LⅡの21は苦手意識のある人にこそ使ってほしい
長竿の苦手意識を克服するには練習による慣れが最も近道なのですが『飛天弓 閃光LⅡ』は、その道を加速させてくれるといえるでしょう。
チョウチン釣りはいいとして、沖打ちの振り込みが難しいと感じた人に『飛天弓 閃光LⅡ』を試してもらいたいですね。長竿か・・・と力まないで、気軽に振れる竿なのです。従来は、もう継ぐ前から「21、長い、重い」という先入観があり、さらに風の抵抗を受けると力んでしまうのでしょう。そこで21を振ったことない人に『飛天弓 閃光LⅡ 21』を振ってもらいたいのです。長尺デビューの竿として、21チョウチンからスタートできたら、きっと長竿の面白さに気づいてもらえるはずです。いつかどこかで、みなさんと一緒に『飛天弓 閃光』を並べたいですね。
西田の代名詞「30」の釣りとは
30の釣り(9m)は、まだまだ特殊な釣りです。その水深を狙うシチュエーションが限られていることも理由でしょう。9mの長さになると21(6.3m)との差は3m近いもので、こうなると21とは別世界。そうは言いながらも、ひと頃の30よりは竿の進化で釣りやすくなりました。
問題は、風の抵抗です。3m分の抵抗を受ける訳で、それを『スパイラルXコア』と『ハイパワーXティップ』によって緩和させ、かなり振り込み精度が上がったように思います。このX構造でもたらされる、水切れのよさ、持ち重りの緩和は相当なものです。
バットが太くなれば握りが太くなってギュッと握れ、さらにスパイラルXコア+ハイパワーXティップでエサの位置が分かりやすい。この相乗効果で『飛天弓 閃光LⅡ 30』は、9mという長さから生じるウエイト感を気にせず振り込める製品に仕上がっています。
長竿を持って舟に乗ろう
長竿への苦手意識は、面白いへらぶな釣りの世界を狭めてしまいます。管理釣り場の桟橋や、釣り堀の釣り座で8~9尺の釣りしかしたことがない人は、舟で漕ぎ出してポイントに着けて楽しむダイナミックさを知ることが難しいでしょう。
舟を漕ぐこと、ロープ着け、水棹着け、陸着けという「野釣り入門者にとっての高いハードル」に「長竿の扱いにくさ」も入るのかなと懸念していました。
そのうちの「長竿の扱いにくさ」問題だけは『飛天弓シリーズ』が解決したように思います。