フォールレバーが付いたことでスロー系ジギングの技はさらに広がりました。たとえば竿を送り込むだけのフォールだと落とせる幅は決まってしまいますが、フォールレバーを使うことによって長い距離を、コントロールしながらフォールできる。適度なテンションを掛けられるため、クラッチオフの状態でもアクションをつけてジグを落とすことが可能なんです。従来はそのテンションを保つためにいちいちブレーキを調整していましたが、それをレバーの微調整でより楽に、確実にできるようになったのは大きな進化ですね。
また、一定のドラグ設定では対処できない大物に対して、指ドラグで魚を止めるテクニックは不可欠ですが、そんな場面で頼りになるのがドラグの信頼性。オシアジガーのドラグはテンションが変化するシーンでもしっかりと機能してくれるため、安心して魚を止められます。32kgのカンパチを獲ったときも、この方法で強い引きを制することができました。