2021/09/25
コラム
海上釣堀とは
海上釣堀ってどんなところだろう?簡単に言うと、イカダと網が取り囲むイケスの中に入っている魚を釣ることができる有料の釣り施設。管理されたイケスの中には大型魚や高級魚など、魅力的な魚が放流されており、気軽に釣りが愉しめるうえ、高確率で本命をゲットすることができる。イカダの上は足場がよく、揺れも少ないので、子供から大人まで、性別を問わず愉しむことが可能。ファミリーや釣りが初めてという方でも、チャレンジしやすいのが魅力といえる。
誰でも気軽に、安全に、釣ってうれしい魚と出会える、それが海上釣り堀だ!
海上釣堀の魅力
マダイやハマチなどの大物を釣りたいと思っても、身近な釣り場ではかなり難しいのが現実だ。シーズンやエリアも限定され、回遊の状況などにも左右される。魚影の濃い釣り場へ遠征する必要があったり、船や磯からの釣りになることも多く、いつも釣れるとは限らない。そんなターゲットが、誰でも気軽に、安全に狙えて、高確率で釣れるのは海上釣堀の大きな魅力だ。
時期にもよるが、カンパチやヒラマサ、シマアジなど、海上釣堀のイケスの中には実にさまざまなターゲットが放流されている。普通のフィールドでは、ひとつの釣り場でおいしい魚、大型魚が複数狙えるシチュエーションに出会えるケースはほとんどない。タイやヒラメが乱舞する竜宮城とも言えそうな夢のような場所で釣りができるのは海上釣堀ならではだ。
とはいえ、海上にある施設で相手は生き物。潮の流れや水温、気候などの影響も受けるし、簡単には喰いついてくれないこともある。安定して好釣果を手にするには知識や技術も必要となる側面もあり、自然のフィールドで狙うのとは違ったゲーム性の高さも備えている。お手軽だけではない、そんな奥の深さも魅力のひとつであり、常連客で賑わう理由と言えるだろう。
釣堀の種類
海上釣堀はイカダ(イケス)が設置されている場所によってタイプが異なる。実際に釣りをするイカダまで渡船を利用するタイプ、陸地から桟橋を歩いてイカダまで行くタイプがある。
渡船を利用する場合は、出船時間が決まっているケースが多く、基本的にはその時間に遅れないように準備する必要がある。イケスの数が少ない小規模の釣堀で貸切の場合などは、希望する時間に渡してもらえるケースもあるので事前に確認しておこう。
歩いて渡れる場合は、イケスと陸地とを行き来することができるので、遅い時間からの入釣、早上がりが可能な釣堀が多い。時間的に制約があって、時間いっぱい釣りができないようなら、こちらのタイプを選択するもの手だ。
上記の2タイプが多いが、海水が流入する池を利用した釣堀や陸上に作られたプールをイケスにした釣堀もある。なかには大きな池自体がイケスとなった釣堀もあり、一般的な海上釣堀とは違った愉しみ方もできる。
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