SHIMANO

Concept movie

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STELLA SW

タックルインプレッション

SCROLL

「ラインローラーまで防水仕様になって文句のつけようがない。GTゲームの可能性を広げてくれるリールだね」

福井 健三郎KENZABURO FUKUI

今回はNEWステラSWの14000番を使ってヒラマサキャスティングをやってみたんだけど、ヒラマサという魚は引きが強烈だよね。
同じサイズのGTともまた違って、スピードとか、ドラグを引き出す瞬発力を強く感じました。ステラSWの凄さは今までのモデルでも十分に実感していたつもりだけど、普段やらないヒラマサにチャレンジしたことで、さらにその凄さを知ることができたって感じですね。

僕はリールで最も重視するのは耐久性。前のモデルも耐久性は高くて、十分満足してたんだけど、今度のステラSWはラインローラーにも防水機構を入れてあるんだよね。一回や二回使ったぐらいじゃ違いはわからないけど、開発者によると、ラインローラーの耐久性が大幅に上がっているみたいなので、半年、一年使って何ともなかったら、もう注文をつけるところがなくなっちゃう。ホントにそのぐらい頑丈ですよ。もちろん回転の滑らかさとか剛性は今まで通りだし、インフィニティドライブのおかげで巻き上げパワーは今までより上がっているんだから言うことないよね。

ヒラマサとファイトしてみてとくに感じたのはドラグの安定感。ステラSWのドラグ性能はGTゲームでもずっと信頼してますけど、今回のステラSWはさらにその上をいくんじゃないかな。ヒートシンクドラグを採用してスプールやラインが熱を持ちにくくなったのも嬉しいよね。GTはそんなに走る魚じゃないけど、ラインが熱を持たないに越したことはない。それは絶対だから、長い目で見ればラインの劣化を防ぐ効果は必ずあると思います。

さらに、今回8000番は専用のコンパクトローターになり、回転ムラとブレがなく、かなり扱いやすくなってるね。前モデルの8000番とはまったく別物だね。僕はPE6号の時は14000番、4号、3号の時は8000番でGTをやってますが、この軽量8000番をGTに使用して、どれだけ凄い釣りができるのか楽しみでしょうがない。新しいステラSWの登場で、GTゲームの可能性はさらに広がっていくと思いますよ。

「軽さ、巻き上げ力、ドラグ性能がさらにアップ。限界を超えて大物とやり取りできるリールです」

鈴木 斉HITOSHI SUZUKI

ジギングでは8000HGと8000PGを使っていますが、まず感じたのは軽い!ということ。リール単体の重量が軽くなっただけでなく、ローターが専用設計で一回り小さくなり、全体のタックルバランスも軽くなったため、ロッドにセットした時の軽快さがまったく違う。これは手にした瞬間に実感できると思います。では軽くなった分パワーが落ちたのかというとその逆で、インフィニティドライブを搭載したおかげでダイレクト感はさらに増した印象。そのため引き抵抗の強い場面でも楽に、強くシャクることが可能です。もちろん、魚がヒットした後もグリグリ巻けます。ハンドルが従来より2mm内側に寄ったことも、全体のバランスや巻きやすさに直結していますね。

14000XGはキャスティングで使用していますが、これも想像以上にパワフルで驚きました。僕はヒラマサゲームに使うことが多いのですが、ヒット後の魚の走りをかわす根際の攻防で、いままではロッドで魚の顔をこちらに向けてからリールで巻くという順序だったのが、リールだけで対抗できる。その強さは魚のサイズ感にズレを生じることがあるほど。魚の大きさを一回り小さく感じてしまうほどやり取りが楽ということです。この巻き上げ力があれば、シャローのヒラマサゲームでも大物を獲れる確率はかなり高くなるでしょう。巻き上げのダイレクト感と、魚が走ってテンションが掛かった状態での巻きやすさは、間違いなくインフィニティドライブの効果ですね。

そしてもう一つ僕が気に入っているのは、ドラグノブがつまみやすくなったこと。小さなことのようですが、これはとても重要なポイント。ラインが切れなくても、皮一枚のフッキングで魚の口が切れることもありますから、引きの強さに応じたテンションの微調整は必須なんです。その際、ファイト中でもサッとつまんで臨機応変に対処できることは、大物狙いの大きな武器になります。今度のステラSWはヒートシンクドラグ機構の採用で熱に対するラインの耐久性も上がっているので、これまでの限界を超えたところで大物と勝負してみたいですね。