Q.6フィート6インチという長さは外房の特徴に合わせている、ということですね。
ジグの動かしやすさ、キャストのしやすさ、ということから長めの6フィート6インチというレングスが使いやすいんです。ドテラで流していても、長さがあるので格段に使いやすくなりました。(山口徹氏)外房エリアのジギング船は大型が多く、水面から高さがある釣り座で釣ることが多いのが特徴です。こうした釣り座では6フィート6インチという長さはとても重宝すると思います。アンダーハンドでもキャストしやすいし、長さがある分しっかりジグを動かせるし、魚を掛けてからのコントロールもしやすいですね。長くはなっていますが、ティップは絶妙なソフトティップでジグのタイミングを掴みやすく、これまでのモデルと同じように操作しやすいです。そして曲げ込めば従来品よりバットが強くなっているので、かなり張りが強くなっているので、これまで以上にしっかりジグを動かすことができると思います。(山口智絵氏)
Q.長さ以外ではどのような特徴があるロッドなんでしょうか?
長時間振り続けるのが外房のヒラマサジギングです。そのためバスロッドのように軽快に使えるロッドがほしいとリクエストしました。細くて、強くて、張りがあって、なおかつ軽い。ジグをキャストしても扱いやすい、そんなロッドです。昨今はしなやかなで、軟らかいロッドを使ったジギングスタイルが人気の地域もありますが、外房のように浅い海域でしっかりジグを動かしてアピールするには張りがあるロッドが必要ですね。(山口徹氏)
張りがあって、軽くて疲れにくい。ジグをしっかり動かすことができる操作性も高いロッドです。外房スペシャルと言っても過言ではない仕上がりだと思います。しなやかで軟らかいロッドに比べると疲れるのでは、と思われるかも知れませんが、実はまったく逆。少しの力、入力でジグを動かすことができるからです。1日振っていても疲れにくいので、女性の方にもおすすめできるロッドですよ。(山口智絵氏)
Q.これまでの6フィートモデルとの使い分けは?
いままでの6フィートモデルでも浅場の釣りは可能ですが、今後、使い分けていくことを考えるなら、50m、60mといった水深のポイントでバーチカルに釣るようなときには6フィートが合う思います。シャローエリアでは6フィート6インチがおすすめ。しっかりキャストして横方向に引きながら小気味よくジグを動かす、そんなイメージで使うと気持ちがいいですよ。(山口徹氏)
Q.3つのアイテムはどのように使い分けますか?
私は本当に張りが強いロッドが好きなので、今回のラインナップのなかでも一番硬いS66-4がメインロッドになります。ただ、ベイトが小さいときや、4m、5mといった超シャローエリアで釣る場合には小型のジグが有効になります。そういった状況ではS66-2やS66-3を使います。(山口智絵氏)
僕の場合はジグウェイトで使い分けています。たとえば2番であれば80g、100g。あとは水深、潮流の速さ、波の高低といった要素を考慮して、しっかりジグを動かすことができる番手を選んでいく、というのが基本です。魚が小さいときに低番手を使う、という使い方もありですね。(山口徹氏)