オシアコンクエストCT 【戦略的ジギングの最前線】鈴木斉 × 山本啓人
2024年07月
※200PG RIGHT、200MG RIGHT、200HG RIGHT:2025年3月発売予定、201PG LEFT、201MG LEFT、201HG LEFT:2025年5月発売予定高精度金属ボディ&マイクロモジュールギアの剛健かつ滑らかな駆動系統にデジタルカウンターとフォールレバーを搭載し、高度な戦略とその再現性を実現するオシアコンクエストCT。NEWモデルはテンションを掛けても巻きが重くならない新型フォールレバーとインフィニティドライブを搭載し、巻きの軽さと感度がいっそう向上。さらに視野角が拡大したNEWラインカウンターには巻き上げ距離アラームを搭載し、より緻密な戦略をサポートする。もちろん高耐久クラッチ&高耐食ステンレスパーツがもたらす耐久性や、X-PROTECTによる防水性能など、オシアコンクエストが築き上げてきた鉄壁のタフネスは完全に踏襲。パーミングのしやすさ、カウンターの見やすさなど、細部にまで改良を加えた渾身のスペックでオフショアアングラーの期待に応える。また、200番サイズにも300番サイズに先行投入されていたMGモデルが追加され、鯛ラバゲームにより広く対応するラインナップとなっている。
新しくなったオシアコンクエストCTは、代名詞とも言える滑らかで力強い巻き感をさらにグレードアップ。その秘密はマイクロモジュールギア、インフィニティドライブ、HAGANEボディという3つのテクノロジーにある。前モデルにも搭載されていたマイクロモジュールギアは、超小型精密ギアを密に噛み合わせることで滑らかな巻き感と力強さを向上した精緻な駆動システム。NEWモデルはこのギアにインフィニティドライブを組み合わせることで回転抵抗を劇的に低減。ノイズをなくすことで水流変化や魚信といった情報をより敏感に感じ取ることが可能になっている。また、このギアを包み込むHAGANEボディの精密なハウジングは、本体の歪みを抑えてギアの噛み合わせをガッチリ保護。ハンドル位置をリール本体に近づけた新設計も相まって、ハンドルに込めた力をロスすることなくギアへと伝達する。シルキーなだけではない、パワフルなだけでもない。オシアコンクエストCTの至福の回転フィールは、ディープレンジの過酷な攻防すらも悦びに変えてしまうだろう。
すでに多くのアングラーが体感している通り、オフショアのルアーゲームにカウンターが導入されて以降ジギング、鯛ラバなどアンダーウォーターの戦略は大きく変化した。従来、ともすれば曖昧になりがちだった水深は数値で正確に把握することが可能となり、レンジがシビアな状況やターゲットに対しても、それまでの勘に頼ったゲームから理詰めの攻略へと前進。同船者や船長との情報共有がより具体的かつ正確になり、ヒットパターンの再現性が限りなく高まったのは、まぎれもなくデジタルカウンターの恩恵だろう。今回のオシアコンクエストCTに搭載されたNEWラインカウンターは、従来の機能に巻上距離アラームをプラス。カウンターを凝視せずともボトムからの巻上距離を知ることができ、必要なレンジを繰り返し効率よくトレースすることが可能になった。ライトジギング、中深海、ドテラ鯛ラバ、ジャンルを問わず、いまやオフショア用両軸リールの必須装備となったラインカウンター。その進化の最前線がここにある。
新たに搭載された巻上距離アラームはカウンターの水深表示に目をやることなく巻上距離を察知する新機能。クラッチをONにし、巻き始めた時点から計測を開始。設定距離の倍数で3回まで音が鳴り、カウンターを見ずとも音で巻上距離を把握できる。例えば5m設定(A-5)の場合、底から15mまで5mごとに計3回の通知音が鳴り、釣り人に巻上距離を知らせる。この機能により船長の「水深〇mから〇mまで」「着底したら○m上げて」といった指示ダナに対してカウンターに目をやることなく聴覚による直感的な判断が可能に。着底からの巻き上げ時、指示ダナへの集中力をこれまで以上に高めるための新たな機能が搭載。
オシアコンクエストCT のNEWラインカウンターは、視野角の向上を期して従来モデルよりディスプレイ画面を手前に5°傾斜。ティップを下げて使うことが多い釣りの動作の中で視野角を改善しつつ、パーミング性も追求した。言われなければ気付かないほどの小さな改善だが、実釣で比較すればその差は歴然。どんなに些細なことでも気になる箇所は徹底的に見直す。妥協なき姿勢がコンクエストの使いやすさとなって実を結ぶ。
NEWオシアコンクエストはボディの幅をパーミング側で3mmコンパクト化。さらに22オシアコンクエスト300同様、小径のサイドプレートをオフセットすることで高さも抑え、パーミング性がいっそう向上。手のひらに収まる小型軽量のボディは自然なフォームで無理なく握り込むことができ、長時間のファイトにおいてもアングラーの疲労を軽減。オシアコンクエストの上質な回転フィールと高い巻き上げ力を余すことなく体感できる仕様となっている。さらに200番サイズはパーミング側で3.9mmのコンパクト化を果たし、脚からの高さも18オシアコンクエスト200との比較で2.3mmのロープロファイル化を実現。自重も約30gの軽量化を果たし、アングラーの負担を大きく軽減している。
糸巻き学習はスプール回転と糸巻量の関係をデジタルカウンターに記憶させ、この関係を用いて水深を表示させる機能。従来モデルの学習機能に加えて、300番サイズで使用頻度の高いPE 1.2/1.5/2/2.5/3号、200番サイズで使用頻度の高いPE 0.8/1/1.2/1.5/2号の学習データを搭載。
下巻き量に関わらず、スプール外径から約1mmの位置まで指定糸が巻かれていれば、実用上十分な誤差範囲内で使用可能。
※使用上の注意
指定糸学習はスプール最外径から約1mmの位置まで下巻きラインを含めて指定糸(シマノPEライン)を巻いた時の標準的な学習値になります。お客様の実際に巻かれる糸の種類やラインテンション、糸巻き後の外径によって精度が下がる場合があります。より確実に精度を求める場合はE1、E2、L1、L2モードにて学習してください。
※動画はエンゲツ プレミアムを使用して説明しています。
ハンドルは番手ごとに最適な長さと形状を追求したうえでより使いやすく改良。ドテラタイラバ仕様の300/301MGは70mmハンドルに軽量のCI4+ラウンドノブを採用し、等速巻きのしやすさと巻き感度を向上。さらに軸径を2mm太軸化してリーリング時のつまみやすさに特化している。また、ライトジギングを想定した300/301HGと300PGには75mmハンドルに新型のT型ノブを採用し、力の掛けやすさを最優先。親指の掛かりと手の納まりやすさを改善し、いっそう使いやすくなっている。
※各番手のハンドル仕様はLINE-UPを参照ください。
【オシアコンクエストCT 200】
新しくなったオシア コンクエストCT200、一番特徴的な進化点は、なんといってもSコンパクトボディ。ほんとに軽量でコンパクト。具体的には横幅で3.9mm狭くなっています。パーミングする手とハンドルを握る手、2つの距離が遠いと、巻きブレや力のロスにつながります。幅が狭ければ狭いほど手の中でしっかり回すことができるので、 しゃくるときはもちろん、ファイト時に力が入るし、 疲れも軽減できます。リール本体がオフセットされているので高さも2.3mm低くなっています。200番は前作でもそんなに大きくは感じなかったんですけど、やはりなるべく小さい方が持ちやすいし、軽い力で持てますからね。男性はもちろん、女性、お子さんでも軽くフワッと、でもしっかり握れるので、操作性が上がっていることを感じてもらえると思います。握り心地は格段に上がっていて、すごく進化を感じますね。
ウェイトも前作に比べて30g程度軽くなっています。これはスーパーライトジギングで言えば、ジグ1個分ぐらい軽くなっているってこと。これってすごいことですよね。疲れがより軽減されるし、変に力が掛からないので、楽に滑らかにファイトができる。そのあたりも含めて今回のSコンパクトボディはすごい進化です。加えて、このコンパクトボディの中に、ついにINFINITYDRIVEがマイクロモジュールギアと一緒に搭載されました。 この2つのテクノロジーの相乗効果は絶大なものがあります。どんな釣りであっても不意に大型魚がヒットすることがあります。こうしたときに巻き上げのパワーがあることはとても重要。INFINITYDRIVEとマイクロモジュールギアの搭載は、アングラーが魚に対してより有利に戦うための大きなサポートになっていると思います。しかも、さすがマイクロモジュールギア、という感じで、巻き心地も滑らかなんです。
また、カウンター画面の傾斜角度が5度手前に傾きました。先行リリースされている300CTと同じなんですが、たかが5度、されど5度です。ジャークしているときやロッドを下に向けているときでも、しっかりカウンターを目で確認できます。少しロッドを上げてカウンターの数値をチェックするという煩わしい作業がなくなりました。
フォールレバーも進化しています。フォールレバー自体、操作しやすい形状で、ベストな位置にセットされています。締め上げてブレーキを増して、クラッチを入れて巻き出しても巻きが重くなりません。フォールスピ―ドの再現性はすごく上がっています。ライトジギング、スーパーライトジギング、レイクジギングではより攻め手が広がると思いますよ。
注目したいのは巻き上げ距離アラーム。オシアコンクエストCT200としては新機能。最初は正直いらないかな、と思っていたんですけど、いまでは本当にお気に入りの機能です。やはり中層を攻める釣り、ビワマスであったり、サクラマスであったり、タチウオといった魚を狙うときには頼りになります。音でジグが泳いでいるレンジを知らせてくれるので、レンジの把握以外のところに意識を持っていけます。この機能、ほんとに優れていますよね。
さらに、23オシアコンクエストと同様なんですが、1~3kgのドラグの調整範囲を拡げています。微調整が効くという感覚です。僕の場合、オシアコンクエストCT200のメインラインとしては0.8号のPEをよく使います。こうしたライトラインを使っているときに1~3kgの間で急にドラグ負荷が変化するとラインブレイクに繋がってしまうことがあります。こうしたリスクに対応するため微調整が可能になっています。ファイト中に魚を疲れさせるのも早いだろうし、ラインを出して走らせたいときは走らせられるし、 プレッシャーを掛けたいときも無理なくドラグ負荷を上げられる。すごくドラグ調整がやりやすくなっている点は注目だと思います。
新しいオシアコンクエストCT200は、本当にいろいろなところが進化していて、どんな釣りにも使いやすく仕上がっています。 レイクジギングからスーパーライトジギング、ライトジギングまで、このリール1台でいけると思います。とくにライトラインを使う釣りでは、ドラグの操作性だったり、巻き心地だったり、巻きのパワーが、これからの僕の釣りの大きな力になってくれると思いますね。
【オシアコンクエストCT 300:ジギング】
オシア コンクエストCTが生まれ変わって登場です。基本性能としては22オシアコンクエスト300シリーズを踏襲しているので、INFINITYDRIVE搭載による軽く滑らかな巻き心地を体感できます。感度もグッと向上している印象です。NEWフォールレバーも搭載されているので、より快適にフォールの釣りを展開できます。設定したレンジ内でのジグが泳いでいる水深を音で把握できる、巻き上げ距離アラーム搭載も嬉しい変更点。わざわざカウンターの数値を確認しなくても水深が分かるので釣りに集中できます。その分、鳥の動きを見たり、風の強さや向きなどを感じたりすることができますからね。
メカの部分の進化に加えて、アングラー的に最初に感じたのは「小さくなった」ですね。見た目ではっきり小さくなったことが分かると思います。実際に握ってみたらもっと分かる。パーミングする側のボディがセンター寄りに3mmコンパクト化されています。これまで以上に握りやすいし、力を入れやすい。握っていて疲れにくくなったと思いますよ。
すごく巻きやすくもなったのも特徴です。INFINITYDRIVE搭載などのメカニカルな部分の貢献も大きいですが、ハンドル形状の変更も大きいと思います。新しい300、301HG、300PGでは75mmハンドルに新型のT型ノブを採用しています。すごく使いやすくなりました。とくに新型のT型ノブには僕自身の使いやすさへのこだわりが詰まっていますから(笑)。つまむ、引っかける、握る、といった動作がよりやりやすいノブになっていると思います。
とくに親指の引っ掛かりと手の平への納まりといった要素が、前作と比べて格段によくなっていると思います。長時間にわたって大きい魚とファイトしても力が入りやすく、疲れにくくなっています。
実釣面でのとても嬉しい進化点が、カウンターの液晶画面がこれまでのCTモデルに比べて5度、手前に傾いたことです。簡単なことですけど、めちゃめちゃ見やすくなっています。いままではシャクりながら液晶画面を見ることは難しかったんですが、今回のはすごく見やすい。とてもありがたい改良点です。
新しいギア比の設定としてMGが仲間入りしたことにも注目ですね。ドテラでのタイラバに照準を合わせたギア比とのことですが、ジギングにおいても選択肢が増えたことは嬉しいですね。MGでしか反応しない、そんな効果的なシチュエーションがあるかもしれませんよ。
【オシアコンクエストCT 300:ジギング】
オシアコンクエストCTが6年振りにモデルチェンジ、さらに進化して登場しました。リールとしての基本的な構造、パーツは現行のオシアコンクエストと同じ。だから信頼性はとても高いです。剛性感が高いのでパワーロスがほとんど感じられないので、常にシャクリやアタリに集中できます。
従来のオシアコンクエストCTからの変更点としては、まずINFINITYDRIVEが搭載されたことが大きいですね。すでに搭載されていたマイクロモジュールギアとセットになったことで、より滑らかで軽い巻き上げを実現しています。従来モデルもかなり巻き上げが軽かったんですが、これほどまでに変わるのか、というくらい進化しています。圧倒的な巻き上げのトルクを感じることができるし、巻き心地がとにかく滑らか。リールのトルクだけでジグを上げられる。この滑らかさの進化はハンドルを回してみればはっきりわかります。強度もズバ抜けていると思います。
NEWフォールレバーも搭載されました。まずはレバーの形状に注目ですね。上部がいい感じに窪んでいて、指がちょうど収まりやすい。軽く引っかけて調整しやすい。非常に使いやすいですね。なによりもブレーキを強く掛けても巻きの重さが変わらないのが嬉しいですよね。
フォールレバーはいろいろな場面で使いますが、たとえばタチウオジギングなどでは必須の機能。タチウオジギングではフォールばかりでアタる、という状況が珍しくありません。とくに活性が高いときなどは、ヒラヒラ落としてしまうと切られたり、アタリが分かりにくかったりします。そんなときはフォールレバーでフォールスピードを調整しながら、ジグのアクションを変えていくことが有効。フォールスピードを調整するだけで、1日の釣果がだいぶ変わってくると思います。アンダーハンドでジグを少しキャストして使うときもブレーキをかけるとバックラッシュしにくくなりますよ。
カウンターの液晶画面にも変更があります。アングラー向きに少し傾きを増したので、フォール中であったり、シャクっているときであったりしても、いままでのモデルより見やすくなっています。パッと視線をズラすだけで確認できます。カウンターを見なくてもジグが泳いでいる水深を音で知らせてくれる、巻き上げ距離アラームが搭載されたのも進化点ですね。
これまでのコンクエストCTシリーズも全体的にコンパクトさが魅力なんですが、今回のモデルはさらに小さくなっていると思います。コンパクトになると何がいいかと言えば、やはり手の平に収まりやすくなることが第一。ロッドと一緒に握り込みやすくなり、しっかりホールドできます。巻いているときにブレにくく、安心して巻くことができます。軽い力で握り込めて誘いが掛けられるし、操作性も高くて小技も利かせやすいですね。
新しいハンドルノブにも注目です。ギア比のバリエーションにはHG、MG、PGがありますが、HG、PGにはT型ハンドルノブが採用されています。コンパクトかつガッチリ握り込むことができるので力を入れやすく、潮が速いときでもヒットした魚をガンガン巻き上げてくることができます。ヒットしてから魚が喰いあがってきたときなども、ガンガン巻いて巻きアワセしやすいですね。
カウンター付きリールは僕にとって欠かせない存在。とくに中層を釣る釣りでは絶対に必要です。たとえばタチウオジギングなどでは群れの濃い反応のところをダイレクトに攻めたい。もしくは反応が濃いところで細かくジグを操作したい。そうしたときに水深が分かりやすいカウンターがついていると、「そろそろ反応があるところにジグが到達する」ってところでアクションを変えやすい。バイトを誘発したり、バイトに備えたりすることができます。結果的に釣果もアップすると思います。近海のジギングはオシアコンクエストCTで決まりだな、って感じですね。
【オシアコンクエストCT 200:鯛ラバ】
オシアコンクエストCTに待望の200番が追加されました。新たに設定されたMGモデルは、HGに迫る感度とPGに近い巻きの力強さを兼ね備えています。浅い水深から深い水深まで幅広く対応できる一台です。
インフィニティドライブの搭載により、巻きの軽さと感度が大幅に向上しました。鯛ラバでは巻きが命であり、魚の追尾や潮の変わり目、アタリを感じながら釣ることが重要です。マイクロモジュールギアとの相乗効果で、スムーズでシルキーな巻き心地を実現しています。
ハンドルは55mmのダブルハンドルで、ノブはEVA製から樹脂製のパドルタイプに変更され、より繊細な巻きを楽しめます。ブレーキを掛けても巻きが重くならないNEWフォールレバーも搭載されており、潮が動かないときの最終手段として活用できます。底にいるマダイにゆっくりしたフォールスピードでアプローチするなど、頼れるテクニックとして使えます。
巻上距離アラームは、中層を釣る際に非常に便利です。音で鯛ラバが泳いでいるレンジを教えてくれるため、僕にとっては欠かせない機能です。
リール本体も全体的にコンパクトになり、パーミング性も向上しました。カウンターも角度が調整され、より見やすくなっています。前作ではデジタル表記の下部分が見にくかったのですが、今回のデジタルカウンターはアングラーがカウンターを覗き込まなくても見えるようになりました。
200番と300番の使い分けも紹介しましょう。明石、広島、松山といった瀬戸内海の各エリアの中でも少し水深が深く、潮流の速いところで200番が使いやすいです。これらの地域では、ビッグベイトと呼ばれる厚みのあるネクタイを使い、潮が速く深いところを攻めて大型のマダイを引きずり出す釣りが流行しています。パワーがありながらも丁寧に巻けるオシアコンクエストCT200のMGモデルは最適です。
瀬戸内海の明石や高松エリアでは、ギア比として200番のPGが一番人気です。PGモデルは楽に巻け、密に巻け、細かく探れる点が大きな利点です。しかし、PGを使っていて回収が遅く感じる、水中の情報が取りにくいと感じる方には、ぜひMGモデルを試してみてください。重い鯛ラバを必要とせず、ドテラの流しでもそれほど流れない玄界灘でも使いやすいです。
300番は主に日本海、福井や新潟といったフィールドのディープドテラで活躍します。鯛ラバの重さが150g以上、最大で250gまで使用し、300m以上のラインを出すことも珍しくないフィールドです。感度と巻きの強さを兼ね備えた300番は必須のサイズです。200番と300番、2つのサイズのオシアコンクエストCTを使い分けることで、全国各地のパワフルな鯛ラバゲームをこれまで以上に楽しんでいただけます。
【オシアコンクエストCT 300:鯛ラバ】
ディープドテラ鯛ラバを制するオシアコンクエストCT 300MG。ギア比5.5のMGは、福井や新潟などの日本海がメインフィールドとなる日本海での使用を想定しています。鯛ラバの重さは150g以上、マックスは250gまで使用します。300m以上のラインを出すことも珍しくはなく、巻きの強さも備えた300番は必須のサイズとなります。
私はこれまでHGを使うことが多かったのですが、鯛ラバの重さが250gで逆風、水深100m以上という条件では巻きが非常に重くなります。時には魚が付いているのではないかと疑うほどです。そこで、楽に巻けるPGのリールを使用することが解決策となりますが、300m以上も糸が出ていたら回収が大変です。
PGでは巻き感度が物足りず、HGでは巻きが重くなり感度が出ません。そこでMGの開発がスタートし、今回オシアコンクエストCTに搭載されました。オシアコンクエストCT 300MGは、PGに近い巻きトルクとHGに近い巻き感度を両立しています。
MGモデルは丸型のラウンドノブを採用し、指先で摘む感覚で多くの情報を得やすくしています。ハンドルは他のモデルより短く70mmで、安定した巻きを実現しています。新しいドラグの性能も見逃せません。例えば、瀬戸内海のバーチカル鯛ラバのドラグ設定値は600〜800gの人が多いと思います。しかし、この設定値で効きやすいドラグにすると、負荷がさらに掛かった場合に調整が難しくなります。そこで、オシアコンクエストCTでは1〜2kgの範囲で細かいピッチ調整ができるようになりました。この範囲なら、ワンクリックで急にドラグ力が変わることはありません。これまでの鯛ラバ用リールは1kgを超えるとワンクリックの変化が大きかったのですが、これでフィールドや自分のスタイルに合った設定が可能になります。最近は細軸のハリが流行るなど、ハリも多様化しています。細かなドラグ調整でお好みのハリをフォローできると思います。
カウンターも見やすくなり、ティップを下げてロッドを構えるときでも数値が見やすくなりました。フォールレバーも最新版が搭載され、フォールテンションをかけても巻き上げが重くならないので、積極的にフォールの誘いを仕掛けられます。
ボディがコンパクトになり、パーミング性能も向上。カラーも一新され、メカニカルでかっこいいデザインです。この重厚で飽きのこないデザインは、所有する喜びを感じさせます。
操作のしやすさと巻き感度が向上。新形状&新機構NEWフォールレバー。
NEWフォールレバーはフィット感の向上を期して上面にくぼみを持たせた新形状を採用。必要に応じて瞬時に、繊細な調整が可能となるなど操作性が向上するとともに、内部にはワンウェイローラーベアリングを搭載して巻きの軽さを維持。フォールテンションをかけた状態でも軽やかな巻き感を損なわない。
耐久性の高さで定評のあるシマノのクラッチ。ピニオンギアに特殊表面処理を施すことで耐久性、対塩性をさらに向上。クラッチの信頼性はいっそう強固なものとなっている。真に使い込めるリールを目指す設計思想がここにも生きている。
主要パーツはもちろんのこと、ワッシャをはじめとした内部パーツの一つひとつにもタフネスを追求。細部にまで高剛性・耐食性に優れるステンレス素材を採用した完全オフショア仕様で、安心かつ信頼のファイトを約束する。
金属加工技術を生かして真に使い込める製品を作るシマノの設計思想。
過酷な状況でも安心して使い続けられる堅牢性。感性を刺激する精緻な巻きごこちと確かな操作感。そして、想像を超える巻き上げ力。釣り人の真に使い込めるリールを愚直に追い求めることで、その営みがHAGANEギアやHAGANEボディを生み出しシマノの信念となる。全ては、釣り人のために。
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小型精密ギアが密にかみ合う新型駆動システム。
超小型精密ギアと精巧なボディハウジングにより、かつて体験したことのない"シルキー"な巻きごこちを実現。従来ギアとの振動比較においても振動レベルは半分以下(当社比)、またかみ合う歯数が増えたことにより従来ギアを凌ぐ強度も確保。滑らかなフィーリングと強さを両立したシマノ独自のギアシステムです。
軽量で剛性の高いアルミニウムやマグネシウムなどの金属を使うことで、リールのたわみや歪み、ネジレをしっかりと抑制。繊細なギアの噛み合わせを守り、スムーズなリーリングを可能にする。
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回転抵抗を劇的に低減。発想の転換で不可能に挑むインフィニティドライブ。
より力強く、軽い巻き上げを実現するためにシマノが開発した新機構。ピニオンギアを支える二つのグリスベアリングのうち、回転抵抗の大きいスプール側のベアリング。これで支持せず、ピニオンギアの内側からスプールの軸で支持する構造に一新。さらにギアの支持距離・肉厚など徹底して最適化を図り、高い支持剛性も両立。ギア強度を落とすことなく、ギア部の回転抵抗を大幅に低減しました。
難攻不落の防水システム。
防水壁と特殊撥水グリスを併用することでドライブギア軸スプール側ベアリングへの水の浸入を強固にガード。
制御することが困難だったフォールスピードを容易、かつ正確に制御できる。中層では高速、ボトム付近では低速など、より戦略的な釣りが可能。フィット感にこだわったレバー形状でスムーズな操作性を実現しました。
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パーミング側をハンドル側より小径にすることにより、ワンサイズ小さいと錯覚するほどの持ちごこちを実現。パーミング性の向上をもたらしました。
魚とのファイト中、軽やかな「エキサイティングドラグサウンド」が至福のゲームを演出します。
特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅にアップしました。S A-RBはさらに側面を防錆素材でシーリングし、ベアリング内部での塩分再結晶化による塩ガミを大幅に減少させています。
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品番 |
ギア比 |
最大ドラグ力(Kg) |
自重(g) |
スプール 径(mm)/幅(mm) |
糸巻量PE(号-m) |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長さ(mm) |
ベアリング数BB/ローラ― |
夢屋ハンドルノブタイプ |
夢屋ハンドルタイプ |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
200PG RIGHT | 4.8 | 8 | 300 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 57 | 51 | 11/2 | A | BH-1 |
72,000円 |
047663 | 4969363047663 | * |
201PG LEFT | 4.8 | 8 | 300 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 57 | 51 | 11/2 | A | BH-1 |
72,000円 |
047670 | 4969363047670 | * |
200MG RIGHT | 5.5 | 7.5 | 300 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 66 | 55 | 11/2 | A | BH-1 |
72,000円 |
047687 | 4969363047687 | * |
201MG LEFT | 5.5 | 7.5 | 300 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 66 | 55 | 11/2 | A | BH-1 |
72,000円 |
047694 | 4969363047694 | * |
200HG RIGHT | 6.5 | 7 | 315 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 78 | 65 | 9/2 | B | BH-1 |
72,000円 |
047700 | 4969363047700 | * |
201HG LEFT | 6.5 | 7 | 315 | 38/18.8 | 1.0-400, 1.5-260, 2.0-200 | 78 | 65 | 9/2 | B | BH-1 |
72,000円 |
047717 | 4969363047717 | * |
300PG RIGHT | 4.8 | 8 | 395 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 65 | 75 | 9/2 | B | BH-2, 4, 5 |
73,000円 |
046680 | 4969363046680 | * |
300MG RIGHT | 5.5 | 8 | 385 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 74 | 70 | 9/2 | B | BH-2, 4, 5 |
73,000円 |
046697 | 4969363046697 | * |
301MG LEFT | 5.5 | 8 | 385 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 74 | 70 | 9/2 | B | BH-2, 4, 5 |
73,000円 |
046703 | 4969363046703 | * |
300HG RIGHT | 6.2 | 7.5 | 395 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 84 | 75 | 9/2 | B | BH-2, 4, 5 |
73,000円 |
046710 | 4969363046710 | * |
301HG LEFT | 6.2 | 7.5 | 395 | 43/22 | 1.5-500, 2-380, 3-250 | 84 | 75 | 9/2 | B | BH-2, 4, 5 |
73,000円 |
046727 | 4969363046727 | * |
注記 ※オシアコンクエストCTは全機種PEライン専用です。
※スプール糸巻き部の溝は、それぞれ1/3、2/3を表しています。
※この製品は電磁波を発生させる製品であり、各国の規制法令や技術認証制度の適用対象となり得ます。日本国外に対する販売は処罰の対象となるおそれがあります。転売行為はおやめください。