言うなら、ステファーノリミテッド M175はカワハギ釣りが優しくなる、カワハギ釣りを難しくしない調子の竿。シマノ最上級機種ですが、カワハギ入門者にも使ってほしいと思います。なぜなら、自分のスタイルを見つけるのに、遠回りしない竿だから。
カワハギ釣りは経験を積んでいくうちに自分に合った釣り方や好みの竿の調子が見えてきます。そうなると、カワハギ釣りはより深く、楽しくなってくるのですが、それは人が教えてくれるのではなくて、自分で見つけるもの。その好み、自分のスタイルを見つけるためには、感度がよく、バランスに優れる竿を使うほど明確に分かります。バランスがよく手感度、目感度、掛けにいく操作性全てが高い次元で整っているリミテッド M175は、自分が楽しいと思えるカワハギ釣りのスタイルを見つけるために遠回りしない基準の1本となります。だからこそ、カワハギ入門者にもおすすめしたいと思います。
ベテランであっても、リミテッドを試す機会があればきっと「えっ⁉︎」と思うぐらい、私が言っている感度を体感できると思います。ぜひ、使ってみてもらいたいですね。
一言でいえば優等生。カワハギ釣りではなくてはならない竿。それが、ステファーノリミテッド M175です。
この数年ほどで横方向に着いてくるカワハギよりも、自分のテリトリーから出ないカワハギが増える傾向が見られ、軟らかい誘いで出会った魚にしっかりアタリを出させる方が有効な場面が多くなってきました。その中で、釣りの対応力を広げる1本、という答えがステファーノリミテッド M175です。
この竿を手に持った瞬間、まず、軽いなと思いました。次に、デザインもいい。でも、次がもっとすごかった。それが曲げたとき。カワハギ専用のカーボンソリッド穂先ってこれだけ曲げられるんだ、曲げて使っても手感度が出るんだ、これだけ目感度と手感度のバランスが優れる竿が作れるんだ。そう感じました。
カーボン穂先の手感度はシマノカワハギロッドの優れた長所ではあるものの、分かり過ぎるがゆえに、ちょっと待ちたいときに早く動かしすぎることがあります。そんな場面で新しいリミテッドの柔軟な穂先は、目感でアタリを伝えるとともに間を作ってくれます。
今までは「手感の竿ですよ、目感も出るけど」あるいは「目感の竿ですよ、手感も出るけど」だったのが、目感と手感をかなりハイレベルで両立している。それこそシマノならでは、というか、シマノが持っているモノを強く感じます。
バランスについては汎用性という言葉になってしまうのかもしれませんが、これはすごいことだと思います。では、何がすごいのか? それは攻めと受けのバランスにあります。
まず「攻め」の部分、つまり、誘いなどでカワハギにアプローチする場面では、穂持ちからバット部、そしてフロントトリガーの恩恵もあって手にくる感度と操作性が素晴らしい。どんな海底形状をしているのか、潮は? 魚が付いてきているのか? といった情報をより多く得て操作することができます。
一方「受け」、つまりカワハギが寄っているのに掛けられない、それをどう掛けるのか、などといった場面においては、柔軟な穂先がこれまでにない感覚でアタリから掛けるまでをコントロールできます。
ですから、喰いが早いカワハギ、遅いカワハギ、浅い場所、深い場所、どういう状況でも対応できる。この竿1本で全てができると言えます。
実際、ステファーノリミテッド M175ができたことによって、今まで何本も持って行って使い分けていた竿が減るのではないかと思います。リミテッドをベースにして、これで補いきれないほど喰いが早い魚、遅い魚の場合には竿を替えていくと思うのですが、そのケースはきっと稀で、ほとんどをリミテッド M175の1本でこなすことができると思います。
これまで何本も竿をローテーションして、結局釣りが分からなくなることがありましたが、ステファーノリミテッド M175を中心に釣りを組み立てていけばまずは大丈夫、そう思えます。つまりカワハギ釣りに迷わない芯ができる。それはきっと、自分のレベルアップにもなります。
ステファーノリミテッド M175は、シマノ最高の対応力を持った竿と言えます。
一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)した強度に優れるカーボンソリッド、タフテック∞を穂先に採用。そしてカーボンソリッド部を極細カーボンテープでX状に巻き強化。ソリッドの命ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。
トリガーシート、ステファーノシリーズのシート双方のメリットを融合した軽量リールシート。シート前方に配したトリガーに人差し指を掛ける。または中指を掛け、人差し指でリールを支持するといった、これまでにないグリップスタイルが選択できることにより、極めて緻密なミリ単位の仕掛け操作が可能になります。さらに、ホールド力が高まり巻き上げも快適。キャストの安定感も増し、手が濡れた状態でも滑りにくく、従来のトリガーに起因する指への負担も軽減。カワハギゲームの一連の動作の次元が変わる、画期的なリールシートです。
ブランクスの潜在能力を引き出すために誕生したXガイド。軽さ、小ささに強さも兼備。3Dテクノロジー成形した一体構造フレームがガイドリングを支え、計算された立体構造で糸ガラミを抑えつつ、糸抜けの良さも実現しました。
また、24ステファーノリミテッドではXガイドの採用個数を増量し、強風化でもストレスフリーの釣りが可能。さらにトップガイドのカラーは、ゴールド仕様です。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
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本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナルガイド[Xガイド]。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生しました。軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイドです。
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ロッド本来の性能を引き出す適材適所のモノづくり。
竿づくりの基本はまずブランクスにこだわり、その性能を最大限に引き出すこと。釣り人の意思を入力し魚からの答えを感じ取るグリップは、そのための重要なターミナルです。シマノはそれぞれのシーンで求められる“握りやすさ”を追求、斬新な発想を形にします。
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柔軟なソリッド部をカーボンテープで強化。ソリッドの魂ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。
新開発、タフテック∞は一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
品番 |
全長(m) |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
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M175 | 1.75 | 1 | 175 | 54 | 1.0 | 20-40 | 300 | DOWNLOCK | 99.9 |
84,000円 |
272164 | 4969363272164 | * |
※ソリッド交換修理対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。